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Systemwalker Desktop Keeper トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

3.3 禁止動作に関するトラブル

1.印刷止を[する]にしても「Windows画像とFAXビューア」からの印刷ができてしまいます。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

Windows付属の「Windows画像とFAXビューア」は、別プログラムが印刷処理を行っているため禁止機能が動作しません。

【対処方法】

V14.1.0以降へバージョンアップしてください。「Windows画像とFAXビューア」からの印刷に対しても禁止することができます。

2.ログオン止機能が動作しません。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

V13.0.0以前のSystemwalker Desktop Keeperは、ローカルグループのユーザー情報だけを管理対象としています。したがって、ドメインで管理しているユーザーでログオンした場合は、ログオン禁止機能が動作しません。

以下のグループに所属しているユーザーは、管理対象になりません。

【対処方法1】

ドメインで管理しているユーザーをローカル環境にも作成し、ログオン禁止対象とするグループに所属させてください。その上でドメインに同名のユーザーIDでログオンすると、ログオン禁止機能が動作します。

【対処方法2】

V13.2.0以降へバージョンアップしてください。上記グループについても管理対象としています。

3.ポリシーに設定していないのにログオン止メッセージが表示され、シャットダウン(ログオフ)しました。

エラーメッセージ

[E601-INF001] このユーザー名によるログオンは禁止されています。30秒後に強制的にログオフします。

[E602-INF002] このユーザー名によるログオンは禁止されています。30秒後に強制的にシャットダウンします。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

ログオン禁止でシャットダウン(ログオフ)の設定をしているクライアント(CT)に、ログオン禁止を解除して[次回起動時に更新する]ボタンで更新したにもかかわらず、再起動してログオンするとシャットダウン(ログオフ)してしまいます。
「次回起動時にポリシーを更新」する場合、Systemwalker Desktop Keeperのサービス起動後、そのポリシーが有効になるまでに時間がかかります。管理サーバからポリシーが配付される前にクライアント(CT)でログオンが完了すると、前回のポリシーが有効になっているため、シャットダウン(ログオフ)します。

【対処方法】

「次回起動時にポリシーを更新」しようとしてログオン禁止設定を変更した場合は、OS再起動後、しばらく待ってからログインしてください。
また、[即時更新を行う]ボタンで更新することによって、本現象は発生しなくなります。

4.メール添付止で、ファイル添付されてきたメールの転送ができてしまいました。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

Systemwalker Desktop Keeperでは、ファイルを添付する操作を検知して禁止を行います。メールの転送時はファイルを添付する操作が伴わないため検知することができません。
ただし、V13.2.0以降でメール添付禁止の方式を[ポート監視方式(推奨)]にしている場合、本現象は発生しません。

【対処方法】

SE V13.0.0以前の場合:

対処方法はありません。V13.2.0にバージョンアップして、クライアント(CT)インストール時にメール添付禁止の方式を[ポート監視方式(推奨)]に設定してください。

SE V13.2.0以降の場合:

クライアント(CT)を再インストールし、メール添付禁止の方式を[ポート監視方式(推奨)]に設定してください。

5.SAMBA上のファイルの持出し止ができません。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

ネットワーク上のサーバに対しての持出しは、禁止対象ではありません。したがって、SAMBA上サーバへの持出しは禁止できません。
ただし、SE V12.0L20、およびV13.0.0以降は、ネットワークドライブへのファイル操作記録機能を実装しているので、ネットワーク上のサーバへのファイル持出し操作に関するログを採取できます。
印刷禁止については、ネットワーク上のファイルに対しても禁止対象としています。SAMBAサーバ上のファイルも印刷を禁止できます。

【対処方法】

V14.2.0以降へバージョンアップしてください。SAMBA上のファイルの持出しの禁止にも対応しています。

6.持出し止の設定で[リムーバブル]にチェックしたのですが、USB接続のHDDが持出し止できません。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

V12.0L20以前では、[リムーバブル]にチェックしても、USB接続のHDDは持出し禁止できません。

【対処方法】

V12.0L20以前では、ドライブレターにチェックして禁止してください。

V13.0.0以降では、リムーバブルのチェックすることで禁止できます。

7.持出止機能で、DVD/CDに対して[する(通常持出し可)]、または[する(暗号化持出し可)]を選択した場合にも、書込み可能なCD-Rを挿入するとイジェクトされてしまい、閲覧したいだけなのにそれもできません。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因1

V12.0L20以前のSystemwalker Desktop Keeperでは、書き込み可能なメディアが挿入されると、強制イジェクトを行います。

【対処方法】

以下のどちらかの対処を行ってください。

◆ 原因2

書き込み可能なDVD/CDメディアが挿入された場合、DVD/CDがセッションクローズされていない(トラックアットワンスで書き込み/追記可能な)状態では、追加で書き込みが可能ですので、追加書き込みを禁止するため強制イジェクトを行います。

【対処方法】

CD-Rをイジェクトさせずに閲覧するには、CD-Rのセッションクローズ(ファイナライズ/追記禁止)を行ってください。
CD-RWは、消去しての再追記が可能なため、セッションクローズ(ファイナライズ/追記禁止)を行っていても、イジェクトされます。
V13.0.0 以降では、セッションクローズされていないCD-RやCD-RW でも閲覧可能です。

8.DVD-ROMを参照することができません。

エラーメッセージ

システム管理者がDVD,CDへの書き込みを禁止しています。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

持出し禁止設定を行っているクライアント(CT)のDVDマルチドライブでWinDVD5を使用してDVD-ROMを参照しようとすると、本現象が発生します。

WinDVD5 が他のプレーヤーと異なる動作をしているため、Systemwalker Desktop Keeperでは、WinDVD5 については動作を保証していません。

【対処方法】

他のDVDソフトを使用してください。

9.メール添付止を適用しているクライアント(CT)で、既存の".eml"ファイルをダブルクリックすると、ファイルの添付を禁止している旨のメッセージが表示されます。

エラーメッセージ

[D1F1-INF001] システム管理者がこのファイルの添付を禁止しています。(添付禁止ファイル:<ファイル名>)

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

V13.0.0以前、およびV13.2.0以降(メール添付禁止の方式がV12.0L20~V13.0.0互換方式の場合)の場合、emlファイルをダブルクリックする操作と、ユーザーがメールにファイルを添付する操作が内部的に一致してしまう(禁止パターンと同じイベントが発生している)ため、本現象が発生します。
ただし、V13.2.0以降で、メール添付禁止の方式を[ポート監視方式(推奨)]にしている場合、本現象は発生しません。

【対処方法1】

ファイルのダブルクリックでメールを参照するのではなく、メーラーからリストをダブルクリックして参照してください。

【対処方法2】

SE V13.0.0以前の場合:

V13.2.0にバージョンアップして、クライアント(CT)インストール時にメール添付禁止の方式を[ポート監視方式(推奨)]に設定してください。

SE V13.2.0以降の場合:

クライアント(CT)を再インストールし、メール添付禁止の方式を[ポート監視方式(推奨)]に設定してください。

10.メール添付止を適用しているクライアント(CT)で、スタイルシートを使用して送られてきたメールを開くと、添付を禁止しているとのメッセージが表示されました。

エラーメッセージ

D1F1-INF001 システム管理者がこのファイルの添付を禁止しています。(添付禁止ファイル:<ファイル名>)

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

V13.0.0以前、およびV13.2.0以降(メール添付禁止の方式がV12.0L20~V13.0.0互換方式の場合)の場合、スタイルシートを使用して送付されたメールを開く動作と、ユーザーがメールにファイルを添付する操作が内部的に一致してしまう(禁止パターンと同じイベントが発生している)ため、本現象が発生します。
ただし、V13.2.0以降で、メール添付禁止の方式を[ポート監視方式(推奨)]にしている場合、本現象は発生しません。

【対処方法】

SE V13.0.0以前の場合:

対処方法はありません。V13.2.0にバージョンアップして、クライアント(CT)インストール時にメール添付禁止の方式を[ポート監視方式(推奨)]に設定してください。

SE V13.2.0以降の場合:

クライアント(CT)を再インストールし、メール添付禁止の方式を[ポート監視方式(推奨)]に設定してください。

11.Windows® XPのスタートメニューのカスタマイズで、電子メールクライアント変更できません。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

Systemwalker Desktop Keeperでは、メール添付禁止機能を実現するため、[スタート]メニューのカスタマイズで設定された情報を常に監視し、削除しています。このため、既定の電子メールはインターネットオプションで設定された情報を参照する動作となります。

【対処方法】

インターネットオプションのプログラムを変更することで規定の電子メールを変更できます。
規定の電子メールを変更するためには、クライアント(CT)にPowerUser/Administrator権限のユーザーでログインしてください。

12.[スタート]メニュー中の電子メールのリンクが消えてしまいました。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

V13.0.0以前のSystemwalker Desktop Keeperでは、メール添付禁止機能実現のため、メール添付禁止機能があるエディション(SE)をインストールすると、[スタート]メニューから電子メールへのリンクを削除しています。

【対処方法1】

[スタート]メニューから電子メールへのリンクを復活させるには、Systemwalker Desktop Keeperをアンインストールし、再起動してください。

【対処方法2】

V13.2.0以降にバージョンアップしてください。バージョンアップ時には、[メール添付抑止(メール添付禁止)]で[ポート監視方式]を指定してください。

13.使用を許可したUSBデバイスが使用できません。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

認証前後で製品IDが変化するUSBデバイス(注)を、認証前、または認証後のいずれかの情報だけ登録しています。
注)特定の環境で使用した場合、製品IDが認証前後で変化する認証機能つきUSBメモリがあります。
(Windows XPで、かつユーザー権限のユーザーで使用した場合に、認証前後で製品IDが変わった事例があります。)

【対処方法】

V14.0の場合:認証前後の情報を登録してください。

V14.1以降の場合:認証前後の情報を登録するか、[USBデバイスの識別方法]を[シリアル一致]で登録してください。

14.使用を許可したUSBデバイスを接続しましたが、デバイス構成変更ログが「違反」で採取されます。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

認証前後で製品IDが変化するUSBデバイス(注)を、認証後の情報だけ登録しています。
注)特定の環境で使用した場合、製品IDが認証前後で変化する認証機能つきUSBメモリがあります。
(Windows XPで、かつユーザー権限のユーザーで使用した場合に、認証前後で製品IDが変わった事例があります。)

【対処方法】

V14.0の場合:認証前後の情報を登録してください。

V14.1以降の場合:認証前後の情報を登録するか、[USBデバイスの識別方法]を[シリアル一致]で登録してください。

15.管理コンソールにログオンできません。

エラーメッセージ

[MGCL-ERR001] 階層化サービスとの通信に失敗しました。処理を中止します。
管理サーバのサービスが停止している可能性があります。確認してください。
管理サーバと管理コンソールとの通信ポート番号が合致していない可能性があります。確認してください。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10

BE V12.0L20

BE V13.0.0

BE V13.2.0

BE V13.3.0

V14.0.0/V14.0.1

SE V12.0L20

SE V13.0.0

SE V13.2.0

SE V13.2.1

SE V13.3.0

V14.1.0

V14.2.0

V14.3.0

V15.0.0

◆ 原因

同居ソフト(InterSafe CATS)により、管理コンソール/階層化サービス間の通信が阻害されています。

【対処方法】

以下の記事にしたがい、InterSafe CATSの設定を行ってください。

http://support.alsi.co.jp/
No.3491「CATSインストール後、同居するアプリケーションが正常に動作しない」

設定するアプリケーションの実行ファイル名は、fsw21ej2、fsw21sj1です。