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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書
FUJITSU Software

2.2 仮想資源管理

■機能概要

仮想資源管理では、OSや仮想化ソフトウェアから物理サーバ、仮想マシンの性能情報を収集し、一元管理します。
本機能で収集した仮想マシンの性能情報を、物理サーバの性能情報と突き合わせて総合的に判断することによって、サーバ内でのリソースを最適化でき、利用効率の向上を図ることができます。

収集できる情報

VMware ESX/VMware ESXi/VMware vCenterの情報収集の違いについて

VMware ESX、VMware ESXi、VMware vCenterからの情報収集ではSOAPのAPIを使用することで、HTTPS通信で直接仮想化ソフトウェアの情報を収集します。HTTPS通信ではSSH通信のようにデータ表示が遅れることなく、リアルタイムでの表示が可能です。

VMware ESXは、旧版からの互換用としてSSH通信による情報収集方式も使用可能です。SSH通信方式では仮想環境のリモートコンソールに対してSSHでログインし、仮想環境でコマンドを実行することで情報を収集します。このため、「2.2.5 表示」の注意事項で示すように、データの表示が遅れる場合があります。


■収集間隔

収集間隔は、5分です。


■手順

インストールレス型Agentで仮想資源管理を行うための手順を説明します。

運用開始後に、被監視サーバの増減がある場合や、通信方式、接続用のアカウント/パスワード、被監視サーバのホスト名/IPアドレスなどを変更する場合は、上記手順を再度確認、実施してください。パスワードは変更せず、パスワードの有効期限を変更する場合は、「A.4 常駐プロセス、起動と停止」を参照して監視サーバ(Manager/Proxy Manager)のサービス/デーモンの再起動のみ行ってください。