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Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
FUJITSU Software

3.1.3 システムの識別

  マルチシステム機能を使用する場合には、Interstageの各サービスが使用する通信において、各システムを識別するアドレス情報を決定してください。
  各システムに個別のアドレス情報を割り振ることで、通信上、複数のInterstageとして見えるようになります。
  Interstageの各サービスは通信にTCP/IPを使用しています。このため、1つのサーバ内に存在する複数のInterstageを識別するために、異なるIPアドレスとポート番号の組により行います。IPアドレスを同一にしてポート番号のみで区別することもできますし、ポート番号を同一にしてIPアドレスのみで区別することもできます。
  具体的には、次のInterstageのサービスのTCP/IPについての設定を行う必要があります。詳細については、“3.2 各サービスの設計”を参照してください。システムでTCP/IPを使用しないサービスについては、設定は不要です。

■システムをIPアドレスで識別する場合について

  システムをIPアドレスで識別する場合は、デフォルトシステムおよび拡張システムのInterstage動作環境定義の“Corba Host Name”に、IPアドレスまたはIPアドレスに対応したホスト名を記述する必要があります。各システムで本定義を指定しない場合は、Interstageが正常に動作しません。