クラスタ運用をしている場合のバージョンアップインストール手順について説明します。
Solaris/Linux版AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleのバージョンアップインストールを実施する前に、行っておくべき作業について説明します。
ポイント
バージョンアップインストールを行う前に、以下をバックアップすることを推奨します。
バックアップを採取しておくと、バージョンアップインストール中に異常が発生した場合にバックアップから復元(リストア)することで、バージョンアップインストール前の状態に戻すことができます。
システム(プライマリノードとセカンダリノード)
AdvancedCopy Manager CCMの共有データ用共有ディスク
作業を行うサーバにログインします。ログイン後の操作は、root(スーパーユーザー)で実施してください。
セカンダリノードでバージョンアップインストールを行うサーバのディスクに、バージョンアップインストールに必要な容量(100MB)が空いているか確認してください。
バージョンアップインストールに必要な容量が空いていない状態でバージョンアップインストールを実行した場合、以下のメッセージが出力され、インストールがエラー終了します。インストールに必要な空き容量を確保してから、バージョンアップインストールを再実行してください。
出力メッセージ(インストール先ディレクトリが/optの場合):
ERROR:Disk /opt has an insufficient free space. Please execute it again after increasing the disk area.
セカンダリノードで、CCMサーバ業務が停止していることを確認します。
CCMサーバ業務が停止していない場合は、セカンダリノードでAdvancedCopy Manager CCMが属する業務を停止します。停止手順は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。
セカンダリノードで、CCMサーバ業務の起動停止スクリプトを退避します。
プライマリノードでバージョンアップインストールを行うサーバのディスクに、バージョンアップインストールに必要な容量(100MB)が空いているか確認してください。
バージョンアップインストールに必要な容量が空いていない状態でバージョンアップインストールを実行した場合、以下のメッセージが出力され、インストールがエラー終了します。インストールに必要な空き容量を確保してから、バージョンアップインストールを再実行してください。
出力メッセージ(インストール先ディレクトリが/optの場合):
ERROR:Disk /opt has an insufficient free space. Please execute it again after increasing the disk area.
プライマリノードで、CCMサーバ業務を停止します。
停止手順は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。
ただし、AdvancedCopy Manager CCMの共有データ用共有ディスクはマウントした状態にします。
プライマリノードで、CCMサーバ業務の起動停止スクリプトを退避します。
「C.8 AdvancedCopy Manager Copy Control Module 16.xのマネージャー機能のバージョンアップインストール手順(Solaris版、Linux版)」を参照して、バージョンアップインストールを実施してください。
AdvancedCopy Manager CCMの共有データ用共有ディスクをアンマウントします。
ポイント
バージョンアップインストールが異常終了した場合は、バージョンアップインストールに失敗する原因を取り除いたあと、インストールシェルの実行から再実行してください。
AdvancedCopy Manager CCMの共有データ用共有ディスクをマウントします。
「C.8 AdvancedCopy Manager Copy Control Module 16.xのマネージャー機能のバージョンアップインストール手順(Solaris版、Linux版)」を参照して、バージョンアップインストールを実施してください。
AdvancedCopy Manager CCMの共有データ用共有ディスクをアンマウントします。
ポイント
バージョンアップインストールが異常終了した場合は、バージョンアップインストールに失敗する原因を取り除いたあと、インストールシェルの実行から再実行してください。
プライマリノードのバージョンアップインストール後に、「10.7.2.1 バージョンアップインストール前の作業」で退避した、CCMサーバ業務用の起動停止スクリプトを復元します。
AdvancedCopy Manager CCMの共有データ用共有ディスクはマウントした状態にします。
セカンダリノードのバージョンアップインストール後に、「10.7.2.1 バージョンアップインストール前の作業」で退避した、CCMサーバ業務用の起動停止スクリプトを復元します。
プライマリノードで、AdvancedCopy Manager CCMが属する業務を起動します。
起動手順は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。
なお、セカンダリノードでは、CCMサーバ業務が停止していることを確認してください。
停止していない場合は、CCMサーバ業務を停止します。停止手順は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。