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Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書
FUJITSU Software

7.3 [ポリシーの配付状況]画面に表示されるエラーコード一覧


エラー種別

エラーコード(※)

成功

0x0

  

  

接続エラー

0xa

0x4a

0x8a

送信エラー

0xb

0x4b

0x8b

タイムアウト

0xc

0x4c

0x8c

アクセスエラー

0x11

0x51

0x91

適用エラー

0x1e

0x5e

0x9e

不明

0x1f

0x5f

0x9f

実行エラー

0x30

0x70

0xb0


[エラー種別、エラーコードの参照方法]

[ポリシーの配付状況]画面の画面左側のツリービューで[配付失敗]を選択すると、その配下にポリシー配付した機能名の一覧が表示されます。ここで各機能名を選択すると、画面右側のリストビューに、配付に失敗したポリシーの詳細が表示されます。配付失敗したポリシーのエラー種別、およびエラーコードは、リストビューの“配付結果”項目から参照できます。

※エラーコードは、エラーが発生したサーバによって番号の範囲が異なります。

0x1 ~ 0x40

運用管理サーバでエラー

0x41 ~ 0x80

配付先で発生したエラー (中継でない場合)

  

中継サーバでのエラー (中継した場合)

0x81 ~

配付先で発生したエラー (中継した場合のみ)


接続エラー

エラーコード

0xa

0x4a

0x8a

原因

配付先ホスト(注1)がダウンしているか、配付先ホストに接続できません。

対処

  1. 配付先ホストがダウンしている場合には、システムを起動してください。

  2. エラーコードが0xaの場合、運用管理サーバから配付先ホストにpingコマンドを実行し応答するかを確認してください。エラーコードが0x4aの場合、部門管理サーバから配付先ホストにpingコマンドを実行し応答するかを確認してください。失敗する場合は、ネットワーク管理者に相談してください。(pingコマンド実行時の配付先ホストにはノードプロパティの代表インタフェースのIPアドレスとホスト名を指定します。)

  3. 配付先がDMZ環境の場合、INTERNETフラグが設定されているかどうか確認してください。また、プロキシ設定が正しく行われているか確認してください。

上記対処を行い、原因が取り除かれた後、配付に失敗したポリシーを配付してください。

送信エラー

エラーコード

0xb

0x4b

0x8b

原因

以下の原因が考えられます。

  1. 配付先ホストにおいて、Systemwalker Centric Managerが起動していません。

  2. 配付先ホストにおいて、ポリシー配付機能のサービス(デーモン)が起動していません。

  3. ポリシー配付中に通信異常が発生し、ポリシー配付が中断されています。

  4. ポリシー配付で使用するポート(5968)が遮断されています。

  5. 配付元と配付先のホスト名が一致していません。

対処

  1. 配付先でSystemwalker Centric Managerが起動されていない場合は、起動してください。

  2. ポリシー配付機能のプロセスを再起動してください。
    UNIX版
    配付先ホストで、以下のコマンドを起動してください。
    # /opt/FJSVfwtrs/mppol/bin/MpPolStart
    Windows版
    配付先ホストで、“Systemwalker MpPolRecv”サービスを再起動してください。

  3. 以下の点を確認してください。

    • 配付先ホストまでのネットワークに問題はありませんか。(回線速度に対するネットワーク機器の性能問題や、ネットワークが切れやすい、回線が細いなど)

    • 配付先ホストがダウンしていませんか。

    • 配付先がDMZ環境の場合、INTERNETフラグが設定されているかどうか確認してください。また、プロキシ設定が正しく行われているか確認してください。

  4. ポリシー配付で使用するポート(5968)が遮断されていないか確認してください。

  5. 配付元と配付先で、それぞれ名前解決のホスト名を一致させてください。

上記対処を行い、原因が取り除かれた後、配付に失敗したポリシーを配付してください。

タイムアウト

エラーコード

0xc

0x4c

0x8c

原因

配付先ホストでポリシーの適用コマンド(注2)が復帰しない、またはポリシー配付中にネットワークの通信が不可になっています。

対処

  1. ポリシーの適用コマンドを確認してください。(実行権限があるか、適用コマンドが正規のディレクトリに存在するか、0バイトファイルになっていないかなど)

  2. 配付先ホストまでのネットワークに異常がないかを確認してください。

  3. 配付先がDMZ環境の場合、INTERNETフラグが設定されているかどうか確認してください。また、プロキシ設定が正しく行われているか確認してください。

上記対処を行い、原因が取り除かれた後、配付に失敗したポリシーを配付してください。

アクセスエラー

エラーコード

0x11

0x51

0x91

原因

以下の原因が考えられます。

  1. ポリシーの配付元、配付先に指定したディレクトリやファイルが存在していません。

  2. 配付先のサーバのメッセージ送信先が配付元と一致していません。

  3. 配付先のサーバのSystemwalker Centric Managerが削除されています。

  4. ディスク容量不足でコピーできません。

  5. ポリシーの配付元、配付先に指定したディレクトリやファイルにアクセスする権限がありません。

  6. 配付先のマシンに、配付するポリシーの機能をインストールしていません。

  7. (Windows)特定のフォルダをエクスプローラ上で選択しています。

対処

  1. 原因の1.~3.配付元のパスと配付先のパスが正しいかどうかを確認してください。(配付先パスが存在するかどうかなどを確認する)(注3)(注4)

  2. ディスク容量を確認してください。

  3. 配付元と配付先のディレクトリ、ファイルのアクセス権限を確認してください。(Systemwalkerの実行ユーザにアクセス権があるかなど)

  4. インストール時に選択した機能の確認をしてください。

  5. 配付先マシンの格納先ディレクトリをエクスプローラ等で開いていないか確認してください。

上記対処を行い、原因が取り除かれた後、配付に失敗したポリシーを配付してください。

適用エラー

エラーコード

0x1e

0x5e

0x9e

原因

配付先ホストにおいて、ポリシーの適用コマンドが異常終了しました。

対処

配付したポリシーとポリシーの適用コマンドの復帰値を記録し、適用エラーが発生した機能の提供元に連絡してください。ポリシーの適用コマンドの復帰値は[ポリシーの配付状況]画面の[適用コマンド結果]に記載されています。上記対処を行い、原因が取り除かれた後、配付に失敗したポリシーを配付してください。

不明

エラーコード

0x1f

0x5f

0x9f

原因

Systemwalker Centric Managerの設定に異常がある可能性があります。

対処

保守情報収集ツールを使用し、すべての機能の資料を採取して、技術員に連絡してください。保守情報収集ツールの使用方法については、“対処方法の各手順”の“保守情報の収集方法”を参照してください。

実行エラー

エラーコード

0x30

0x70

0xb0

原因

配付先ホストにおいて、ポリシーの適用コマンドの起動ができませんでした。

対処

配付先ホストにおいて、以下のようなシステム上の問題がないか確認してください。

  1. ポリシーの適用コマンド(ポリシーの配付状況画面のExecファイル)が配付先サーバに存在していることを確認してください。

  2. ディスク容量に空きがあることを確認してください。

  3. システムの使用メモリに十分な空き容量があることを確認してください。

上記対処を行い、原因が取り除かれた後、配付に失敗したポリシーを配付してください。

※上記以外のエラーが発生した場合は、技術員に連絡してください。

備考.

注1) 配付先、配付先ホスト

ポリシーの配付対象となるホストです。[ポリシーの配付状況]画面の“配付先”に記載されています。

注2) ポリシーの適用コマンド

ポリシーの配付先ホスト上で配付したポリシーを適用するために実行されるコマンドです。[ポリシーの配付状況]画面の“Execファイル”に記載されています。

注3) 配付元のパス

運用管理サーバ上で配付対象となるポリシーファイルが格納されているパスです。[ポリシーの配付状況]画面の“Sourceファイル”に記載されています。

注4) 配付先のパス

ポリシー配付後に配付先ホスト上でポリシーファイルが格納されるパスです。配付後のポリシーはポリシーの適用コマンドの仕様によっては配付後すぐに削除される場合があります。[ポリシーの配付状況]画面の“Destファイル”に記載されています。