ここでは、RHEL-AS4/RHEL-ES4環境、HP-UX環境、およびAIX環境でStorage Cruiserエージェントをバージョンアップする手順を説明します。
Storage Cruiserエージェントのバージョンアップ手順は、以下のとおりです。
旧バージョンレベルのStorage Cruiserエージェント設定情報を退避します。
項番 | 退避する情報 | 退避するファイル |
---|---|---|
1 | SNMPトラップ送信先アドレス | /var/opt/FJSVssage/sanm.ip |
2 | エージェント定義ファイル | /etc/opt/FJSVssageディレクトリ配下のすべてのファイル |
3 | ユーザー定義情報 | /opt/FJSVssage/lib/defusr.dat ファイルがない場合は、退避不要です。 |
旧バージョンレベルのStorage Cruiserエージェントをアンインストールします。
アンインストール方法は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「Storage Cruiserエージェントのアンインストール」を参照してください。
本バージョンレベルのStorage Cruiserエージェントをインストールします。
インストール方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「Storage Cruiserエージェントのインストール」を参照してください。
本バージョンレベルのStorage Cruiserエージェントをセットアップします。
セットアップ方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「Storage Cruiserエージェントのセットアップ」を参照してください。
手順1で退避したStorage Cruiserエージェント設定情報を復元します。
項番1のファイルをコピーして、/var/opt/FJSVssage/sanm.ipを作成します。
項番2の各ファイルを参照して、旧Storage Cruiserエージェント導入時から変更した定義を、/etc/opt/FJSVssageディレクトリに反映します。
定義を変更していないファイルは、移行不要です。新しい定義ファイルを利用してください。
項番3のファイルをコピーして、/opt/FJSVssage/lib/defusr.datを作成します。
手順1で退避していない場合は、作業不要です。
Webコンソールで以下の操作を実施し、サーバ情報を再読込みします。
グローバルナビゲーションタブの[サーバ]をクリックします。
登録されているサーバの一覧が、メインペインに表示されます。
メインペインで、操作対象のサーバのチェックボックスをチェックします。
アクションペインで、[サーバ]の下にある[設定の再読み込み]をクリックします。
以上で、Storage Cruiserエージェント(HP-UX版/AIX版)のバージョンアップは終了です。
参照
バージョンアップ後にIPアドレスを変更したい場合は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の以下を参照してください。
RHEL-AS4/RHELES4の場合: 「[Linux版]エージェントの保守」にある「サーバノードのIPアドレスの変更」
HP-UXの場合: 「[HP-UX版]エージェントの保守」にある「サーバノードのIPアドレスの変更」
AIXの場合: 「[AIX版]エージェントの保守」にある「サーバノードのIPアドレスの変更」