Tierプールを構成するサブプールの容量は、拡張可能です。
サブプール容量拡張に指定できる項目は以下のとおりです。
項目名 | 指定 | 説明 |
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担当CMを追加する | 任意 | Tierプールの担当CMの指定です。 Tierプールを作成した際に担当CMを指定した場合だけ、担当CMを追加できます。 |
ディスク選択 | 任意 | サブプールを構成するディスクの選択方法です。自動選択(Auto)と手動選択(Manual)があります。 ストレージ装置がETERNUS DX80 S2/DX90 S2、ETERNUS DX400 S2 series、ETERNUSDX8000 S2 seriesの場合、自動選択(Auto)を指定するには、V10L50以降のファームウェアが必要です。 |
項目名 | 指定 | 説明 |
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FTSP名 | 必須 | 容量を拡張するサブプールの名称です。 操作対象のサブプール名がデフォルト表示されますが、サブプール名は変更可能です。変更するときは、ストレージ装置内で一意となる名前を指定する必要があります。 |
必要最低容量 | 必須 | サブプールとして最小限必要な容量(拡張後のサブプール容量)です。 「Tierプールの基本設定項目」の[ディスク選択]で自動選択(Auto)を指定した場合に、本項目の指定が必須です。 |
ディスク | 必須 | サブプールを構成するRAIDグループのディスクです。 「Tierプールの基本設定項目」の[ディスク選択]で手動選択(Manual)を指定した場合に、本項目の指定が必須です。 |
CMを指定する | 任意 | サブプールを構成するRAIDグループの担当CMの指定です。 |
サブプールの容量拡張方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールのサブプール容量拡張」を参照してください。
注意
サブプールの容量拡張を行うと、サブプール内でデータの偏りが発生し、アクセス性能に差が出ることがあります。データの偏りを解消するには、ETERNUS Web GUIまたはETERNUS CLIでFlexible Tier Pool平準化を実施してください。Flexible Tier Pool平準化の開始方法は、ETERNUS Web GUIのオンラインヘルプを参照してください。
Flexible Tier Pool平準化は、対象Tierプールに対するストレージ自動階層制御を停止してから実施してください。ストレージ自動階層制御の動作中にFlexible Tier Pool平準化を行うと、ストレージ自動階層制御が正しく動作しないことがあります。Tierプールのストレージ自動階層制御の停止方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールに対するストレージ自動階層制御の開始/停止」を参照してください。