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Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
FUJITSU Software

3.2.4 Interstage JMSの設計について

  Interstage JMSは通信基盤としてノーティフィケーションサービスを使用しています。そのため、JMSアプリケーションの運用環境を設計するためには、ノーティフィケーションサービスが提供するイベントチャネルについて考慮する必要があります。

  マルチシステム機能を使用した場合の設計を行うためには、マルチシステム機能を使用しない場合と同様の設計を行う必要があります。なお、デフォルトシステムと拡張システムにおける設計方法に違いはありません。拡張システムを使用する場合は、以下の点に注意してイベントチャネルの設計を行ってください。詳細については、“3.2.3 イベントサービスの設計について”を参照してください。

  システム間でネーミングサービスを共有する場合は、2つのシステム間で同一のイベントチャネル名を作成することはできません。システム間で同一のチャネル名のイベントチャネルを作成するためには、それぞれのシステムで別のネーミングサービスを使用する必要があります。

  また、システム間でJMS不揮発化情報を共有することはできません。そのため、システム単位にJMS不揮発化情報を作成する必要があります。

  Interstage JMSサービスの定義の詳細については、付録A 各サービスのマルチシステム機能の定義について”を参照してください。