アプリケーションの運用に関するサブコマンドについて、以下に示します。
操作可能なアプリケーションの一覧を示します。
アプリケーション名 | 意味 |
---|---|
arsvdm | データ管理の処理を行うアプリケーションです。 |
arsvdmc | サーバオーサリングの処理を行うアプリケーションです。 |
arsvfdm | ファイル管理の処理を行うアプリケーションです。 |
アプリケーション名の先頭が"arsv"(大文字も含む)以外 | ユーザが作成した業務アプリケーションです。 |
arsvadmin deploy
[--contextroot context_root] [--name component_name] [--libraries jar_file[,jar_file]...] filepath
ユーザが作成したWebアプリケーション(.war)の配備モジュールを配備します。
アプリケーション名の先頭が"arsv"(大文字も含む)以外のモジュールを配備できます。
オプション名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
--contextroot context_root | 可 | コンテキストルートとしてcontext_rootの値を指定します。 context_rootはオペランドです。 省略時は、filepathオペランドに指定した配備対象ファイルから拡張子を除いた値が使用されます。 |
--name component_name | 可 | アプリケーション名としてcomponent_nameの値を指定します。 component_nameはオペランドです。 省略値は、filepathオペランドに指定した配備対象ファイルから拡張子を除いた値が使用されます。 |
--libraries jar_file[,jar_file]... | 可 | アプリケーションから参照するライブラリ(JARファイル)を絶対パスで指定します。複数指定する場合は、カンマ区切りで指定します。 |
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
filepath | 不可 | 配備対象ファイルを絶対パスで指定します。 |
0:正常終了
1:異常終了
> %インストールディレクトリ%\bin\arsvadmin deploy C:\sample.war
/opt/FJSVar/bin/arsvadmin.sh deploy /sample.war
コマンドの実行結果が標準出力に出力されます。
出力例を以下に示します。
Command deploy executed successfully. |
注意
ライブラリ(JARファイル)は、存在するファイルを指定してください。
ライブラリへのパスに空白文字が含まれる場合は、“”でくくって下さい。
ライブラリは、パス構成要素にカンマを含まない場所へ格納してください。カンマを含んだ場合、パスの区切りとして取り扱われ配備に失敗する場合があります。
オプション--name指定時における注意事項は以下の通りです。
アプリケーション名に50文字以内で、以下の文字を指定してください。
英数字、または特殊文字(‘-’、‘_’、‘.’、‘;’)
先頭には、英数字または‘_’で、かつ、"arsv"(大文字も含む)以外を指定可
アプリケーション名は、--nameオプション指定時はcomponent_nameの指定値、未指定時は拡張子抜きの配備対象ファイル名です。
配備・配備解除操作は複数同時に実行することができません。配備・配備解除操作が復帰しないうちに新たな配備・配備解除操作を投入した場合、後から投入した操作が、先に動作していた操作の完了を待機します。
arsvadmin undeploy component_name
ユーザが作成したWebアプリケーション(.war)の配備モジュールの配備を解除します。
アプリケーション名の先頭が"arsv"(大文字も含む)以外のモジュールの配備を解除できます。
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
component_name | 不可 | 配備解除対象のアプリケーション名を指定します。 |
0:正常終了
1:異常終了
> %インストールディレクトリ%\bin\arsvadmin undeploy sample
/opt/FJSVar/bin/arsvadmin.sh undeploy sample
コマンドの実行結果が標準出力に出力されます。
出力例を以下に示します。
Command undeploy executed successfully. |
注意
配備・配備解除操作は複数同時に実行することができません。配備・配備解除操作が復帰しないうちに新たな配備・配備解除操作を投入した場合、後から投入した操作が、先に動作していた操作の完了を待機します。
arsvadmin enable component_name
指定されたアプリケーションを有効にします。
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
component_name | 不可 | 指定されたアプリケーションを有効にします。 複数指定することはできません。 指定可能なアプリケーション名は、「3.2.4 アプリケーション」のアプリケーションの一覧を参照してください。 |
0:正常終了
1:異常終了
> %インストールディレクトリ%\bin\arsvadmin enable arsvdm
/opt/FJSVar/bin/arsvadmin.sh enable arsvdm
コマンドの実行結果が標準出力に出力されます。
出力例を以下に示します。
Command enable executed successfully. |
arsvadmin disable component_name
指定されたアプリケーションを無効にします。
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
component_name | 不可 | 指定されたアプリケーションを無効にします。 複数指定することはできません。 指定可能なアプリケーション名は、「3.2.4 アプリケーション」のアプリケーションの一覧を参照してください。 |
0:正常終了
1:異常終了
> %インストールディレクトリ%\bin\arsvadmin disable arsvdm
/opt/FJSVar/bin/arsvadmin.sh disable arsvdm
コマンドの実行結果が標準出力に出力されます。
出力例を以下に示します。
Command disable executed successfully. |
arsvadmin list-components
Webコンテナに配備されているアプリケーションの状態を表示します。
list-componentsサブコマンドにオペランドを指定することはできません。
0:正常終了
1:異常終了
> arsvadmin list-components
./arsvadmin.sh list-components
コマンドの実行結果が標準出力に出力されます。配備されるアプリケーションによって、以下のようなTYPEを表示する。
<ear>:earファイル
<web>:warファイル
<connector>:rarファイル
<ejb>:ejb-jarファイル
<appclient>:client-jarファイル
<webservices>:Webサービスアプリケーション
例
出力例
NAME TYPE STATUS arsvdm <web> enabled arsvfdm <web> enabled arsvdmc <web> enabled _arsvsample <web> disabled Command list-components executed successfully.