ユーザログテーブルからエクスポートしたデータは、ほかのデータベースにロードしたあとで、SQL文を使って、参照・加工などができます。
なお、rdbcycexpコマンドのテキスト形式(-tオプション)でエクスポートしたデータは、Symfoware ServerやOracleなどさまざまなデータベースにロードすることができますが、バイナリ形式(-oオプションまたは-tと-oを省略)でエクスポートしたデータは、Symfoware Serverにしかロードすることができません。
rdbcycexpコマンドはCYCLIC格納構造のDSIを指定して実行します。
このとき、エクスポート待ち(FULL)になっているエントリを調べ、対象となるエントリのうち最も古いデータが格納されたエントリを、エントリ単位で一般ファイルにエクスポートします。
出力ファイルは、後日の調査で利用するために日時などを含めた名前にすることをお勧めします。
出力ファイルのデータは、ユーザログの目的ごとにデータ加工やマージなどを行い、データの調査や管理に利用してください。
出力ファイルのデータの文字コード系は、以下のとおりです。
バイナリ形式の場合
処理対象のデータベースの文字コード系で出力します。
テキスト形式の場合
データベースの文字コード系と異なるコード系で出力ファイルを作成することができます。出力ファイルの文字コード系を、rdbcycexpコマンドのオプションで指定します。オプションを省略した場合は、データベースの文字コード系が指定されたものとみなされます。
オプションの詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
出力ファイルのデータの文字コード系と処理対象のデータベースの文字コード系が異なる場合、コード変換が行われます。コード変換により変換先に該当する文字コードが存在しない場合は、コード変換エラーとなります。
ポイント
データのソート、マージが必要な場合は、外部ツールなどで実施してください。
ユーザログを参照・加工するシステム(データベース)の利用方法については、利用するデータベースシステムのマニュアルを参照してください。
注意
全エントリの容量不足が発生すると、アプリケーションはエラーとなります。このため、エントリのエクスポートを計画的に実施する必要があります。詳細は“6.3.6 エクスポートのスケジュールの設計”を参照してください。