ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
FUJITSU Software

3.4.1 CORBAサービス

  ここではCORBAサービスのアプリケーションを拡張システムに配置する方法について説明します。

■クライアントアプリケーション

  CORBAサービスのクライアントアプリケーションは、マルチシステム機能のシステム名を識別する必要はありません。
  対象とするシステムは、クライアント側の、“initial_hosts”に対象のサーバのホストを特定する情報を記述してクライアントアプリケーションを起動します。デフォルトシステムのみのInterstageが存在するサーバが複数あることと変わりはありません。


  クライアントパッケージのみがインストールされているPC環境では-Mオプションは指定できません。また、環境変数“IS_SYSTEM”の値も有効とはなりませんので注意が必要です。

■サーバアプリケーション

  CORBAサービスのサーバアプリケーションは、サーバアプリケーションを起動する際に以下の方法で起動します。

Java言語以外の場合

  Java言語以外で開発されたサーバアプリケーションを実行する際は、引数に“-ORB_FJ_SYSTEM 拡張システム名”を指定します。または、環境変数“IS_SYSTEM”で拡張システム名を指定してからサーバアプリケーションを起動します。
  これにより、拡張システムでCORBAサービスのサーバアプリケーションを動作させることができます。

Java言語の場合

  Java言語で開発されたサーバアプリケーションは、システムプロパティでjavaコマンドを実行する際に、以下のようなコマンドラインで拡張システム名を指定します。

  java -Dcom.fujitsu.interstage.isas.SystemName=拡張システム名 サーバアプリケーション名

  これにより、拡張システムでCORBAサービスのサーバアプリケーションを動作させることができます。