Interstage HTTP Server 2.2の運用について、よくある質問とその対処方法を以下に示します。
■Apache HTTP Server Version 2.2.22をベースとしているが、セキュリティホール関連の問題については対応されていますか
Apache HTTP Server Version 2.2にて検出されたセキュリティホールで、Interstage HTTP Server 2.2に影響がある修正については、Apache HTTP Server Version 2.2.25まで対応しています。また、本製品出荷以降、セキュリティホール関連の問題が発生した場合は、緊急修正にて随時対応していきます。
セキュリティホール関連の対応については、以下のサイトで提供している富士通製品のセキュリティ情報にて確認してください。
http://software.fujitsu.com/jp/security/index.html
■Webサーバを複数起動できますか
Interstage HTTP Server 2.2では、1つのシステム上に複数のWebサーバの構築・運用を行うことができます。
参照
Webサーバの作成方法/削除方法については、「4.3 複数Webサーバの運用」を参照してください。
■Interstage HTTP Server 2.2と他のWebサーバ(Apache HTTP Serverなど)を共存できますか
Interstage HTTP Server 2.2では、他のWebサーバ(Apache HTTP Serverなど)と共存できます。ただし、1つのポート番号を複数のWebサーバで利用できません。必ずWebサーバごとに異なるポート番号を設定してください。
■OpenSSLで発行した証明書を使用できますか
Interstage HTTP Server 2.2では、OpenSSLで発行した証明書を使用できません。
参照
証明書については、「セキュリティシステム運用ガイド」の以下の項を参照してください。
Interstage証明書環境のSSLを使用する場合
「Interstage証明書環境の構築と利用」-「証明書と秘密鍵について」
SMEEコマンドで構築する証明書/鍵管理環境のSSLを使用する場合
「SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境の構築と利用」-「証明書/鍵管理環境で使用できるSSLライブラリについて」-「証明書/鍵管理環境について」
■サードパーティのプラグインモジュールをサポートしていますか
Interstage HTTP Server 2.2では、mod_perl/mod_phpなどを含むサードパーティのプラグインモジュールはサポートしていません。富士通製品で提供しているプラグインモジュールだけ使用できます。
なお、Interstage HTTP Server 2.2のサポート対象外のプラグインモジュールを導入した場合は、Interstage HTTP Server 2.2全体の動作についてもサポート対象外となります。
■静的コンテンツに対して、どのようなHTTPメソッドを使用できますか
Interstage HTTP Server 2.2では、静的コンテンツに対して、以下のHTTPメソッドを使用できます。POSTメソッドは、使用できません。
GET
HEAD
OPTIONS
TRACE
■Webブラウザからアクセスすると、「It works!」と表示されます
Webブラウザからアクセスして、「It works!」と表示される場合、Interstage HTTP Server 2.2が提供するサンプルのコンテンツファイルが表示されています。
サンプルのコンテンツファイルは以下に格納されていますので、運用に応じたコンテンツファイルに置き換えてから、Webサーバ運用を開始してください。
C:\Interstage\F3FMahs\htdocs\index.html
/opt/FJSVahs/htdocs/index.html