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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

4.5.1 ローデバイスに作成する場合

データベース用の領域には、磁気ディスク内のパーティションをそのまま割り当てます。データベーススペースの作成までに、実際のローデバイスが獲得されている必要があります。




データベーススペースの作成は、CREATE DBSPACE文で行います。

CREATE DBSPACE文を実行すると、以下の処理が行われます。

CREATE DBSPACE

CREATE DBSPACE文では、データベーススペース名と、データベーススペースを作成するローデバイス名を指定します。

ユーザログテーブルのためのデータベーススペースの定義を実行するCREATE DBSPACE文の例を、以下に示します。

データベーススペースDBSP_1、DBSP_2、およびDBSP_3を作成します。それぞれのデータベーススペースには、ユーザログテーブル専用の以下のローデバイスを割り当てます。これらのローデバイスはすでに定義済で実在するものとします。

CREATE DBSPACE  DBSP_1  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c1t0d1s1;
CREATE DBSPACE  DBSP_2  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c2t0d2s3;
CREATE DBSPACE  DBSP_3  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c3t0d3s3;

CREATE DBSPACE  DBSP_1  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/raw/raw10;
CREATE DBSPACE  DBSP_2  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/raw/raw11;
CREATE DBSPACE  DBSP_3  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/raw/raw12;

CREATE DBSPACE DBSP_1 ALLOCATE RAWDEVICE \\.\RDB_DBS1;
CREATE DBSPACE DBSP_2 ALLOCATE RAWDEVICE \\.\RDB_DBS2;
CREATE DBSPACE DBSP_3 ALLOCATE RAWDEVICE \\.\RDB_DBS3;

データベーススペース名

データベーススペース名には、36文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または18文字以内の日本語文字列を指定します。

ローデバイス名

データベーススペースに割り当てるローデバイス名を指定します。

マルチRDB運用の場合の注意事項

マルチRDB運用を行う場合は、ほかの高信頼性ログ機能環境とローデバイスが二重にしないように注意してください。


ローデバイスの作成後、各システムの起動ユーザだけがアクセスできるように、chownコマンドおよびchmodコマンドを使用して、アクセス権を設定してください。chownコマンドおよびchmodコマンドの詳細は、使用しているOSのコマンド文法書を参照してください。