ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド
FUJITSU Software

付録B 環境変数とサーバ変数

Interstage HTTP Server 2.2で使用している環境変数およびサーバ変数について説明します。

注意

ここで説明する環境変数およびサーバ変数は、Interstage HTTP Server 2.2の内部で使用可能な変数です。

環境変数

環境変数は、以下の用途で使用します。オペレーティングシステムで制御している環境変数とは異なるため、注意してください。ただし、CGIプログラム/SSIページに渡された場合は、オペレーティングシステムの環境変数として使用できます。

ポイント

環境変数(任意)の設定

以下のディレクティブを使用して、任意の環境変数を設定できます。

  • BrowserMatch

  • BrowserMatchNoCase

  • RewriteRule(フラグ「env=環境変数:値」または「E=環境変数:値」)

  • SetEnvIf

  • SetEnvifNoCase


アクセス制御

環境変数の設定値に応じて、アクセス制御を行います。
環境変数が使用可能なディレクティブ、そのディレクティブで指定可能な環境変数、およびその環境変数が利用可能なリクエストについて以下に示します。環境変数の詳細については、「変数名一覧」を参照してください。

使用可能なディレクティブ

指定可能な環境変数

利用可能なリクエスト

  • Allow

  • Deny

  • UNIQUE_ID(注1)

  • HTTPS

  • HTTPS_CIPHER(注2)

  • HTTPS_SECRETKEYSIZE(注2)

  • SSL_CLIENT_CN(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_C(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_EMAIL(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_O(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_OU(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_T(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_PHONE(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_ST(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_L(注2)(注3

  • 任意の環境変数

  • 静的コンテンツ

  • CGIプログラム

  • Servletサービスのアプリケーション

1LoadModuleディレクティブにモジュール「mod_unique_id」を設定する必要があります。
注2)SSLNotifyVersディレクティブに「On」を設定する必要があります。省略可(省略時:On)。
3SSLCertExpandディレクティブに「On」を設定する必要があります。省略可(省略時:On)。


アクセスログ出力

環境変数の設定値に応じて、アクセスログの出力を制御します。また、アクセスログに環境変数の設定値を出力します。
環境変数が使用可能なディレクティブ、そのディレクティブで指定可能な環境変数、およびその環境変数が利用可能なリクエストについて以下に示します。環境変数の詳細については、「変数名一覧」を参照してください。

使用可能なディレクティブ

指定可能な環境変数

利用可能なリクエスト

  • CustomLog

  • LogFormat

  • UNIQUE_ID(注1)

  • HTTPS

  • HTTPS_CIPHER(注2)

  • HTTPS_SECRETKEYSIZE(注2)

  • SSL_CLIENT_CN(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_C(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_EMAIL(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_O(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_OU(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_T(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_PHONE(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_ST(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_L(注2)(注3

  • 任意の環境変数

  • 静的コンテンツ

  • CGIプログラム

  • Servletサービスのアプリケーション

  • HTTP_USER_AGENT

  • HTTP_REFERER

  • HTTP_COOKIE

  • HTTP_FORWARDED

  • HTTP_HOST

  • HTTP_PROXY_CONNECTION

  • HTTP_ACCEPT

  • CONTENT_TYPE

  • CONTENT_LENGTH

  • REMOTE_ADDR

  • REMOTE_PORT

  • REMOTE_HOST

  • REMOTE_USER

  • REMOTE_IDENT

  • AUTH_TYPE

  • DOCUMENT_ROOT

  • SERVER_ADMIN

  • SERVER_NAME

  • SERVER_ADDR

  • SERVER_PORT

  • SERVER_SIGNATURE

  • SERVER_SOFTWARE

  • CGIプログラム

  • Servletサービスのアプリケーション

  • REQUEST_METHOD

  • REQUEST_URI

  • GATEWAY_INTERFACE

  • SCRIPT_NAME

  • SCRIPT_FILENAME

  • SERVER_PROTOCOL

  • PATH_INFO

  • PATH_TRANSLATED

  • QUERY_STRING

  • CGIプログラム

注1)LoadModuleディレクティブにモジュール「mod_unique_id」を設定する必要があります。
注2)SSLNotifyVersディレクティブに「On」を設定する必要があります。省略可(省略時:On)。
注3)SSLCertExpandディレクティブに「On」を設定する必要があります。省略可(省略時:On)。


HTTPレスポンスヘッダ制御

環境変数が存在するかにより、HTTPレスポンスヘッダを制御します。
環境変数が使用可能なディレクティブ、そのディレクティブで指定可能な環境変数、およびその環境変数が利用可能なリクエストについて以下に示します。環境変数の詳細については、「変数名一覧」を参照してください。

使用可能なディレクティブ

指定可能な環境変数

利用可能なリクエスト

  • Header

  • UNIQUE_ID(注1)

  • HTTPS

  • HTTPS_CIPHER(注2)

  • HTTPS_SECRETKEYSIZE(注2)

  • SSL_CLIENT_CN(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_C(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_EMAIL(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_O(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_OU(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_T(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_PHONE(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_ST(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_L(注2)(注3

  • 任意の環境変数

  • 静的コンテンツ

  • CGIプログラム

  • Servletサービスのアプリケーション

  • HTTP_USER_AGENT

  • HTTP_REFERER

  • HTTP_COOKIE

  • HTTP_FORWARDED

  • HTTP_HOST

  • HTTP_PROXY_CONNECTION

  • HTTP_ACCEPT

  • CONTENT_TYPE

  • CONTENT_LENGTH

  • REMOTE_ADDR

  • REMOTE_PORT

  • REMOTE_HOST

  • REMOTE_USER

  • REMOTE_IDENT

  • AUTH_TYPE

  • DOCUMENT_ROOT

  • SERVER_ADMIN

  • SERVER_NAME

  • SERVER_ADDR

  • SERVER_PORT

  • SERVER_SIGNATURE

  • SERVER_SOFTWARE

  • CGIプログラム

  • Servletサービスのアプリケーション

  • REQUEST_METHOD

  • REQUEST_URI

  • GATEWAY_INTERFACE

  • SCRIPT_NAME

  • SCRIPT_FILENAME

  • SERVER_PROTOCOL

  • PATH_INFO

  • PATH_TRANSLATED

  • QUERY_STRING

  • CGIプログラム

注1)LoadModuleディレクティブにモジュール「mod_unique_id」を設定する必要があります。
注2)SSLNotifyVersディレクティブに「On」を設定する必要があります。省略可(省略時:On)。
注3)SSLCertExpandディレクティブに「On」を設定する必要があります。省略可(省略時:On)。


URLの書換え

環境変数の設定値に応じて、リライト機能を利用してURLを書き換えます。
環境変数が使用可能なディレクティブ、そのディレクティブで指定可能な環境変数、およびその環境変数が利用可能なリクエストについて以下に示します。環境変数の詳細については、「変数名一覧」を参照してください。

使用可能なディレクティブ

指定可能な環境変数

利用可能なリクエスト

  • RewriteCond
    (テスト文字列「%{ENV:環境変数名}」)

  • RewriteRule
    (置換文字列「%{ENV:環境変数名}」)

  • UNIQUE_ID(注1)

  • HTTPS

  • HTTPS_CIPHER(注2)

  • HTTPS_SECRETKEYSIZE(注2)

  • TZ

  • SSL_CLIENT_CN(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_C(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_EMAIL(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_O(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_OU(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_T(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_PHONE(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_ST(注2)(注3

  • SSL_CLIENT_L(注2)(注3

  • 任意の環境変数

  • 静的コンテンツ

  • CGIプログラム

  • Servletサービスのアプリケーション

注1)LoadModuleディレクティブにモジュール「mod_unique_id」を設定する必要があります。
注2)SSLNotifyVersディレクティブに「On」を設定する必要があります。省略可(省略時:On)。
注3)SSLCertExpandディレクティブに「On」を設定する必要があります。省略可(省略時:On)。


サーバ変数

サーバ変数は、以下の用途で使用します。


URLの書換え

サーバ変数の設定値に応じて、リライト機能を利用してURLを書き換えます。
サーバ変数が使用可能なディレクティブ、およびそのディレクティブで指定可能なサーバ変数について以下に示します。サーバ変数の詳細については、「変数名一覧」を参照してください。


使用可能なディレクティブ

指定可能なサーバ変数

  • RewriteCond
    (テスト文字列「%{サーバ変数名}」)

  • RewriteRule
    (置換文字列「%{サーバ変数名}」)

  • HTTP_USER_AGENT

  • HTTP_REFERER

  • HTTP_COOKIE

  • HTTP_FORWARDED

  • HTTP_HOST

  • HTTP_PROXY_CONNECTION

  • HTTP_ACCEPT

  • REMOTE_ADDR

  • REMOTE_PORT

  • REMOTE_HOST

  • REMOTE_USER

  • REMOTE_IDENT

  • THE_REQUEST

  • REQUEST_METHOD

  • REQUEST_URI

  • SERVER_PROTOCOL

  • REQUEST_FILENAME

  • SCRIPT_FILENAME

  • PATH_INFO

  • QUERY_STRING

  • AUTH_TYPE

  • IS_SUBREQ

  • DOCUMENT_ROOT

  • SERVER_ADMIN

  • SERVER_NAME

  • SERVER_ADDR

  • SERVER_PORT

  • SERVER_SOFTWARE

  • API_VERSION

  • TIME_YEAR

  • TIME_MON

  • TIME_DAY

  • TIME_HOUR

  • TIME_MIN

  • TIME_SEC

  • TIME_WDAY

  • TIME


変数名一覧

環境変数およびサーバ変数の一覧を以下に示します。


  

変数名

内容

HTTPヘッダ情報

HTTP_USER_AGENT

User-Agentヘッダの内容

HTTP_REFERER

Refererヘッダの内容

HTTP_COOKIE

Cookieヘッダの内容

HTTP_FORWARDED

Forwardedヘッダの内容

HTTP_HOST

Hostヘッダの内容

HTTP_PROXY_CONNECTION

Proxy-Connectionヘッダの内容

HTTP_ACCEPT

Acceptヘッダの内容

CONTENT_TYPE

Content-Typeヘッダの内容

CONTENT_LENGTH

Content-Lengthヘッダの内容

接続・リクエスト情報

REMOTE_ADDR

クライアントのIPアドレス

REMOTE_PORT

クライアントのポート番号

REMOTE_HOST

クライアントのホスト名

REMOTE_USER

ユーザ名

REMOTE_IDENT

ユーザ名識別

THE_REQUEST

HTTPリクエスト行

REQUEST_METHOD

リクエストメソッド

REQUEST_URI

リクエストURI

REQUEST_FILENAME

コンテンツファイルのフルパス

GATEWAY_INTERFACE

CGIのバージョン

SCRIPT_NAME

CGIプログラムのファイルパス

SCRIPT_FILENAME

システム上のフルパスに変換されたSCRIPT_NAME

SERVER_PROTOCOL

プロトコルバージョン

PATH_INFO

CGIプログラムのパスの形式で渡されるデータ

PATH_TRANSLATED

システム上のフルパスに変換されたPATH_INFO

QUERY_STRING

クエリ文字列

AUTH_TYPE

認証の種類

UNIQUE_ID

リクエストごとに付与される一意なID

HTTPS

SSL通信の種別

  • on:HTTPS通信

  • off:HTTP通信

HTTPS_CIPHER

SSL通信時に使用する暗号形式

HTTPS_SECRETKEYSIZE

SSL通信時に使用する鍵の長さ

IS_SUBREQ

サブリクエスト情報

  • true:処理中のリクエストはサブリクエストである

  • false:処理中のリクエストはサブリクエストではない

サーバ内部情報

DOCUMENT_ROOT

DocumentRootディレクティブの設定値(ドキュメントルートのパス)

SERVER_ADMIN

ServerAdminディレクティブの設定値(サーバ管理者のEmailアドレス)

SERVER_NAME

ServerNameディレクティブの設定値(サーバのホスト名、またはIPアドレスとポート番号)

SERVER_ADDR

WebサーバのIPアドレス

SERVER_PORT

Webサーバのポート番号

SERVER_SIGNATURE

サーバの署名

SERVER_SOFTWARE

サーババージョン

API_VERSION

Webサーバプログラムのバージョン(A:I)

  • A:メジャーバージョン

  • I:マイナーバージョン

システム情報

TZ

タイムゾーン

TIME_YEAR

年(西暦4桁):YYYY

TIME_MON

月(2桁):MM

TIME_DAY

日(2桁):DD

TIME_HOUR

時(2桁):hh

TIME_MIN

分(2桁):mm

TIME_SEC

秒(2桁):ss

TIME_WDAY

曜日(1桁)

  • 0:日曜日

  • 1:月曜日

  • 2:火曜日

  • 3:水曜日

  • 4:木曜日

  • 5:金曜日

  • 6:土曜日

TIME

年月日時分秒(14桁):YYYYMMDDhhmmss

クライアント証明書情報

SSL_CLIENT_CN

氏名

SSL_CLIENT_C

国名

SSL_CLIENT_EMAIL

メールアドレス

SSL_CLIENT_O

組織名

SSL_CLIENT_OU

組織単位名

SSL_CLIENT_T

肩書

SSL_CLIENT_PHONE

電話番号

SSL_CLIENT_ST

州/都道府県

SSL_CLIENT_L

市町村名