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Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド
FUJITSU Software

2.10.2 スマートデバイス中継サーバをインストールする

インストール前の確認事項

インストール

スマートデバイス中継サーバのインストール手順は、以下のとおりです。

  1. Administratorsグループに所属するユーザー、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーでWindowsにログオンします。ほかのアプリケーションを使用している場合は、終了してください。

  2. Systemwalker Desktop KeeperのDVD-ROMをPCにセットすると、インストーラ画面が表示されます。
    [スマートデバイス中継サーバ インストール]を選択します。
    インストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。

  3. [Systemwalker Desktop Keeper スマートデバイス中継サーバ セットアップへようこそ]画面が表示されるので、[次へ]ボタンをクリックします。

  4. スマートデバイス中継サーバの[インストール先の選択]画面が表示されます。表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックします。

    表示されているインストール先から変更する場合は、[参照]ボタンをクリックし、変更先フォルダを選択後、[次へ]ボタンをクリックします。

    注意

    スマートデバイス中継サーバのインストール先フォルダを圧縮または暗号化の対象とした場合、プログラム動作に影響がでる可能性があります。圧縮や暗号の設定を行わないでください。
    [インストール先のフォルダ]で指定できる最大パス長は100バイトです。
    [インストール先のフォルダ]には、半角英数字、"-"または"_"が指定できます。また、以下のドライブは指定できません。

    • ネットワークドライブ

    • フォーマット形式がNTFS、FAT以外のドライブ

  5. 処理が正常に完了すると、[インストール完了]画面が表示されます。
    OSの再起動を確認する以下のメッセージが表示されます。[はい]ボタンをクリックして、OSを再起動します。

    インストールを完了するには、システムの再起動が必要です。再起動してもよろしいですか?
  6. 管理するスマートデバイス(Android端末またはiOS端末)ごとに、以下の設定を行ってください。

    • Android端末の場合

      1. スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、以下の設定をします。

        ・Android端末の管理を有効化します。指定するオプションは、-Android.enabledです。

        ・管理サーバ/統合管理サーバを設定します。指定するオプションは、-hです。

      2. デフォルトのポート番号(48080)ポート番号に変更がある場合は、“Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル”の“使用するポート番号の変更方法”を参照し、ポート番号を変更します。

      3. スマートデバイス(エージェント)(Android)とHTTPS通信を行う場合は、HTTPS通信用の証明書環境を構築します。
        詳細な手順は、“2.10.3 HTTPS通信を設定する”を参照してください。本手順は、iOS端末を管理する場合と共通のため、iOS端末の設定で実施されている場合には、実施する必要はありません。

      4. スマートデバイス中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)で、スマートデバイス中継サーバを起動します。

    注意

    手順2と手順3の設定項目(手順2は、管理サーバ/統合管理サーバのポート以外)は、Systemwalker Desktop Patrolと共通で使用する項目です。Systemwalker Desktop Patrolですでに設定されている場合には、設定する必要はありません。

    • iOS端末の場合

      ポイント

      以下の手順1から手順4までは、一度で設定できます。

      1. スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、iOS端末の管理を有効化します。指定するオプションは、-iOS.enabledです。

      2. スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、管理サーバ/統合管理サーバを設定します。指定するオプションは、-hです。
        この手順は、Android端末を管理する場合と共通のため、Android端末の設定で実施されている場合には、実施する必要はありません。

      3. スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、iOS端末から接続するサーバまたはリバースプロキシの設定をします。指定するオプションは、-iOS.connect.h、-iOS.connect.pおよび-iOS.connect.profile.pです。

      4. スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、iOS管理データベースを設定します。指定するオプションは、-iOSmgr.hです。Systemwalker Desktop KeeperだけでiOS端末を管理する場合は、管理サーバを指定してください。
        Systemwalker Desktop PatrolでもiOS端末を管理する場合には、管理サーバまたはSystemwalker Desktop PatrolのCSのうち、iOS管理データベースを運用しているサーバを指定してください。
        この設定値は、一度設定したあと変更しないでください。

      5. iOS管理データベースとの通信に使用するデフォルトのポート番号(55432)に変更がある場合は、“Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル”の“使用するポート番号の変更方法”を参照し、ポート番号を変更します。

      6. スマートデバイス(エージェント)(iOS)とHTTPS通信を行う場合は、HTTPS通信用の証明書環境を構築します。
        詳細な手順は、“2.10.3 HTTPS通信を設定する”を参照してください。本手順は、Android端末を管理する場合と共通のため、Android端末の設定で、実施されている場合には、実施する必要はありません。

      7. Apple社証明書登録コマンド(swss_ImportAppleCert.bat)を利用して、“2.2 事前準備”で準備したMDM証明書を導入します。

      8. スマートデバイス中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)で、スマートデバイス中継サーバを起動します。

    各コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル”の“コマンドリファレンス”を参照してください。

    注意

    Systemwalker Desktop PatrolのSSと共存する場合の注意事項

    • 手順1~手順4のスマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で設定する以下の項目は、Systemwalker Desktop Keeperだけで使用する項目です。

      • -h

      • -p

      • -Android.http.p

      • -Android.https.p

      • -Android.enabled

      • -iOS.enabled

    • スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で設定する以下の項目は、Systemwalker Desktop Patrolと共通で使用する項目です。

      • -iOSmgr.h

      • -iOSmgr.p

      • -iOS.profile.p

      • -iOS.https.p

      • -iOS.connect.h

      • -iOS.connect.p

      • -iOS.connect.profile.p

    • 手順6および手順7の設定項目は、Systemwalker Desktop Patrolと共通で使用する項目です。

    • Systemwalker Desktop Patrolと共通で使用する項目は、Systemwalker Desktop Patrolでも同じ値を設定してください。
      Systemwalker Desktop Keeperで設定した後に、同じ設定項目をSystemwalker Desktop Patrolで異なる値に変更するとSystemwalker Desktop Keeperで実施した設定も変更されます。また、Systemwalker Desktop Patrolで設定した後に、同じ設定項目を Systemwalker Desktop Keeperで異なる値に変更すると、Systemwalker Desktop Patrolで実施した設定も変更されます。