CORBAサービスの動作環境ファイルには、以下の動作環境ファイルがあります。
/var/opt/FJSVisas/system/システム名/FSUNod/etc |
config
gwconfig
inithost/initial_hosts
queue_policy
nsconfig
irconfig
ここでは、拡張システム上の動作環境ファイルの設定で、デフォルトシステムと違いのあるconfigファイルのパラメタについて、説明します。
なお、それ以外のパラメタおよび設定値については、デフォルトシステムと拡張システムで違いはありません。各ファイルの詳細については、“チューニングガイド”の“CORBAサービスの動作環境ファイル”を参照してください。
概要
configファイルは、CORBAサービスの各種動作環境に関する定義が格納されたファイルです。
ファイル名
/var/opt/FJSVisas/system/システム名/FSUNod/etc/config |
Interstageインストールフォルダ\ODWIN\etc\config |
ファイル内情報
configは、以下の形式で値を設定します。
パラメタ名 = 設定値 |
拡張システム上の設定で、デフォルトシステムと違いのあるパラメタについて、以下に示します。
パラメタ値を変更した場合、次回のCORBAサービス起動時より有効となります。
パラメタ名 | 初期値 | 意味 | 備考 |
---|---|---|---|
最大値 | |||
IIOP_hostname | - | CORBAサービスが使用するホスト名(またはIPアドレス)。 | (注1) |
- | |||
IIOP_port | 8002 | CORBAサービスが使用するポート番号。 | (注1) |
- | |||
UNO_IIOP_ssl_port | 4433 | SSL連携で使用するポート番号。UNO_IIOP_ssl_useが"yes"の場合に有効です。 |
|
- | |||
logging | no | 内部ログの採取を指定。(yes:採取する、no:採取しない) | (注3) |
- |
(注1)
マルチシステム運用では、デフォルトシステム/拡張システムのどちらのCORBAサービスでリクエストを受け付けるかを識別するため、デフォルトシステム/拡張システムでホスト名(IIOP_hostname)とポート番号(IIOP_port)のどちらか(または両方)が異なっている必要があります。
なお、Interstage動作環境定義では、“Corba Port Number”と“Corba Host Name”でホスト名とポート番号を指定してください。isinitコマンド実行時に、本パラメタに自動的に設定されます。
(注2)
デフォルトシステムでは、この値が無効になると/etc/servicesの設定値が有効になります。
(注3)
“logging=yes”を指定した場合、内部ログは以下のファイルに出力されます。
サーバ:
/var/opt/FJSVisas/system/システム名/FSUNod/var/log (log.old)
Windows(R)クライアント:
Interstageインストールフォルダ\ODWIN\var配下
log(log.old)
アプリケーションごとのappNNNN.log(appNNNN.old) (NNNNは英数字)
プレインストール型Javaライブラリ使用時は、上記に加えて、以下のファイルに出力されます。
ユーザ作業ディレクトリ(Java VMのシステムプロパティのuser.dirの指す位置)配下
JVxxxxxxxxxx.log (xxxxxxxxxxは数字)