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ETERNUS SF Express 16.1 / Storage Cruiser 16.1 / AdvancedCopy Manager 16.1 移行ガイド
FUJITSU Storage

10.4.2 クラスタ環境の場合のバージョンアップインストール

クラスタ運用をしている場合のバージョンアップインストール手順について説明します。

10.4.2.1 バージョンアップインストール前の作業

AdvancedCopy Managerエージェントのバージョンアップインストールを実施する前に、行っておくべき作業について説明します。

ポイント

バージョンアップインストールを行う前に、以下をバックアップすることを推奨します。
バックアップを採取しておくと、バージョンアップインストール中に異常が発生した場合にバックアップから復元(リストア)することで、バージョンアップインストール前の状態に戻すことができます。

  • システム(プライマリノードとセカンダリノード)

  • 管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスク

  1. 作業を行うサーバにログインします。ログイン後の操作は、root(スーパーユーザー)で実施してください。

  2. セカンダリノードで、管理対象サーバ業務が停止していることを確認します。

    管理対象サーバ業務が停止していない場合は、セカンダリノードで管理対象サーバ業務を停止します。
    停止方法は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。

    管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務のセカンダリノードで本手順を実施します。

  3. プライマリノードで、管理対象サーバ業務を停止します。

    使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照して、管理対象サーバ業務を停止します。
    ただし、管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスクはマウントした状態にします。

    管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務のプライマリノードで本手順を実施します。

  4. 以下のコマンドを実行して、すべてのノードのローカル業務を停止します。

    # /opt/swstorage/bin/stopacm
  5. すべてのノードで旧バージョンレベルをバックアップします。

    バージョンアップインストールに失敗した時のリカバリ用に、旧バージョンレベルのAdvancedCopy Managerエージェントの運用環境をバックアップします。

    • プライマリノードとセカンダリノードで、旧バージョンレベルをバックアップします。

    • 管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務のプライマリノードで、管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスクをオンラインにします。

    参考

    バックアップに必要な容量は、以下の合計値になります。

    • 『ETERNUS SF 導入ガイド』の「静的ディスク容量」の「Solaris環境の場合」、「Linux環境の場合」の「Fixed configuration directory」と「Modifying configuration directory」

    • 『ETERNUS SF 導入ガイド』の「動的ディスク容量」の「Solaris環境、Linux環境、HP-UX環境、AIX環境の場合」

    管理対象サーバ業務を運用しているプライマリノードの場合、バックアップに必要な容量に以下を加算してください。

    • 『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「共有ディスクの容量」

    手順は以下のとおりです。

    1. 本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
      DVD-ROMの構成および格納物は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「DVD-ROMの構成」を参照してください。

    2. DVD-ROMをマウントします。

      • Solaris環境の場合のマウント例

        # mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s0 <DVD-ROMマウントポイント>

        DVD-ROMドライブのデバイス名は装置によって異なります。例では、DVD-ROMドライブのデバイス名を「/dev/dsk/c0t4d0s0」としています。

      • RHEL5/RHEL6環境の場合のマウント例

        # mount /dev/cdrom <DVD-ROMマウントポイント>

        DVD-ROMドライブのデバイス名は装置によって異なります。例では、DVD-ROMドライブのデバイス名を「/dev/cdrom」としています。

    3. Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)の場合、fileコマンドを実行して、インストールされているAdvancedCopy Managerエージェントのアーキテクチャーを確認します。

      # file /opt/FJSVswstf/bin/stgenvdisp

      例えば、以下のようにコマンドの表示内容に"ELF 32-bit"が含まれる場合は、32bit版のAdvancedCopy Managerエージェント(RHEL5 x86版エージェント)がインストールされています。

      # file /opt/FJSVswstf/bin/stgenvdisp
      /opt/FJSVswstf/bin/stgenvdisp: ELF 32-bit LSB executable, Intel 80386, version 1 (SYSV), for GNU/
      Linux 2.6.9, dynamically linked (uses shared libs), for GNU/Linux 2.6.9, not stripped

      表示内容に"ELF 32-bit"が含まれない場合は、64bit版のAdvancedCopy Managerエージェント(RHEL5 x64版エージェント)がインストールされています。

    4. 旧バージョンレベルをバックアップします。
      DVD-ROM内の以下のシェルスクリプトを実行します。backupDir には、バックアップデータを格納するディレクトリを絶対パスで指定します。

      [RHEL5 x86版エージェントの場合]

      # <DVD-ROMマウントディレクトリ>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel5_x86/esfacmapreinst.sh backupDir

      [RHEL5 x64版エージェントの場合]

      # <DVD-ROMマウントディレクトリ>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel5_x64/esfacmapreinst.sh backupDir

      [RHEL6版エージェントの場合]

      # <DVD-ROMマウントディレクトリ>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel6_x86/esfacmapreinst.sh backupDir

      [Solaris版エージェントの場合]

      # <DVD-ROMマウントディレクトリ>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/Solaris/esfacmapreinst.sh backupDir

      バックアップに失敗した場合は、出力されたエラーメッセージを確認して失敗した原因を取り除いたあと、シェルスクリプトを再実行してください。

    5. 以下のコマンドを実行したあと、インストールに使用したDVD-ROM媒体を装置から取り出します。

      # cd /
      # umount <DVD-ROMマウントポイント>
    6. 管理対象サーバ業務のAdvancedCopy Managerデーモン起動停止スクリプトを退避します。

      プライマリノードとセカンダリノードで、管理対象サーバ業務のAdvancedCopy Managerデーモン起動停止スクリプト退避します。

10.4.2.2 バージョンアップインストール手順(プライマリノード)

プライマリノードで動作するAdvancedCopy Managerエージェントのバージョンアップインストール手順は、以下のとおりです。なお、手順1~手順3がすでに実施されている場合、再実施は不要です。

  1. 作業を行うサーバにログインします。ログイン後の操作は、root(スーパーユーザー)で実施してください。

  2. 本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」を、DVD-ROMドライブに挿入します。

  3. DVD-ROMをマウントします。

    • Solaris環境の場合のマウント例

      # mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s0 <DVD-ROMマウントポイント>

      DVD-ROMドライブのデバイス名は装置によって異なります。例では、DVD-ROMドライブのデバイス名を「/dev/dsk/c0t4d0s0」としています。

    • RHEL5/RHEL6環境の場合のマウント例

      # mount /dev/cdrom <DVD-ROMマウントポイント>

      DVD-ROMドライブのデバイス名は装置によって異なります。例では、DVD-ROMドライブのデバイス名を「/dev/cdrom」としています。

  4. AdvancedCopy Managerエージェントをインストールします。

    以下のコマンドを実行して、AdvancedCopy Managerエージェントをインストールします。
    環境別ディレクトリは「表10.3 Solaris環境、RHEL5/RHEL6環境のディレクトリ」を参照してください。

    # cd <環境別ディレクトリ>
    # ./swsetup
    表10.3 Solaris環境、RHEL5/RHEL6環境のディレクトリ

    環境

    ディレクトリ

    Solaris

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/Solaris

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel5_x86

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)でSymfoware連携機能を利用する場合

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)でSymfoware連携機能を利用しない場合

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel5_x64

    Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)
    Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel6_x86

  5. インストール情報が表示されます。

    swsetup: Installer is preparing for installation...
    
    +-----------------------------------------------------------+
    |              ETERNUS SF AdvancedCopy Manager              |
    |                           16.1                            |
    |              Copyright FUJITSU LIMITED 2013-2014          |
    +-----------------------------------------------------------+
    
    
    Welcome to Setup.
    This program will install "AdvancedCopy Manager" on your system.
    
    
    Agent setup...
  6. バージョンアップインストールを問い合わせる以下のメッセージが出力されます。
    インストールを続行する場合は"y"、中断する場合は"q"を入力して、Enterキーを押します。

    An old version is installed in this system.
    Do you want to upgrade? [y,q]:
  7. 手順6で"y"を入力した場合は、バージョンアップインストールが開始されます。
    バージョンアップインストールに成功すると、以下のメッセージが表示されます。

    swsetup: AdvancedCopy Manager was installed successfully.
  8. 以下のコマンドを実行したあと、インストールに使用したDVD-ROM媒体を装置から取り出します。

    # cd /
    # umount <DVD-ROMマウントポイント>

以上で、AdvancedCopy Managerエージェントのバージョンアップインストールは終了です。

プライマリノードのバージョンアップインストールが終了した場合は、「10.4.2.4 バージョンアップインストール後の作業(プライマリノード)」を参照して、プライマリノードのAdvancedCopy Managerエージェントをセットアップしてください。
セカンダリノードのバージョンアップインストールが終了した場合は、「10.4.2.7 バージョンアップインストール後の作業(セカンダリノード)」を参照して、セカンダリノードのAdvancedCopy Managerエージェントをセットアップしてください。

ポイント

バージョンアップインストールが異常終了した場合は、「11.3.6 AdvancedCopy Managerエージェントのバージョンアップインストールで異常が発生した場合の対処(Solaris、RHEL5/RHEL6)」を参照し、正常な状態に復旧してください。

10.4.2.3 サイレントバージョンアップインストール手順(プライマリノード)

Solaris環境およびRHEL5/RHEL6環境で動作しているAdvancedCopy Managerエージェントのサイレントバージョンアップインストール手順は、以下のとおりです。

  1. 10.4.2.3.1 サイレントバージョンアップインストールの実行(プライマリノード)

  2. 10.4.2.3.2 サイレントバージョンアップインストール結果の確認(プライマリノード)

10.4.2.3.1 サイレントバージョンアップインストールの実行(プライマリノード)

Solaris環境およびRHEL5/RHEL6環境で動作しているAdvancedCopy Managerエージェントのサイレントバージョンアップインストール手順は、以下のとおりです。なお、手順1~手順3がすでに実施されている場合、再実施は不要です。

  1. 作業を行うサーバにログインします。ログイン後の操作は、root(スーパーユーザー)で実施してください。

  2. 本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」を、DVD-ROMドライブに挿入します。

  3. DVD-ROMをマウントします。

    • Solaris環境の場合のマウント例

      # mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s0 <DVD-ROMマウントポイント>

      DVD-ROMドライブのデバイス名は装置によって異なります。例では、DVD-ROMドライブのデバイス名を「/dev/dsk/c0t4d0s0」としています。

    • RHEL5/RHEL6環境の場合のマウント例

      # mount /dev/cdrom <DVD-ROMマウントポイント>

      DVD-ROMドライブのデバイス名は装置によって異なります。例では、DVD-ROMドライブのデバイス名を「/dev/cdrom」としています。

  4. AdvancedCopy Managerエージェントをインストールします。
    以下のサイレントインストール用のコマンドを実行して、AdvancedCopy Managerエージェントをインストールします。<インストールログファイル>に、インストールのログを出力するファイルを絶対パスで指定します。<インストールログファイル>の指定は任意です。

    # <環境別ディレクトリ>/acmagtsilentinstall.sh [-l <インストールログファイル>]

    環境別ディレクトリは「表10.4 Solaris環境、RHEL5/RHEL6環境のディレクトリ」を参照してください。

    表10.4 Solaris環境、RHEL5/RHEL6環境のディレクトリ

    環境

    ディレクトリ

    Solaris

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/Solaris

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel5_x86

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)で
    Symfoware連携機能を利用する場合

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)で
    Symfoware連携機能を利用しない場合

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel5_x64

    Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)
    Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)

    <DVD-ROMマウントポイント>/Agent_unix/AdvancedCopy_Manager/rhel6_x86

    ポイント

    • インストールログファイルの指定がない場合、/var/tmpディレクトリにacmagtsilentinstall.logという名前のインストールログファイルを作成します。

    • 指定したインストールログファイルと同名のファイルが存在する場合、上書きします。

    • インストールログファイルを格納するディレクトリには、書込み権限のある実在するディレクトリを指定する必要があります。書込み権限がない場合は、プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力を行わずにエラー終了します。

    注意

    • オプションの指定に誤りがあった場合は、エラーメッセージをインストールログファイルに出力して終了します。プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力は行いません。

    • サイレントインストール用のコマンドを多重実行しないでください。多重実行した場合は、あとから実行したコマンドが異常終了します。このとき、インストールログファイルは作成されません。

    • バージョンアップ時は、コマンドにインストールパラメーターファイルの指定はできません。指定した場合は、コマンドがエラー終了します。

  5. インストールが終了すると、プロンプトが表示されます。

    以下のコマンドを実行したあと、インストールに使用したDVD-ROM媒体を装置から取り出します。

    # umount <DVD-ROMマウントポイント>
10.4.2.3.2 サイレントバージョンアップインストール結果の確認(プライマリノード)

サイレントインストール用のコマンドの復帰値を確認してください。なお、必要に応じて、インストールログファイルを確認してください。ただし、サイレントインストール用のコマンドの復帰値が3または9の場合、インストールログファイルは作成されません。コマンドの復帰値の説明は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「サイレントインストール(Solaris/Linux版AdvancedCopy Managerエージェント)の復帰値」を参照してください。

インストール結果は、インストールログファイルでも確認できます。
インストールログファイルを開き、[ResponseResult]セクションの"ResultCode"を参照してください。"ResultCode"には、サイレントインストール用のコマンドの復帰値が書き込まれています。

ポイント

バージョンアップインストールが異常終了した場合は、「11.3.6 AdvancedCopy Managerエージェントのバージョンアップインストールで異常が発生した場合の対処(Solaris、RHEL5/RHEL6)」を参照し、正常な状態に復旧してください。

10.4.2.4 バージョンアップインストール後の作業(プライマリノード)

プライマリノードで動作するAdvancedCopy Managerエージェントのバージョンアップインストール後に、以下の作業を行います。

管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務のプライマリノードで本手順を実施します。

管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスク上の、管理対象サーバ業務の環境設定ファイルを編集します。
以下のファイルを編集します。

それぞれのファイル内のVersion情報を、移行後の文字列に変更します。

移行パターン

Version情報の記述内容

移行前

移行後

16.0から16.1

Version=V16.0

Version=V16.1

注意

Version行以外は、変更しないでください。

10.4.2.5 バージョンアップインストール手順(セカンダリノード)

セカンダリノードでバージョンアップインストールをします。

バージョンアップの手順はプライマリノードと同じです。「10.4.2.2 バージョンアップインストール手順(プライマリノード)」を参照してください。

ポイント

本セカンダリノードが別の管理対象サーバ業務のプライマリノードを兼ねている場合は、プライマリノードとしてバージョンアップインストールを行っているため、本手順は不要です。

10.4.2.6 サイレントバージョンアップインストール手順(セカンダリノード)

セカンダリノードでサイレントバージョンアップインストールをします。

サイレントバージョンアップの手順はプライマリノードと同じです。「10.4.2.3 サイレントバージョンアップインストール手順(プライマリノード)」を参照してください。

ポイント

本セカンダリノードが別の管理対象サーバ業務のプライマリノードを兼ねている場合は、プライマリノードとしてバージョンアップインストールを行っているため、本手順は不要です。

10.4.2.7 バージョンアップインストール後の作業(セカンダリノード)

セカンダリノードでのバージョンアップインストール後の作業はありません。

10.4.2.8 管理対象サーバ業務の起動

以下の作業を行います。なお、本作業には、管理対象サーバでの操作に加えて、運用管理サーバとWebコンソールから実行する操作があります。

  1. プライマリノードで、管理対象サーバ業務を開始します。

    使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照して、管理対象サーバ業務を開始します。

    管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務に対して本手順を実施します。

  2. 以下のコマンドを実行して、すべてのノードのローカル業務を起動します。

    # /opt/swstorage/bin/startacm
  3. データの整合性を確保するために、運用管理サーバで、stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)を使用してサーバ情報を変更します。
    -nオプションに管理対象サーバ名を指定して、stgxfwcmmodsrvコマンドを実行します。

    • 運用管理サーバがWindows環境の場合

      <プログラムディレクトリ>\ACM\bin\stgxfwcmmodsrv -n <サーバ名>
    • 運用管理サーバがSolaris環境またはLinux環境の場合

      /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmmodsrv -n <サーバ名>

    管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務に対して本手順を実施します。

    なお、ローカル業務を運用しているノードがある場合は、対象のノードで本手順を実施してください。

    注意

    サーバ情報の変更は、コマンド実行用に新しく画面を起動し、その画面で実施してください。

    参照

    コマンドの詳細は、運用管理サーバのOSに対応する、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を参照してください。

  4. Webコンソールで以下の操作を実施し、サーバ情報を再読込みします。

    1. グローバルナビゲーションタブの[サーバ]をクリックします。
      登録されているサーバの一覧が、メインペインに表示されます。

    2. メインペインで、操作対象のサーバのチェックボックスをチェックします。

    3. アクションペインで、[サーバ]の下にある[設定の再読み込み]をクリックします。

ポイント

AdvancedCopy Managerエージェントのバージョンアップ後に正常動作を確認できたら、「10.4.2.1 バージョンアップインストール前の作業」の手順5-dで作成したバックアップ先ディレクトリ内のバックアップデータを削除して問題ありません。