クラスタ運用をしている場合のバージョンアップインストール手順について説明します。
注意
本手順により、15.0Bから本バージョンレベルへバージョンアップ後、クラスタアンセットアップを実行しても、旧版のstgclsetで始まるコマンドにより作成されたクラスタリソースおよびスクリプトは削除されません。
Solaris/Linux版Storage Cruiserマネージャーのバージョンアップインストールを実施する前に、行っておくべき作業について説明します。
ポイント
バージョンアップインストール中に異常が発生すると、バージョンアップインストール前の状態に戻すこと(ロールバック)ができません。このため、バージョンアップインストール前の状態に戻す場合は、システムをバックアップすることを推奨します。
バージョンアップインストール中に異常が発生し、バージョンアップインストール前の状態に戻す場合は、バックアップからシステムを復元(リストア)してください。
必須パッケージをインストールします。
バージョンアップインストールを実施する環境により、プライマリノード、セカンダリノードに必須パッケージのインストールが必要です。以下に、環境とパッケージを示します。インストールするパッケージの版数は記載されている版数以降にしてください。
なお、以下に示す環境以外でバージョンアップインストールを実施する場合、本手順は不要です。
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)で、旧バージョンレベルの32bit版のAdvancedCopy Managerがインストールされている場合
libXrender-0.9.1-3.1.i386.rpm
Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)の場合
libXrender-0.9.5-1.el6.i686.rpm
参考
libXrenderをインストールする際、ほかのパッケージを要求される場合があります。なお、OSが64ビット環境の場合も、32ビットのパッケージ(パッケージ名の最後がi386.rpmまたはi686.rpmであるパッケージ)をインストールしてください。インストールに必要なパッケージはOSのインストールメディアに含まれています。
セカンダリノードで、クラスタアプリケーション(業務)の停止を確認します。
セカンダリノードで、ETERNUS SF Managerが属するクラスタアプリケーション(業務)が停止していることを確認します。
停止していない場合は、クラスタアプリケーション(業務)を停止します。停止手順は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。
プライマリノードで、クラスタアプリケーション(業務)を停止します。
プライマリノードで、ETERNUS SF Managerが属するクラスタアプリケーション(業務)を停止します。停止手順は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。
ただし、ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクはマウントした状態にします。
クラスタシステムに管理対象サーバ業務が共存している場合は、以下の手順を実施します。
対象業務のセカンダリノードで、管理対象サーバ業務が停止していることを確認します。
管理対象サーバ業務が停止していない場合は、セカンダリノードで、管理対象サーバ業務を停止します。
管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務のセカンダリノードで本手順を実施します。
管理対象サーバ業務を停止する手順は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。
対象業務のプライマリノードで、管理対象サーバ業務を停止します。
使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照して、管理対象サーバ業務を停止します。
ただし、管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスクはマウントした状態にします。
管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務のプライマリノードで本手順を実施します。
すべてのノードのローカル業務を停止します。
AdvancedCopy Managerマネージャーのローカル業務用通信デーモンを停止します。
デーモンの停止方法は、運用管理サーバのOSに対応する、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「通信デーモンの起動と停止」を参照してください。
プライマリノードで、旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャー運用環境をバックアップします。
バックアップに必要な容量は、「A.33 旧バージョンレベルのバックアップに必要な容量」を参照してください。
注意
性能管理情報は、バックアップされません。性能監視を実施している場合は、現在の設定内容をメモしておいてください。
旧バージョンレベルのWebコンソールにおいて、以下の情報を参照してください。
性能監視の設定内容
性能情報を取得する間隔(秒)
性能監視対象(ETERNUS ディスクアレイの場合だけ。最小 LUN_V、最大 LUN_V)
作業を行うサーバにログインして、rootになります。
本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM メディアパック (Solaris版) マネージャープログラム (2/2)」または「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (Linux 64bit版) マネージャープログラム (2/2)」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
DVD-ROMの構成および格納物は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「DVD-ROMの構成」を参照してください。
DVD-ROMをマウントします。自動マウントされる場合、本作業は不要です。
例:
# mount /mnt/dvd
旧バージョンレベルのバックアップを実施します。
以下のコマンドを実行します。backupDir には、バックアップデータを格納するディレクトリを絶対パスで指定します。tmpDir には、性能管理機能に関するファイルの一時退避先ディレクトリを絶対パスで指定します。性能管理機能を使用していない場合、tmpDir の指定は不要です。
# /mnt/dvd/Manager_unix/vuptools/esfpreinst_cluster.sh backupDir [tmpDir] -primary
バックアップに失敗した場合は、出力エラーメッセージを確認して失敗した原因を取り除いたあと、コマンドを再実行してください。
ポイント
ディレクトリ名には、全角文字、日本語、空白(全角、半角)、および半角記号【 " / ` * ? \ $ [ ] , % ! { } 】を使用できません。
ディレクトリ名に指定できる文字数は、220文字までです。
性能管理機能に関するファイルは、/var/opt配下に退避してください。/var/opt配下と異なる場所に退避する場合、退避および復元に時間がかかることがあります。
DVD-ROM内以外のディレクトリに移動します。
例:
# cd
DVD-ROMをアンマウントします。
例:
# umount /mnt/dvd
DVD-ROMを装置から取り出します。
セカンダリノードで作業をするために、DVD-ROMを装置から取り出してください。
プライマリノードで、ディスクの空き容量の確認をします。
バージョンアップインストールを行うサーバのディスクに、バージョンアップインストールに必要な容量が空いているかを確認してください。
バージョンアップインストールに必要な空き容量は、「本バージョンレベルに必要な空き容量」から「旧バージョンレベルに必要な空き容量」を引いた値です。
本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。
旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャープログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。
プライマリノードで、排他ソフトウェアのアンインストールを実施します。
本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムに対する排他ソフトウェアの、インストール状況を確認してください。
インストールされている場合は、排他ソフトウェアのマニュアルを参照して、排他ソフトウェアをアンインストールしてください。
参照
排他ソフトウェアは、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。
プライマリノードで、Symfowareの確認を実施します。
本バージョンレベルのETERNUS SF Managerには、Symfowareが同梱されています。バージョンアップインストールを行うサーバにSymfowareを導入済みの場合は、Symfowareに関する確認が必要です。
参照
作業の詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」-「インストール前の作業」を参照してください。
Symfowareを導入していない場合は、作業不要です。
プライマリノードで、データベース領域の見積もりを実施します。
本バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャーの運用には、データベース領域が必要です。
バージョンアップインストールを行う前に、データベース領域を見積ってください。
参照
詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」-「インストール前の作業」を参照してください。
プライマリノードで、通信サービスに用いるポート番号の確認をします。
バージョンアップインストールを行う前に、使用するポート番号が空いていることを確認してください。
参照
使用するポート番号は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」-「インストール前の作業」を参照してください。
セカンダリノードで、旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャー運用環境をバックアップします。
バックアップに必要な容量は、10MBです。
作業を行うサーバにログインして、rootになります。
本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM メディアパック (Solaris版) マネージャープログラム (2/2)」または「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (Linux 64bit版) マネージャープログラム (2/2)」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
DVD-ROMの構成および格納物は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「DVD-ROMの構成」を参照してください。
DVD-ROMをマウントします。自動マウントされる場合、本作業は不要です。
例:
# mount /mnt/dvd
ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクをマウントします。
プライマリノードでマウント済みの場合は、アンマウントしてから、セカンダリノードでマウントします。
旧バージョンレベルのバックアップを実施します。
以下のコマンドを実行します。backupDir には、バックアップデータを格納するディレクトリを絶対パスで指定します。tmpDir には、性能管理機能に関するファイルの一時退避先ディレクトリを絶対パスで指定します。性能管理機能を使用していない場合、tmpDir の指定は不要です。
# /mnt/dvd/Manager_unix/vuptools/esfpreinst_cluster.sh backupDir [tmpDir] -secondary
バックアップに失敗した場合は、出力エラーメッセージを確認して失敗した原因を取り除いたあと、コマンドを再実行してください。
ポイント
ディレクトリ名には、全角文字、日本語、空白(全角、半角)、および半角記号【 " / ` * ? \ $ [ ] , % ! { } 】を使用できません。
ディレクトリ名に指定できる文字数は、220文字までです。
性能管理機能に関するファイルは、/var/opt配下に退避してください。/var/opt配下と異なる場所に退避する場合、退避および復元に時間がかかることがあります。
ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクをアンマウントします。
プライマリノードの作業で必要な場合は、プライマリノードでマウントします。
DVD-ROM内以外のディレクトリに移動します。
例:
# cd
DVD-ROMをアンマウントします。
例:
# umount /mnt/dvd
DVD-ROMを装置から取り出します。
プライマリノードで作業をするために、DVD-ROMを装置から取り出してください。
セカンダリノードで、ディスクの空き容量の確認をします。
バージョンアップインストールを行うサーバのディスクに、バージョンアップインストールに必要な容量が空いているかを確認してください。
バージョンアップインストールに必要な空き容量は、「本バージョンレベルに必要な空き容量」から「旧バージョンレベルに必要な空き容量」を引いた値です。
本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。
旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャープログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。
セカンダリノードで、排他ソフトウェアのアンインストールを実施します。
本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムに対する排他ソフトウェアの、インストール状況を確認してください。
インストールされている場合は、排他ソフトウェアのマニュアルを参照して、排他ソフトウェアをアンインストールしてください。
参照
排他ソフトウェアは、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。
セカンダリノードで、Symfowareの確認を実施します。
本バージョンレベルのETERNUS SF Managerには、Symfowareが同梱されています。バージョンアップインストールを行うサーバにSymfowareを導入済みの場合は、Symfowareに関する確認が必要です。
参照
作業の詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」-「インストール前の作業」を参照してください。
Symfowareを導入していない場合は、作業不要です。
セカンダリノードで、通信サービスに用いるポート番号の確認をします。
バージョンアップインストールを行う前に、使用するポート番号が空いていることを確認してください。
参照
使用するポート番号は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」-「インストール前の作業」を参照してください。
クラスタシステムに管理対象サーバ業務が共存している場合は、管理対象サーバ業務のAdvancedCopy Managerデーモン起動停止スクリプトを退避してください。
プライマリノードとセカンダリノードで、管理対象サーバ業務のAdvancedCopy Managerデーモン起動停止スクリプトを退避します。
クラスタのアンセットアップを実施します。
該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「運用管理サーバ業務のクラスタ環境削除」にある「ETERNUS SF Managerのアンインストール」を参照し、不要な資源を削除してください。
注意
ETERNUS SF Managerは、アンインストールしないでください。
注意
管理対象サーバ業務が共存している場合、管理対象サーバ業務の設定は解除しないでください。
Solaris版、Linux版のバージョンアップインストールには、以下の2通りの方法があります。
デフォルトインストール
以下のインストール情報を使用するため、画面での入力作業を省略できます。
インストール先
インストール先ディレクトリ(/opt、/etc/opt、/var/opt)は変更できません。
通信サービスに用いるポート番号
以下のポート番号を使用します。
サービス | サービス名 | ポート番号 | インストールパラメーター |
---|---|---|---|
Webコンソールサービス | esfmanagerweb | 9855/tcp | ETERNUS_SF_Manager_apache_service |
通信サービス1 | stgxfws | 1226/tcp | Communications_service_1 |
通信サービス2 | sscruisera | 4917/tcp | Communications_service_2 |
リポジトリサービス1 | rdaswstf | 32004/tcp | Repository_service_1 |
リポジトリサービス2 | esfpostgres | 15432/tcp | Repository_service_2 |
リモートアクセスサービス | rmiswstf | 9851/tcp | Remote_access_service |
排他制御サービス | semswstf | 9852/tcp | Exclusive_control_service |
内部で使用 | esfmanagertomcat1 | 28005/tcp | Internal_port_1 |
esfmanagertomcat2 | 28009/tcp | Internal_port_2 | |
esfmanagertomcat3 | 28443/tcp | Internal_port_3 | |
sscruiserm | 24916/tcp | Internal_port_4 | |
astm | 24917/tcp | Internal_port_5 |
カスタムインストール
インストール情報(通信サービスに用いるポート番号、文字コードなど)を初期値から変更してインストールする方法です。
インストールパラメーターファイルにインストール情報を定義します。そして、インストールシェル実行時に、インストール情報を定義したインストールパラメーターファイルを指定します。
インストールパラメーターファイルの詳細は、「B.1 インストールパラメーターファイル(ETERNUS SF Manager用)」を参照してください。
注意
インストール先ディレクトリ(/opt、/etc/opt、/var/opt)は変更できません。
旧バージョンレベルのAdvancedCopy Managerがインストールされていた場合で、かつ運用管理サーバが複数のIPアドレスを持つ場合は、カスタムインストールを実施してください。
ポイント
インストールパラメーター「Management_server_IP_address」に運用管理サーバのIPアドレスが指定されていない場合は、インストール時に運用管理サーバのIPアドレスが自動設定されます。インストール完了後、必要に応じてIPアドレスを変更してください。IPアドレスの変更方法は、運用管理サーバのOSに対応する『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「運用管理サーバのIPアドレスの変更」を参照してください。
ポイント
Symfowareを導入済みの場合は、以下の手順で作業します。
Symfoware/RDB、WebDBtools、およびRDA-SVのプロセスを一度停止します。
バージョンアップインストールを実施します。
Symfoware/RDB、WebDBtools、およびRDA-SVのプロセスを起動します。
バージョンアップインストールの手順は、以下のとおりです。なお、手順1~手順3がすでに実施されている場合、再実施は不要です。
作業を行うサーバにログインして、rootになります。
本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM メディアパック (Solaris版) マネージャープログラム (2/2)」または「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (Linux 64bit版) マネージャープログラム (2/2)」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
DVD-ROMの構成および格納物は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「DVD-ROMの構成」を参照してください。
DVD-ROMをマウントします。自動マウントされる場合、本作業は不要です。
例:
# mount /mount/dvd
DVD-ROM内のインストールシェルが格納されているディレクトリに移動します。
例:
# cd /mnt/dvd/Manager_unix
インストールシェルを実行します。
デフォルトインストールの場合の例:
# ./esfinstall.sh
カスタムインストールの場合の例:
# ./esfinstall.sh -s installParamFile
installParamFile には、任意の場所に配置したインストールパラメーターファイルを絶対パスで指定します。
使用許諾契約情報が表示されます。表示例を以下に示します。
表示されている内容を確認して、問題がない場合は"y"を入力し、Enterキーを押します。
+--------------------------------------------------------------+ | ETERNUS SF V16.0 | | | | All Rights Reserved, Copyright (C) FUJITSU LIMITED 2013 | +--------------------------------------------------------------+ Notes Thank you for purchasing media which contains Fujitsu software program (hereafter referred to as "Media"). Fujitsu provides the Media to you subject to agreement to "Conditions of Use" below. This document will not be reissued and please keep it in a secure place. Conditions of Use 1. Using programs In order to use the software program contained in the Media (hereafter referred to as "Sof tware"), in addition to the Media itself, you shall purchase a license which grants you a right to use the Software. 2. Backup (1) You may duplicate a Media for backup purpose. (2) When you duplicate the Media for backup purpose in accordance with Section 2. (1), you must copy the copyright notice that appears on the original Media on the duplication ther eof. (3) The duplication of the Media shall be treated as the Media under this Condition of Use . 3. Transfer to a third party You may not transfer, loan, sublicense the Media to third parties, or provide it as collat eral to a third party. 4. Warranty range Fujitsu warrants that the Media will be free from defects in materials and manufacture und er normal use for a period of 90 days from the date of delivery to you. Your sole and excl usive remedy and the entire liability of Fujitsu under this Condition of Use will be, at F ujitsu's option,replacement of the Media or refund of the money paid by you for the Media. Do you accept the terms of the above License Agreement? (default: n) [y,n]:
インストール情報が表示されます。インストールを続行する場合は"y"、中断する場合は"q"を入力して、Enterキーを押します。
Setting of installation parameter file. Installation_function: ETERNUS SF Manager Character_code: UTF8 Port number ETERNUS_SF_Manager_apache_service: 9855 Communications_service_1: 1226 Communications_service_2: 4917 Repository_service_1: 32004 Repository_service_2: 15432 Remote_access_service: 9851 Exclusive_control_service: 9852 Internal_port_1: 28005 Internal_port_2: 28009 Internal_port_3: 28443 Internal_port_4: 24916 Internal_port_5: 24917 Repository database setup DB_file_directory: /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/db RDB_dictionary_directory: /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/dic RDB_log_file_directory: /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/log Repository_DB_space_directory: /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/dbsp Repository_data_size: 65 Management_server_IP_address: AdvancedCopy_Manager_ARCH: 32bit esfpostgres_UID: Do you want to continue the installation? [y,q]:
旧製品のアンインストールを問い合わせる以下のメッセージが出力されます。旧製品をアンインストールして、本製品をインストールする場合は"y"、中断する場合は"q"を入力して、Enterキーを押します。
An old version is installed in this system. Do you want to remove old version from this system? [y,q]:
ポイント
旧製品のアンインストール時の問合せに対しては、アンインストールを継続するよう、返答してください。
アンインストールを中断すると、バージョンアップインストールが中断されます。その後、インストールを再実行すると、新規インストールと扱われます。
インストールが正常に完了すると、以下のメッセージが出力されます。
INFO: ETERNUS SF was installed successfully.
DVD-ROM内以外のディレクトリに移動します。
例:
# cd
DVD-ROMをアンマウントします。
例:
# umount /mnt/dvd
バージョンアップインストールに使用したDVD-ROMを装置から取り出します。
以上で、Solaris版、Linux版のStorage Cruiserマネージャーのバージョンアップインストールは終了です。
ポイント
バージョンアップインストールが異常終了した場合は、以下の手順により復旧してください。
本バージョンレベルをインストールしてください。
インストールが正常終了したら、「5.2.2.3 バージョンアップインストール手順(セカンダリノード)」から継続してください。
セカンダリノードでバージョンアップインストールをします。
バージョンアップの手順はプライマリノードと同じです。「5.2.2.2 バージョンアップインストール手順(プライマリノード)」を参照してください。
ポイント
バージョンアップインストールが異常終了した場合は、以下の手順により復旧してください。
本バージョンレベルをインストールしてください。
インストールが正常終了したら、下記に示す作業から継続してください。
プライマリノードとセカンダリノードでバージョンアップインストールを実施したあとは、クラスタのセットアップを実施します。クラスタのセットアップを実施する前に、「A.8 リポジトリの設定の解除」を参照して、プライマリノードとセカンダリノードでリポジトリ用データベースをアンセットアップしてください。クラスタのセットアップの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「運用管理サーバ業務のカスタマイズの準備」および「運用管理サーバ業務のカスタマイズ」を参照してください。
クラスタシステムに管理対象サーバ業務が共存している場合は、「5.2.2.1 バージョンアップインストール前の作業」の手順17で退避した、管理対象サーバ業務のAdvancedCopy Managerデーモン起動停止スクリプトを復元してください。
プライマリノードとセカンダリノードで、管理対象サーバ業務のAdvancedCopy Managerデーモン起動停止スクリプトを復元します。
クラスタ運用の場合、Solaris/Linux版Storage Cruiserマネージャーのバージョンアップインストールを実施後に、プライマリノードで行っておくべき作業について説明します。
クラスタアプリケーション(業務)を停止します。
ETERNUS SF Managerが属するクラスタアプリケーション(業務)を停止します。停止手順は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。
ただし、ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクはマウントした状態にします。
クラスタシステムに管理対象サーバ業務が共存している場合は、管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスク上の、AdvancedCopy Managerの環境設定ファイルを編集します。
対象業務のプライマリノードで以下のファイルを編集します。
<管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスクのマウントポイント>/etc/opt/swstorage/clsetup.ini
<管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスクのマウントポイント>/etc/opt/swstorage/swstg.ini
それぞれのファイル内のVersion情報を、移行後の文字列に変更します。
移行パターン | Version情報の記述内容 | |
---|---|---|
移行前 | 移行後 | |
15.0Bから16.0 | Version=V15.0 | Version=V16.0 |
15.1から16.0 | Version=V15.1 | |
15.2から16.0 | Version=V15.2 | |
15.3から16.0 | Version=V15.3 |
注意
Version行以外は、変更しないでください。
旧バージョンレベルのリストアを実施します。なお、手順a~手順cがすでに実施されている場合、再実施は不要です。
以下の手順で、旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャー運用環境をリストアします。
作業を行うサーバにログインして、rootになります。
本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM メディアパック (Solaris版) マネージャープログラム (2/2)」または「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (Linux 64bit版) マネージャープログラム (2/2)」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
DVD-ROMの構成および格納物は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「DVD-ROMの構成」を参照してください。
DVD-ROMをマウントします。自動マウントされる場合、本作業は不要です。
例:
# mount /mnt/dvd
旧バージョンレベルのリストアを実施します。
以下のコマンドを実行します。backupDir には、バックアップデータを格納したディレクトリを絶対パスで指定します。tmpDir には、性能管理機能に関するファイルの一時退避先ディレクトリを絶対パスで指定します。性能管理機能に関するファイルを退避していない場合、tmpDir の指定は不要です。
# /mnt/dvd/Manager_unix/vuptools/esfpostinst_cluster.sh backupDir [tmpDir] -primary
リストアに失敗した場合は、出力エラーメッセージを確認して失敗した原因を取り除いたあと、コマンドを再実行してください。
ポイント
ディレクトリ名には、全角文字、日本語、空白(全角、半角)、および半角記号【 " / ` * ? \ $ [ ] , % ! { } 】を使用できません。
ディレクトリ名に指定できる文字数は、220文字までです。
DVD-ROM内以外のディレクトリに移動します。
例:
# cd
DVD-ROMをアンマウントします。
例:
# umount /mnt/dvd
DVD-ROMを装置から取り出します。
セカンダリノードで作業をするために、DVD-ROMを装置から取り出してください。
クラスタアプリケーション(業務)を起動します。
プライマリノードで、ETERNUS SF Managerが属するクラスタアプリケーション(業務)を起動します。起動手順は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。
プライマリノードで、サーバ情報を変更します。
データの整合性を確保するために、stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)を使用してサーバ情報を変更します。
-nオプションに運用管理サーバ名を指定して、stgxfwcmmodsrvコマンドを実行します。
/opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmmodsrv -n <サーバ名>
注意
サーバ情報の変更は、コマンド実行用に新しく画面を起動し、その画面で実施してください。
参照
コマンドの詳細は、運用管理サーバのOSに対応する、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を参照してください。
クラスタシステムに管理対象サーバ業務が共存している場合は、管理対象サーバ業務のサーバ情報を変更します。
データの整合性を確保するために、stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)を使用してサーバ情報を変更します。
-nオプションに管理対象サーバ名を指定して、stgxfwcmmodsrvコマンドを実行します。
/opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmmodsrv -n <サーバ名>
本操作は、運用管理サーバ業務のプライマリノードで実行してください。
管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務に対して本手順を実施します。
注意
サーバ情報の変更は、コマンド実行用に新しく画面を起動し、その画面で実施してください。
参照
コマンドの詳細は、運用管理サーバのOSに対応する、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を参照してください。
プライマリノードで、リポジトリ用データベースアクセスユーザーのパスワードを再設定します。
stguserset(リポジトリアクセスユーザー変更コマンド)を使用して、リポジトリアクセスユーザーのパスワードを再設定してください。
stgusersetコマンドを実行します。
/opt/swstorage/bin/stguserset <ユーザー名> <パスワード>
参考
パスワードに特殊文字(例えば、"!")を使用する場合は、利用するコマンドラインの仕様に合わせて特殊文字をエスケープしてください。
RMIデーモンを停止します。
RMIデーモンを起動します。
ポイント
パスワードを変更していない場合でも、必ず実施してください。
参照
パスワードの設定手順は、運用管理サーバのOSに対応する、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「リポジトリアクセスユーザーに指定したユーザーの削除/パスワードの変更」を参照してください。
構成情報インポートコマンドを実行します。
管理者権限でesfadm devconf importコマンドを実行して、旧バージョンレベルの構成情報を移行します。esfadm devconf importコマンドを実行する前に、管理対象の装置・サーバにアクセスできる状態であることを確認してください。
# /opt/FJSVesfcm/bin/esfadm devconf import -all
esfadm devconf importコマンドを実行したあとは、esfadm devconf importstatusコマンドで[IMPORT STATUS]欄が"Complete"になることを確認してください。
また、移行対象のインポート状況の[STATUS]欄が"Complete"になることを確認してください。"Failed"の場合、構成情報の移行に失敗しているため、「9.4 異常発生時の対処」を参照し対処してください。
注意
esfadm devconf importコマンド実行時に管理対象の装置・サーバにアクセスできない状態の場合、装置の構成情報が移行されていないため、esfadm devconf importコマンドの再実行が必要です。
クラスタ運用の場合、Solaris/Linux版Storage Cruiserマネージャーのバージョンアップインストールを実施後に、セカンダリノードで行っておくべき作業について説明します。
クラスタアプリケーション(業務)が停止していることを確認します。
停止していない場合は、ETERNUS SF Managerが属するクラスタアプリケーション(業務)を停止します。停止手順は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。
旧バージョンレベルのリストアを実施します。なお、手順a~手順cがすでに実施されている場合、再実施は不要です。
以下の手順で、旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャー運用環境をリストアします。
作業を行うサーバにログインして、rootになります。
本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM メディアパック (Solaris版) マネージャープログラム (2/2)」または「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (Linux 64bit版) マネージャープログラム (2/2)」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
DVD-ROMの構成および格納物は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「DVD-ROMの構成」を参照してください。
DVD-ROMをマウントします。自動マウントされる場合、本作業は不要です。
例:
# mount /mnt/dvd
ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクをマウントします。
プライマリノードでマウント済みの場合は、アンマウントしてから、セカンダリノードでマウントします。
旧バージョンレベルのリストアを実施します。
以下のコマンドを実行します。backupDir には、バックアップデータを格納したディレクトリを絶対パスで指定します。tmpDir には、性能管理機能に関するファイルの一時退避先ディレクトリを絶対パスで指定します。性能管理機能に関するファイルを退避していない場合、tmpDir の指定は不要です。
# /mnt/dvd/Manager_unix/vuptools/esfpostinst_cluster.sh backupDir [tmpDir] -secondary
リストアに失敗した場合は、出力エラーメッセージを確認して失敗した原因を取り除いたあと、コマンドを再実行してください。
ポイント
ディレクトリ名には、全角文字、日本語、空白(全角、半角)、および半角記号【 " / ` * ? \ $ [ ] , % ! { } 】を使用できません。
ディレクトリ名に指定できる文字数は、220文字までです。
ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクをアンマウントします。
プライマリノードの作業で必要な場合は、プライマリノードでマウントします。
DVD-ROM内以外のディレクトリに移動します。
例:
# cd
DVD-ROMをアンマウントします。
例:
# umount /mnt/dvd
DVD-ROMを装置から取り出します。
以下の作業を行います。
プライマリノードで、クラスタアプリケーション(業務)が起動していることを確認します。
起動していない場合は、プライマリノードで、ETERNUS SF Managerが属するクラスタアプリケーション(業務)を起動します。起動手順は、使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照してください。
クラスタシステムに管理対象サーバ業務が共存している場合は、対象業務のプライマリノードで、管理対象サーバ業務を開始します。
使用しているクラスタ製品のマニュアルを参照して、管理対象サーバ業務を開始します。
管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務に対して本手順を実施します。
すべてのノードのローカル業務を起動します。
AdvancedCopy Managerマネージャーのローカル業務用通信デーモンを起動します。
デーモンの起動方法は、運用管理サーバのOSに対応する、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「通信デーモンの起動と停止」を参照してください。
続いて「5.2.3 運用再開」を実施してください。
ポイント
バージョンアップ後に正常動作を確認できたら、「5.2.2.1 バージョンアップインストール前の作業」の手順6-dおよび手順12-eで作成したバックアップ先ディレクトリ内のバックアップデータを削除して問題ありません。