9.1.1 esfadm tierpolicy import(階層化ポリシーインポートコマンド)

名前

esfadm tierpolicy import －階層化ポリシーの移行

形式

esfadm tierpolicy import -all

コマンドパス

Windows環境

$INS_DIR\Common\bin\esfadm tierpolicy import -all

($INS_DIRは、新環境でETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。)

Solaris環境、Linux環境

/opt/FJSVesfcm/bin/esfadm tierpolicy import -all

機能説明

本製品に階層化ポリシーの移行を依頼します。コマンドの実行には、OSの管理者権限が必要です。

オペランド

import: 別環境の階層化ポリシーを移行します。

オプション

importオペランドのオプション

-all: 別環境のすべての階層化ポリシーを移行します。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用例

Windows環境

> C:\ETERNUS_SF\Common\bin\esfadm tierpolicy import -all
esfadm00000 The command ended normally.

Solaris環境、Linux環境

# /opt/FJSVesfcm/bin/esfadm tierpolicy import -all
esfadm00000 The command ended normally.

注意事項

本コマンドを実行する前に、ETERNUS SF Storage Cruiser Optimizationオプションライセンスを登録してください。
登録していない場合、コマンドの実行は開始されますが、階層化ポリシーの移行がエラー終了します。
以下が起動していることを確認してください。起動していない場合は、階層化ポリシーを移行できません。
- Windows環境
  - ETERNUS SFシステムのサービス
    起動していない場合、コマンドの実行は受け付けられません。
    Webコンソールにログインできることを確認し、Webコンソールのイベントログ画面でesccs10000メッセージが出力されていることを確認してください。
  - ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Optionサービス
    起動していない場合、コマンドの実行は開始されますが、階層化ポリシーの移行がエラー終了します。
    Windowsの「サービス」画面を開き、サービスの状態が『開始』になっていることを確認してください。
- Solaris環境、Linux環境
  - ETERNUS SFシステムのデーモン
    起動していない場合、コマンドの実行は受け付けられません。
    Webコンソールにログインできることを確認し、Webコンソールのイベントログ画面でesccs10000メッセージが出力されていることを確認してください。
  - ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Optionデーモン
    起動していない場合、コマンドの実行は開始されますが、階層化ポリシーの移行がエラー終了します。
    以下のコマンドを実行して、プロセスが存在するか確認してください。
```
# /bin/ps -ef | grep FJSVssast | grep -v grep
```
本コマンドを同時に実行することはできません。コマンドの実行が完了したことを確認したあと、再実行してください。
階層化ポリシーの移行結果は、Webコンソールの操作履歴に出力されます。Webコンソールにログインし、操作履歴を確認してください。移行に失敗している場合は、操作履歴に出力されているメッセージの処置を実施してください。