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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
FUJITSU Software

10.40.2 WEB0300番台のメッセージ

WARNING: WEB0304: Unsupported http-service property ({0}) is being ignored

[可変情報]

{0}:プロパティ名

[意味]

HTTPサービスの定義項目に未サポートのプロパティが指定されています。

[システムの処理]

{0}を無視して処理を続行します。

[ユーザの対処]

HTTPサービスの定義項目に不要なプロパティを指定していないか確認してください。


WARNING: WEB0307: All SSL protocol variants disabled for network-listener {0}, using SSL implementation specific defaults

[可変情報]

{0}:ネットワークリスナー

[意味]

ネットワークリスナー{0}のすべてのプロトコルが無効に設定されました。デフォルトのプロトコルを使用します。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

ネットワーク設定の定義項目「SSL3.0有効化」「TLS1.0有効化」双方が無効になっています。運用環境では双方を有効にしてください。


WARNING: WEB0309: Unrecognized cipher: {0}

[可変情報]

{0}:暗号化方式

[意味]

指定した暗号化方式{0}は認められません。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

ネットワーク設定の定義項目の「暗号化方式群」を参照し、指定した暗号化方式に誤りがないか確認してください。

本メッセージは無視してください。


WARNING: WEB0333: Unable to rename access log file {0} to {1}

[可変情報]

{0}:リネーム前のログファイル名
{1}:リネーム後のログファイル名

[意味]

HTTPアクセスログのローテーションにおけるログファイルのリネームに失敗しました。

[システムの処理]

リネーム前のログファイルを開きなおして処理を継続します。

[ユーザの対処]

  • ディスクの空き容量がない場合、十分な空き容量を確保してください。

  • アクセス権が正しく設定されていない場合、ローテーションが行われるログファイルにアクセスできるようにアクセス権を変更してください。

  • I/Oエラーが発生した場合、ログファイルが保存されているディスク装置が正常に動作していることを確認してください。

  • ロールオーバー後のログファイル名と同名のファイルが存在していないか確認してください。存在している場合は、削除または退避してください。


SEVERE: WEB0340: Unable to write access log file {0}

[可変情報]

{0}:例外情報

[意味]

HTTPアクセスログの書き込みに失敗しました。

[システムの処理]

失敗したレスポンスに対するHTTPアクセスログの書き込み処理を中断します。

[ユーザの対処]

{0}に「java.nio.BufferOverflowException」が出力される場合

リクエストのクエリが長い場合や、Set-Cookieヘッダの内容が大きい場合などに、HTTPアクセスログの出力に失敗した可能性があります。HTTPアクセスログの出力フォーマットを変更するか、またはリクエストやレスポンスに付加するデータを小さくしてください。


SEVERE: WEB0346: Unable to reconfigure access log valve

[意味]

HTTPアクセスログの定義の更新に失敗しました。

[システムの処理]

HTTPアクセスログの書き込みを停止します。

[ユーザの対処]

HTTPアクセスログの定義項目に設定した値を見直してください。
各設定値については、「7.7.2 HTTPサービスの定義項目」を参照してください。


SEVERE: WEB0347: Must not disable network-listener [{0}], because it is associated with admin virtual server [{1}]

[可変情報]

{0}:HTTPリスナー名
{1}:仮想サーバ名

[意味]

HTTPリスナー{0}を無効化することはできません。

[システムの処理]

処理不能状態になります。

[ユーザの対処]

本メッセージが出力される場合、運用管理用HTTPリスナーを無効にしている可能性があります。運用管理用HTTPリスナーが無効の場合、asadminコマンドによる操作を実行することはできません。
このままでは運用操作が不可能であるため、「HTTPリスナーの設定値異常による起動失敗や操作不能」を参照して復旧してください。


SEVERE: WEB0351: Access logger has not yet been started

[意味]

HTTPアクセスログの起動に失敗しているため、HTTPアクセスログの停止処理が実行されませんでした。

[システムの処理]

HTTPアクセスログの停止処理を行いません。

[ユーザの対処]

必要ありません。


WARNING: WEB0357: Unable to remove access log file {0}

[可変情報]

{0}:ログファイル名

[意味]

HTTPアクセスログのローテーションにおけるログファイルの削除に失敗しました。

[システムの処理]

処理を継続します。削除に失敗したログファイルはその後削除されません。

[ユーザの対処]

  • 削除に失敗したログファイルを削除してください。

  • アクセス権が正しく設定されていない場合、削除が行われるログファイルにアクセスできるようにアクセス権を変更してください。

  • I/Oエラーが発生した場合、ログファイルが保存されているディスク装置が正常に動作していることを確認してください。


WEB0359: The class [{0}] is annotated with an invalid scope

[可変情報]

[0]: クラス名

[意味]

クラス{0}に不正なスコープのアノテーションがあります。

[システムの処理]

サーブレットの初期化に失敗するため、リクエスト処理はできません。

[ユーザの対処]

サーブレット、フィルター、リスナーに対して設定しているアノテーションに誤りがあります。以下のアノテーションが設定されていないか、アプリケーションを見直してください。

  • javax.enterprise.context.ApplicationScoped

  • javax.enterprise.context.ConversationScoped

  • javax.enterprise.context.RequestScoped

  • javax.enterprise.context.SessionScoped