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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.0 運用ガイド Optimization機能編
FUJITSU Storage

3.5.6 サブプールの容量拡張

Tierプールを構成するサブプールの容量は、拡張可能です。

サブプール容量拡張に指定できる項目は以下のとおりです。

Tierプールの基本設定項目

項目名

指定

説明

担当CMを追加する

任意

Tierプールの担当CMの指定です。

Tierプールを作成した際に担当CMを指定した場合だけ、担当CMを追加できます。

ディスク選択

任意

サブプールを構成するディスクの選択方法です。自動選択(Auto)と手動選択(Manual)があります。

ストレージ装置がETERNUS DX80 S2/DX90 S2、ETERNUS DX400 S2 series、ETERNUSDX8000 S2 seriesの場合、自動選択(Auto)を指定するには、V10L50以降のファームウェアが必要です。

サブプールの設定項目

項目名

指定

説明

FTSP名

必須

容量を拡張するサブプールの名称です。

操作対象のサブプール名がデフォルト表示されますが、サブプール名は変更可能です。変更するときは、ストレージ装置内で一意となる名前を指定する必要があります。

必要最低容量

必須

サブプールとして最小限必要な容量(拡張後のサブプール容量)です。

Tierプールの基本設定項目」の[ディスク選択]で自動選択(Auto)を指定した場合に、本項目の指定が必須です。

ディスク

必須

サブプールを構成するRAIDグループのディスクです。
RAIDグループの信頼性によって、必要なディスク数が異なります。

Tierプールの基本設定項目」の[ディスク選択]で手動選択(Manual)を指定した場合に、本項目の指定が必須です。

CMを指定する

任意

サブプールを構成するRAIDグループの担当CMの指定です。

サブプールの容量拡張方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールのサブプール容量拡張」を参照してください。

注意

サブプールの容量拡張を行うと、サブプール内でデータの偏りが発生し、アクセス性能に差が出ることがあります。データの偏りを解消するには、ETERNUS Web GUIまたはETERNUS CLIでFlexible Tier Pool平準化を実施してください。Flexible Tier Pool平準化の開始方法は、ETERNUS Web GUIのオンラインヘルプを参照してください。

Flexible Tier Pool平準化は、対象Tierプールに対するストレージ自動階層制御を停止してから実施してください。ストレージ自動階層制御の動作中にFlexible Tier Pool平準化を行うと、ストレージ自動階層制御が正しく動作しないことがあります。Tierプールのストレージ自動階層制御の停止方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールに対するストレージ自動階層制御の開始/停止」を参照してください。