イベントサービスは、拡張システムにおいてデフォルトシステムとの設計方法の違いはなく、各システムで使用するユニット、イベントチャネルの設計を行います。
開発環境と運用環境を構築する場合、その目的からも2つのシステムで、同一の名前のイベントチャネルを作成することが想定されるため、設計時には以下の点に注意する必要があります。
システム間でネーミングサービスを共有する場合は、2つのシステム間で同一のイベントチャネル名を作成することはできません。esmkchnlコマンドにより、システム間で同一のチャネル名のイベントチャネルを作成するためには、それぞれのシステムで別のネーミングサービスを使用する必要があります。
ノーティフィケーションサービスの不揮発運用を行う際には、esmkunitコマンドによりユニットを作成する必要がありますが、ユニット定義ファイル中にあるデータ格納のための不揮発用ファイル格納ディレクトリは、それぞれ別のディレクトリを指定する必要があります。
esmkchnlコマンドおよびesmkunitコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
イベントサービスの定義の詳細については、“A.6 イベントサービスのマルチシステム機能の定義”参照してください。