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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド
FUJITSU Software

1.2 Webサーバのプロセス構成(Windows(R))


クライアントとの多重接続は、スレッド多重で実現しています。
Interstage HTTP Server 2.2のプロセス構成、およびスレッド構成は、環境定義ファイル(httpd.conf)において以下のディレクティブを使用して設定します。


機能概要

ディレクティブ

初期値

クライアント同時接続数

ThreadsPerChild

50

デーモンプロセスが処理可能なリクエスト数

MaxRequestsPerChild

0


上記のディレクティブの設定値とプロセス構成・スレッド構成の関係について以下に説明します。


■Webサーバ起動時のプロセス構成

Webサーバを起動すると、デーモンプロセスはThreadsPerChildディレクティブに設定した数の通信スレッドを生成します。クライアントからのリクエストを受け付けたり、通信を切断したりした場合でも、通信スレッド数の増減はありません。


注)証明書監視デーモンスレッドは、SSL運用時、証明書の有効日数を通知する警告メッセージをWebサーバ運用中に出力するように設定した場合に生成されます。警告メッセージの出力の有無は、SSLCertExpireディレクティブで設定します。


最大多重動作

クライアントとの同時接続数がThreadsPerChildディレクティブの設定値に達した場合、クライアントからの新しいリクエストはWebサーバ内およびオペレーティングシステム内にキューイングされます。

Webサーバ内の接続待ちキュー数は、1(固定)です。オペレーティングシステム内の接続待ちキュー数は、ListenBacklogディレクティブで最大数を設定します。



■デーモンプロセスが処理可能なリクエスト数

デーモンプロセス生成後に受け付けるリクエストの合計がMaxRequestsPerChildディレクティブの設定値を超過した場合、デーモンプロセスを再起動します。このとき、通信スレッドがクライアントに応答を返して通信を切断したあと、デーモンプロセスは自ら終了します。