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PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.3 導入運用手引書

2.6.1 Application-Edit

2.6.1.1 サーバクラスタ運用

以下に NetWorker サーバクラスタ運用の環境設定の例を示します。

  1. Main RMS management menu 画面から Application-Edit を選択します。

  2. Application selection menu から"2.3 userApplication の作成" で作成した userApplication を選択します。

  3. Settings of turnkey wizard "WIZSTANDBY" 画面から、Nwsv を選択します。

  4. Nwsv の設定画面より各設定を行い、「SAVE+EXIT」で設定を保存します。

    設定項目

    説明

    ScriptTimeout

    タイムアウト時間 (デフォルト:停止:起動)
    default_value[:[offline_value][:online_value]]
    デフォルト 300 ( 60 - 86400 )
    スクリプトのタイムアウト値 (秒) を指定します。このタイムアウト時間が経過すると、RMS はスクリプトに対して停止信号を送信します。OfflineScript のoffline_value タイムアウト値とOnlineScript のonline_value タイムアウト値は、それぞれこの文字列の形式で指定します。

    Interval

    監視間隔
    デフォルト 10 ( 5 - 60 )
    ディテクタが NetWorker の監視を行う時間間隔 (秒) を指定します。

    LogSize

    ログサイズ
    デフォルト 512 ( 10 - 4096 )
    スクリプトとディテクタのログサイズを指定します。
    ログファイルのサイズがこのサイズ (KB) を超える場合は、*.old と変名して新たなファイルを作成します。

    VirtualPath

    NetWorker ディレクトリ共用パス名
    共用ディスク上の NetWorker ディレクトリのパスを指定します。
    /nsr は NetWorker ディレクトリを指すシンボリックリンクとなるため、VirtualPath に /nsr を指定することはできません。

    LocalPath

    NetWorker ディレクトリローカルパス名
    ローカルディスク上の NetWorker ディレクトリのパスを指定します。
    /nsr は NetWorker ディレクトリを指すシンボリックリンクとなるため、LocalPath に /nsr を指定することはできません。

    VirtualHost

    論理ノード名
    "2.5 論理ノード名の定義" で定義した論理ノード名が表示されます。
    NetWorker サーバとして使用する論理ノード名を選択します。

    Flags

    NullDetector

    リソース監視を行わないかどうかを設定するフラグです。有効にするとリソース監視を行わなくなります。この場合、待機ノードでは Standby 処理が実行されず、リソースが Offline 状態となります。したがって、待機ノードでは NetWorker クライアントが起動されません。
    デフォルト : 無効 (リソース監視を行う。)

    WarningOnly

    リソース異常が発生してもフェイルオーバしないかどうかを設定するフラグです。有効にすると、Online状態のリソースで異常が発生した場合はWarning状態に、Standby状態のリソースで異常が発生した場合はFaulted状態になり、いずれの場合もフェイルオーバは発生しません。
    デフォルト : 無効 (フェイルオーバを行う。)

    AutoRecover

    有効にすると、リソース異常が発生したとき、フェイルオーバする前にリソースの再起動を試みます。
    デフォルト : 有効 (再起動を行う。)

    PreOnlineScript

    オンライン処理の前に実行されるスクリプト。

    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    PostOnlineScript

    オンライン処理の後に実行されるスクリプト。

    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    PreOfflineScript

    オフライン処理の前に実行されるスクリプト。

    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    PostOfflineScript

    オフライン処理の後に実行されるスクリプト。

    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    FaultScript

    Fault 発生時に実行されるスクリプト。

    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    参照

    • PreOnlineScript、PostOnlineScript、PreOfflineScript、PostOfflineScript、FaultScript に関しては、"2.9.2 NetWorker 起動・停止時のスクリプト設定" を参照してください。

    • Flags に関しては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」 の 「9 付録-属性」を参照してください。

    注意

    • NullDetector を有効にすると、WarningOnly と AutoRecover 属性は自動的に無効になります。

    • Flags に関しては、Flags=<略称>となっていれば、そのフラグの属性が有効であることを示します。

  5. 「SAVE+EXIT」で設定を保存します。

2.6.1.2 クライアントクラスタ運用

以下に NetWorker クライアントクラスタ運用の環境設定の例を示します。

  1. Main RMS management menu 画面から Application-Edit を選択します。

  2. Application selection menu から"2.3 userApplication の作成" で作成した userApplication を選択します。

  3. Settings of turnkey wizard "WIZSTANDBY" 画面から、Nwcl を選択します。

  4. Nwcl の設定画面より各設定を行い、「SAVE+EXIT」で設定を保存します。

    設定項目

    説明

    ScriptTimeout

    タイムアウト時間 (デフォルト:停止:起動)
    default_value[:[offline_value][:online_value]]
    デフォルト 300 ( 60 - 86400 )
    スクリプトのタイムアウト値 (秒) を指定します。このタイムアウト時間が経過すると、RMS はスクリプトに対して停止信号を送信します。OfflineScript のoffline_value タイムアウト値とOnlineScript のonline_value タイムアウト値は、それぞれこの文字列の形式で指定します。

    Interval

    監視間隔
    デフォルト 10 ( 5 - 60 )
    ディテクタが NetWorker の監視を行う時間間隔 (秒) を指定します。

    LogSize

    ログサイズ
    デフォルト 512 ( 10 - 4096 )
    スクリプトとディテクタのログサイズを指定します。
    ログファイルのサイズがこのサイズ (KB) を超える場合は、*.old と変名して新たなファイルを作成します。

    Flags

    NullDetector

    リソース監視を行わないかどうかを設定するフラグです。有効にするとリソース監視を行わなくなります。この場合、待機ノードでは Standby 処理が実行されず、リソースが Offline 状態となります。したがって、待機ノードでは NetWorker クライアントが起動されません。
    デフォルト : 無効 (リソース監視を行う。)

    WarningOnly

    リソース異常が発生してもフェイルオーバしないかどうかを設定するフラグです。有効にすると、Online状態のリソースで異常が発生した場合はWarning状態に、Standby状態のリソースで異常が発生した場合はFaulted状態になり、いずれの場合もフェイルオーバは発生しません。
    デフォルト : 無効 (フェイルオーバを行う。)

    AutoRecover

    有効にすると、リソース異常が発生したとき、フェイルオーバする前にリソースの再起動を試みます。
    デフォルト : 有効(再起動を行う。)

    PreOnlineScript

    オンライン処理の前に実行されるスクリプト。

    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    PostOnlineScript

    オンライン処理の後に実行されるスクリプト。

    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    PreOfflineScript

    オフライン処理の前に実行されるスクリプト。

    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    PostOfflineScript

    オフライン処理の後に実行されるスクリプト。

    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    FaultScript

    Fault 発生時に実行されるスクリプト。

    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    参照

    • PreOnlineScript、PostOnlineScript、PreOfflineScript、PostOfflineScript、FaultScript に関しては、"2.9.2 NetWorker 起動・停止時のスクリプト設定" を参照してください。

    • Flags に関しては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」 の 「9 付録-属性」を参照してください。

    注意

    • NullDetector を有効にすると、WarningOnly と AutoRecover 属性は自動的に無効になります。

    • Flags に関しては、Flags=<略称>となっていれば、そのフラグの属性が有効であることを示します。

  5. 「SAVE+EXIT」で設定を保存します。