ここではコンポーネントトランザクションサービスのアプリケーションを拡張システムに配置する方法について説明します。
コンポーネントトランザクションサービスのサーバアプリケーションには、トランザクションアプリケーションと一般アプリケーションが存在します。トランザクションアプリケーションおよび一般アプリケーションを拡張システムに配置するには以下の2つの方法があります。
■コマンドで運用を行う場合
トランザクションアプリケーションまたは一般アプリケーションをシステムに配置するにはその起動コマンドであるワークユニット起動コマンド(isstartwu)を使用します。
ワークユニット起動コマンドの-Mオプションまたは、環境変数“IS_SYSTEM”でトランザクションアプリケーションの動作するシステム名を指定してください。指定しない場合、デフォルトシステムで動作することになります。両方指定された場合は、-Mオプションが有効となります。
なお、トランザクションアプリケーションがCORBAクライアントとして動作する場合、CORBAクライアントもトランザクションアプリケーションと同一のシステム上で動作します。
ワークユニット停止の際は、ワークユニット停止コマンド(isstopwu)の-Mオプションまたは、環境変数“IS_SYSTEM”でトランザクションアプリケーションの動作するシステム名を指定してください。指定しない場合、デフォルトシステムで動作するワークユニットに対して停止操作を行うことになります。両方指定された場合は、-Mオプションが有効となります。
■アプリケーションにおけるシステム名の取得について
コンポーネントトランザクションサービスで運用することができるトランザクションアプリケーションおよび一般アプリケーションは、そのアプリケーションが動作するシステム名を取得することができます。詳細については、“OLTPサーバ運用ガイド”の“ワークユニットプロセス情報通知機能”を参照してください。
-Mオプションが指定されていない場合は、環境変数“IS_SYSTEM”の値が有効となります。
-Mオプションと環境変数“IS_SYSTEM”が同時に指定された場合は、-Mオプションに指定された値が有効となります。