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Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書
FUJITSU Software

A.2 保守情報の収集方法

Systemwalker Centric Managerのトラブルに対して、トラブル対処に必要な保守情報を収集します。Systemwalker Centric Managerのトラブルに対し、原因がわからない場合に、本機能を使用し、収集した情報を、技術員に送付してください。

なお、調査資料の採取方法は、FJQSS(資料採取ツール)を利用する方法と、Systemwalker Centric Managerの保守情報収集ツールを利用する方法の2とおりの方法があります。どちらの採取方法も採取できる資料は同じです。

FJQSS(資料採取ツール)を利用する場合

UNIXの場合】

以下のコマンドを実行します。

/opt/FJSVqstl/fjqss_collect 格納先ディレクトリ

“FJQSS(資料採取ツール)”の詳細については、DVDに格納されている以下のフォルダ 配下のマニュアルを参照してください。

- Fjqss_Manual

Windowsの場合】

[スタート]/[アプリ]から、[FJQSS(資料採取ツール)]-[資料採取(Systemwalker Centric Manager)]を選択し、表示される画面から保守情報を収集します。

Systemwalker Centric Managerの保守情報収集ツールを利用する場合

UNIXの場合】

swcolinf(保守情報収集コマンド)を使用し、障害調査のための保守情報を収集します。以下にコマンドの形式を説明します。swcolinf(保守情報収集コマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。

/opt/FJSVftlc/swcolinf/swcolinf [-i 機能名 | all] -o 格納先ディレクトリ

機能名は、採取する機能名を指定します。指定する機能を以下に示します。

指定する機能名

機 能

framework

フレームワーク

event

イベント監視

traffic

性能監視・稼働監視

drms

資源配付

remote

リモート操作

report

レポーティング

tool

ツール

network

ネットワーク管理

auditlog

監査ログ

svacctl

サーバアクセス制御

備考. 複数選択する場合は、カンマ区切りで指定します。

allは、すべての機能の情報を採取する場合に指定します。

格納先ディレクトリは、採取した資料を格納するディレクトリをフルパスで指定します。

【Windowsの場合】

[保守情報収集ツール]を使用し、障害調査のための保守情報を収集します。以下に操作手順を説明します。

  1. Server Core環境の場合、保守情報収集ツールを起動するには、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してください。

    【インストール環境で実行する場合】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\swcolinf\swcolinf.exe

    【CD-ROMから実行する場合】

    CD-ROMドライブ\tool\swcolinf\swcolinf.exe

    swcolinf.exeコマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”の“swcolinf(保守情報収集コマンド)”を参照してください。

    Server Core環境以外の場合は、[スタート]メニューから[Systemwalker Centric Manager]-[ツール]-[保守情報の収集]、または[アプリ]画面から[Systemwalker Centric Manager]-[保守情報の収集]を選択します。

    →[保守情報収集ツール]ダイアログボックスが表示されます。

  2. 以下の項目を指定し、[実行]ボタンをクリックします。

    • [製品名]:“Systemwalker Centric Manager”を選択します。

    • [情報格納先]:収集した情報を格納する場所を指定します。

    →実行を確認するダイアログボックスが表示されます。

    ポイント

    収集する機能を選択する場合

    収集する機能を選択する場合は、[保守情報収集ツール]ダイアログボックスで、[機能選択]ボタンをクリックし、[保守情報収集ツール 機能選択]ダイアログボックスから、収集する機能を選択します。

    ただし、原因究明のため、機能はすべて収集することを推奨します。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    →[保守情報収集ツール 実行処理]メッセージボックスが表示されます。

  4. [保守情報収集ツール 結果]メッセージボックスが表示されます。
    内容を確認し、[OK]ボタンをクリックしてください。

ポイント

保守情報収集(全項目)にかかる時間の目安は、以下のとおりです。

  • CPU:Intel(R) Pentium(R)IIIプロセッサ600MHz

  • メモリ:512MB

  • 収集時間:6分15秒

注意

保守情報を収集できなかった場合

保守情報の収集に失敗した場合は、実行結果画面に、収集できなかった資料と格納先が機能別に表示されます。機能別に格納先が違いますので、各格納先に手動でコピーしてください。