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Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
FUJITSU Software

A.4 CORBAサービスの動作環境ファイル

  CORBAサービスの動作環境ファイルには、以下の動作環境ファイルがあります。

格納先

  /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FSUNod/etc

ファイル名

  ここでは、拡張システム上の動作環境ファイルの設定で、デフォルトシステムと違いのあるconfigファイルのパラメタについて、説明します。
  なお、それ以外のパラメタおよび設定値については、デフォルトシステムと拡張システムで違いはありません。各ファイルの詳細については、“チューニングガイド”の“CORBAサービスの動作環境ファイル”を参照してください。

config

概要

  configファイルは、CORBAサービスの各種動作環境に関する定義が格納されたファイルです。

ファイル名

Solarisサーバ:

  /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FSUNod/etc/config

Windows(R)クライアント:

  Interstageインストールフォルダ\ODWIN\etc\config

ファイル内情報

形式:

  configは、以下の形式で値を設定します。

  パラメタ名 = 設定値

パラメタ:

  拡張システム上の設定で、デフォルトシステムと違いのあるパラメタについて、以下に示します。


  パラメタ値を変更した場合、次回のCORBAサービス起動時より有効となります。

パラメタ名

初期値

意味

備考

最大値

IIOP_hostname

-

CORBAサービスが使用するホスト名(またはIPアドレス)。

(注1)

-

IIOP_port

8002

CORBAサービスが使用するポート番号。

(注1)
(注2
)

-

UNO_IIOP_ssl_port

4433

SSL連携で使用するポート番号。UNO_IIOP_ssl_useが"yes"の場合に有効です。
なお、拡張システムでは、デフォルトシステムのSSL連携で使用しているポート番号と異なるポート番号を指定する必要があります。Interstage動作環境定義で“SSL Port Number”が指定されている場合は、isinitコマンド実行時に自動的に本パラメタに設定されます。

  

-

logging

no

内部ログの採取を指定。(yes:採取する、no:採取しない)
出力先はシステムにより異なります。

(注3)

-

(注1)
  マルチシステム運用では、デフォルトシステム/拡張システムのどちらのCORBAサービスでリクエストを受け付けるかを識別するため、デフォルトシステム/拡張システムでホスト名(IIOP_hostname)とポート番号(IIOP_port)のどちらか(または両方)が異なっている必要があります。
  なお、Interstage動作環境定義では、“Corba Port Number”と“Corba Host Name”でホスト名とポート番号を指定してください。isinitコマンド実行時に、本パラメタに自動的に設定されます。

(注2)
  デフォルトシステムでは、この値が無効になると/etc/servicesの設定値が有効になります。
(注3)
  “logging=yes”を指定した場合、内部ログは以下のファイルに出力されます。