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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド
FUJITSU Software

5.3 運用時に必要なシステム資源(Solaris)

Interstage HTTP Server 2.2の運用時は、Webサーバで使用している機能や環境定義ファイル(httpd.conf)の定義内容に応じて、ファイルディスクリプタ数を拡張する必要がある場合があります。

以下の表を参照して必要なファイルディスクリプタ数を算出します。


システム資源

パラメタ

必要数

ファイルディスクリプタの最大数

[/etc/systemの場合]
rlim_fd_cur

[資源制御の場合]
process.max-file-descriptor

m + 10 以上

[以下の機能を使用する場合]
上記に以下の値を加算してください。

  • 基本認証機能:m

  • SSL運用:21

  • プロキシ機能:m

  • CGI機能(注):1

[環境定義ファイル(httpd.conf)で以下のディレクティブを追加した場合]
上記に以下の値を加算してください。

  • CustomLog("|コマンド実行文"指定時):2 × ディレクティブ数

  • CustomLog(ファイル名指定時):1 × ディレクティブ数

  • ErrorLog:2 × ディレクティブ数

  • Listen:2 × ディレクティブ数

m:環境定義ファイル(httpd.conf)のThreadsPerChildディレクティブの設定値

動作するCGIプログラム内で必要となるファイルディスクリプタの数は、別途加算してください。


上記で算出した値がシステムのデフォルト値を超える場合は、以下の手順でシステムパラメタの値を変更してください。


システムパラメタの変更/etc/systemファイルの場合)

/etc/systemファイルでシステムパラメタを変更する手順を以下に示します。詳細については、オペレーティングシステムのドキュメントを参照してください。

  1. /etc/systemファイルを編集します。/etc/systemファイルのパラメタの値を上記で算出した値に変更します。

  2. オペレーティングシステムを再起動します。


■システムパラメタの変更(資源制御の場合)

資源制御でシステムパラメタを変更する手順を以下に示します。詳細については、オペレーティングシステムのドキュメントを参照してください。


  1. Webサーバを停止します。Webサーバの停止方法については、「4.1.2 停止」を参照してください。

  2. projmodコマンドで、user.rootプロジェクトとsystemプロジェクトのパラメタを変更します。

    変更の特権レベルを「privileged」、設定したしきい値を超える要求があった場合のアクションを「deny」とします。

    projmod -s -K 'process.max-file-descriptor=(privileged,1024,deny)' user.root
    projmod -s -K 'process.max-file-descriptor=(privileged,1024,deny)' system
  3. newtaskコマンドで、変更した値をシステム反映します。

    newtask -p user.root -c $$
  4. Webサーバを起動します。Webサーバの起動方法については、「4.1.1 起動」を参照してください。