Interstage HTTP Server 2.2の注意事項について以下に説明します。
■Interstage HTTP Server 2.2を使用するための権限について
以下の操作は、AdministratorまたはAdministratorsグループに所属するユーザが実行してください。
Webサーバの起動
Webサーバの停止
■Webサーバ運用時の注意事項
Webサーバ運用中は、以下のプロセス管理ファイルを削除しないでください。
/var/opt/FJSVahs/logs/httpd.pid
万が一、上記ファイルを削除した場合、Webサーバの動作を保証することはできません。正常に動作させるためには、システムを再起動する必要があります。
■サードパーティのプラグインモジュールのサポートについて
mod_perl/mod_phpなどを含むサードパーティのプラグインモジュールはサポートしていません。富士通製品で提供しているプラグインモジュールだけ使用できます。
なお、Interstage HTTP Server 2.2のサポート対象外のプラグインモジュールを導入した場合は、Interstage HTTP Server 2.2全体の動作についてもサポート対象外となります。
■OpenSSLで発行した証明書について
OpenSSLで発行した証明書は、使用できません。証明書については、「セキュリティシステム運用ガイド」の以下の項を参照してください。
Interstage証明書環境のSSLを使用する場合
「Interstage証明書環境の構築と利用」-「証明書と秘密鍵について」
SMEEコマンドで構築する証明書/鍵管理環境のSSLを使用する場合
「SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境の構築と利用」-「証明書/鍵管理環境で使用できるSSLライブラリについて」-「証明書/鍵管理環境について」
■静的コンテンツに対して使用可能なHTTPメソッドについて
静的コンテンツに対して、以下のHTTPメソッドを使用できます。POSTメソッドは、使用できません。
GET
HEAD
OPTIONS
TRACE
■CGIプログラムについて
CGIプログラムは、標準入力からリクエストメッセージ本文を受信してください。受信するリクエストメッセージ本文のサイズは、環境変数CONTENT_LENGTHに設定されているサイズです。
リクエストメッセージ本文を受信しない場合は、エラーログに以下のメッセージが出力されて、レスポンスが遅延する可能性があります。
(104)Connection reset by peer: ap_content_length_filter: apr_bucket_read() failed
■ファイアウォールの設定について
ファイアウォールが有効になっている場合、Webサーバへのアクセスに失敗することがあります。以下の手順で、ファイアウォールのブロックを解除してください。
ファイアウォールのブロック解除手順
[コントロールパネル]から[Windowsファイアウォール]を開きます。
[全般]タブを選択して、画面の[有効(推奨)]が「オン」になっていること、および[例外を許可しない]にチェックが入っていないことを確認します。
[例外]タブを選択して、[プログラムの追加]ボタンをクリックします。
[参照]ボタンをクリックし、以下のプログラムを選択して、[開く]ボタンをクリックします。
C:\Interstage\F3FMahs\bin\httpd.exe
[プログラムの追加]画面の[OK]ボタンをクリックします。
「プログラムおよびサービス」一覧に、手順4で追加したプログラム名にチェックが入っていることを確認して、[OK]ボタンをクリックします。
ファイアウォールのブロック解除手順(RHEL5の場合)
[システム]メニューから[管理] > [セキュリティレベルとファイヤーウォールの設定]を開きます。
[ファイアウォールのオプション]タブの[ファイアウォール]が無効である場合、操作は不要です。有効である場合は、以降の操作を行ってください。
[ファイアウォールのオプション]タブの[その他のポート]を開きます。
[追加]ボタンをクリックし、[ポートの追加]画面で、Interstage HTTP Server 2.2のポート番号を入力します。プロトコルはtcp(デフォルト)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
[セキュリティレベルの設定]画面の[OK]ボタンをクリックします。
ファイアウォールのブロック解除手順(RHEL6の場合)
[システム]メニューから[管理] > [ファイアーウォール]を開きます。
[ファイアーウォールの設定]画面の[その他のポート]を開きます。
[追加]ボタンをクリックし、[ポートとプロトコル]画面で、ユーザ定義をチェックして「ポート / ポート範囲」にInterstage HTTP Server 2.2のポート番号を入力します。プロトコルはtcp(デフォルト)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
[ファイアーウォールの設定]画面の[適用]ボタンをクリックします。
[ファイアーウォールの設定]画面の[ファイル]メニューから[終了]をクリックします。