ユーザログテーブルのエントリからユーザログをエクスポートするには、rdbcycexpコマンドを使用します。このエクスポートは、満杯になっているエントリを自動でエクスポート対象にします。
rdbcycexpコマンドは、CYCLIC格納構造のDSIを指定して実行します。このとき、エクスポート待ち(FULL)になっているエントリを調べ、対象となるエントリのうち最も古いデータが格納されたエントリをエントリ単位で一般ファイルにエクスポートします。
出力ファイルは、調査で利用するために、日時などを含めた名前にすることをお勧めします。
出力ファイルのデータは、ユーザログの目的ごとにデータ加工やマージなどを行い、データの調査や管理に利用してください。
ユーザログテーブルに格納されているレコードの種類には、以下の3つがあります。
ユーザログレコード
トランザクション情報レコード
制御情報レコード
エクスポートするファイルの形式には、以下の2つがあります。
テキスト形式
バイナリ形式
注意
rdbcycexpコマンドが作成する出力ファイルは、一般ユーザで書き込み可能なファイルとなるため、セキュリティ上脅威となる可能性があります。以下のいずれかの対処をしてください。
rdbcycexpコマンドを実行する前に、パラメタで指定する出力ファイルの上位ディレクトリに対して、Administratorsグループだけにフルコントロールの指定をし、サブディレクトリ配下でも有効とするアクセス権を設定する。
rdbcycexpコマンドを実行したあとに、Administratorsグループだけにフルコントロールのアクセス権を設定する。
なお、一般ユーザ用ファイルのアクセス権は、利用するシステムのセキュリティポリシーにしたがって設定してください。