メッセージブローカには、以下の機能があります。
メッセージブローカは、JMSクライアントからのメッセージ送信要求を受けて、メッセージを格納する領域(物理格納先)を管理します。
JMSクライアントからのコネクションを管理する機能です。
メッセージブローカは、JMSクライアントからのコネクション要求を代表ポートで受け付け、実際にメッセージ送受信するコネクションを、代表ポート番号とは異なるポート番号を使用して作成します。本機能を、ポートマッパーと呼びます。
メッセージブローカのパフォーマンスと安定性を維持するために、メッセージの流量などを制限する機能です。
メッセージブローカがなんらかの理由で停止した場合、メッセージブローカ復旧時にメッセージの配信処理の状態を復旧する必要があります。この復旧を実行する機能を持続サービスと呼びます。
持続サービスは、メッセージの復元、永続サブスクリプション(Durable Subscription)の再作成、トランザクションのロールバックを実行します。
メッセージの有効期限切れが発生したなどの理由で、システムから破棄されるメッセージを退避する機能です。
コンシューマがメッセージブローカに接続すると、メッセージ受信処理を開始する前にメッセージブローカがコンシューマにメッセージを配信する機能です。