ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Express 16.1 / Storage Cruiser 16.1 / AdvancedCopy Manager 16.1 移行ガイド
FUJITSU Storage

5.2 Storage Cruiserエージェントのバージョンアップ

Storage Cruiserエージェントのバージョンアップ手順は、以下のとおりです。

  1. 旧バージョンレベルのStorage Cruiserエージェント設定情報を退避します。

    • Windows環境の場合

      項番

      退避する情報

      退避するファイル

      1

      SNMPトラップ送信先アドレス

      $OLD_TMP_DIR\Agent\var\sanm.ip
      ($OLD_TMP_DIRは、旧Storage Cruiserエージェントをインストールした時の「作業用ディレクトリ」です。)

      2

      エージェント定義ファイル

      $OLD_ENV_DIR\Agent\etcディレクトリ配下のすべてのファイル
      ($OLD_ENV_DIRは、旧Storage Cruiserエージェントをインストールした時の「環境設定ディレクトリ」です。)

      3

      ユーザー定義情報

      $OLD_INS_DIR\Agent\lib\defusr.dat
      ($OLD_INS_DIRは、旧Storage Cruiserエージェントをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)

      ファイルがない場合は、退避不要です。

    • Solaris環境、Linux環境、HP-UX環境の場合

      項番

      退避する情報

      退避するファイル

      1

      SNMPトラップ送信先アドレス

      /var/opt/FJSVssage/sanm.ip

      2

      エージェント定義ファイル

      /etc/opt/FJSVssageディレクトリ配下のすべてのファイル

      3

      ユーザー定義情報

      /opt/FJSVssage/lib/defusr.dat

      ファイルがない場合は、退避不要です。

  2. 旧バージョンレベルのStorage Cruiserエージェントをアンインストールします。

    アンインストール方法は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド』を参照してください。

  3. 本バージョンレベルのStorage Cruiserエージェントをインストールします。

    インストール方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「Storage Cruiserエージェントのインストール」を参照してください。

  4. 本バージョンレベルのStorage Cruiserエージェントをセットアップします。

    • Windows環境の場合
      Storage Cruiserエージェントのセットアップは不要です。

    • Solaris環境、Linux環境、HP-UX環境の場合
      本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「Storage Cruiserエージェントのセットアップ」にある「ポート番号の設定」を参照してください。

  5. 手順1で退避したStorage Cruiserエージェント設定情報を復元します。

    • Windows環境の場合

      • 項番1のファイルをコピーして、$TMP_DIR\ESC\Agent\var\sanm.ipを作成します。
        ($TMP_DIRは、Storage Cruiserエージェントをインストールした時の「作業用ディレクトリ」です。)

      • 項番2の各ファイルを参照して、旧Storage Cruiserエージェント導入時から変更した定義を、$ENV_DIR\ESC\Agent\etcディレクトリに反映します。
        ($ENV_DIRは、Storage Cruiserエージェントをインストールした時の「環境設定ディレクトリ」です。)

        定義を変更していないファイルは、移行不要です。新しい定義ファイルを利用してください。

      • 項番3のファイルをコピーして、$INS_DIR\ESC\Agent\lib\defusr.datを作成します。
        ($INS_DIRは、Storage Cruiserエージェントをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)

        手順1で退避していない場合は、作業不要です。

    • Solaris環境、Linux環境、HP-UX環境の場合

      • 項番1のファイルをコピーして、/var/opt/FJSVssage/sanm.ipを作成します。

      • 項番2の各ファイルを参照して、旧Storage Cruiserエージェント導入時から変更した定義を、/etc/opt/FJSVssageディレクトリに反映します。

        定義を変更していないファイルは、移行不要です。新しい定義ファイルを利用してください。

      • 項番3のファイルをコピーして、/opt/FJSVssage/lib/defusr.datを作成します。

        手順1で退避していない場合は、作業不要です。

  6. Storage Cruiserエージェントのサービス/デーモンを起動します。

    • Windows環境の場合

      1. サービスを起動します。
        [コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]をクリックします。

      2. "ETERNUS SF Storage Cruiser Agent"を選択します。

        Storage Cruiserエージェントのサービスの状態が「開始」の場合:
        [サービスの再起動]ボタンをクリックします。

        Storage Cruiserエージェントのサービスの状態が空欄(停止)の場合:
        [サービスの開始]ボタンをクリックします。

    • Solaris環境、Linux環境、HP-UX環境の場合
      システムを再起動します。Storage Cruiserエージェントのデーモンは自動的に起動します。

  7. Webコンソールで以下の操作を実施し、サーバ情報を再読込みします。

    1. グローバルナビゲーションタブの[サーバ]をクリックします。
      登録されているサーバの一覧が、メインペインに表示されます。

    2. メインペインで、操作対象のサーバのチェックボックスをチェックします。

    3. アクションペインで、[サーバ]の下にある[設定の再読み込み]をクリックします。