以下に、他社連携機能を導入する手順を説明します。
IdP側(他社シングル・サインオンシステム)の手順
導入手順は、以下の流れになります。各設定をIdP側で行ってください。設定については、他社シングル・サインオンシステムのドキュメントを参照してください。
IdP側のデジタル署名用証明書の登録
事前に取得したデジタル署名用証明書を登録します。
SP側の認証局証明書の登録
SP側から、デジタル署名検証用証明書の認証局証明書、中間認証局証明書が提供された場合は、IdP側の証明書環境に登録してください。
SP側のメタデータの移入
連携するInterstageシングル・サインオンシステムのメタデータを入手し、移入します。
SP側で認可に使用するロール情報を、IdP側から通知するための設定を行います。
接続情報の設定
SP側と接続するための情報を設定します。
IdP側のメタデータの移出
IdPとしてのメタデータを移出し、SP側に配布します。
SP側(Interstage シングル・サインオンシステム)の手順
SP側で、以下の作業を行ってください。
使用する各コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
SP側のデジタル署名用証明書の登録
SP側のデジタル署名用証明書を登録します。認証局証明書、中間認証局証明書がある場合は、事前に登録してください。なお、サイト証明書がデジタル署名用に使用できる場合は、この作業は不要です。
デジタル署名用証明書“C:\spcert.cer”を、ニックネーム“SPCERT”で登録します。
scsenter -n SPCERT -f C:\spcert.cer -o |
デジタル署名用証明書“/tmp/spcert.cer”を、ニックネーム“SPCERT”で登録します。
JAVA_HOME=/opt/FJSVawjbk/jdk6;export JAVA_HOME |
ssodeployコマンドを使用して、サーブレットアプリケーションとしてServletコンテナへ配備します。
認証サーバを構築するマシンのInterstage管理コンソールを使用して、認証サーバ間連携を行うための設定を行います。
SP側のメタデータの移出
Interstageシングル・サインオンシステムのメタデータをssoexpmetaコマンドで移出します。
SPの情報を“C:\spmeta.xml”に移出します。
ssoexpmeta -f C:\spmeta.xml -s |
SPの情報を“/tmp/spmeta.xml”に移出します。
JAVA_HOME=/opt/FJSVawjbk/jdk6;export JAVA_HOME |
IdP側の認証局証明書の登録
IdP側のデジタル署名検証用証明書に認証局証明書、中間認証局証明書がある場合は、事前にInterstage証明書環境に登録してください。
認証局証明書“C:\idproot.cer”を、ニックネーム“IDPROOTCERT”で登録します。
scsenter -n IDPROOTCERT -f C:\idproot.cer |
認証局証明書“/tmp/idproot.cer”を、ニックネーム“IDPROOTCERT”で登録します。
JAVA_HOME=/opt/FJSVawjbk/jdk6;export JAVA_HOME |
IdP側のメタデータの移入
IdP側のメタデータを入手し、ssoimpmetaコマンドで、接続情報を移入します。
相手シングル・サインオンシステム名に“IDP”、メタデータに含まれる証明書のニックネームに“IDPCERT”を指定して, “C:\idpmeta.xml”のメタデータを移入します。
ssoimpmeta -f C:\idpmeta.xml -n IDP -a IDPCERT |
相手シングル・サインオンシステム名に“IDP”、メタデータに含まれる証明書のニックネームに“IDPCERT”を指定して、“/tmp/idpmeta.xml”のメタデータを移入します。
JAVA_HOME=/opt/FJSVawjbk/jdk6;export JAVA_HOME |
HTTP-Artifact バインディングでSSL通信を行うための設定
HTTP-ArtifactバインディングでSSL通信を使用する場合、SSL通信を行うための設定が必要です。
運用に合わせてユーザ情報をカスタマイズします。
連携時に通知するユーザ情報の形式をもとに、ユーザ情報を変換するルールを記述したユーザ情報カスタマイズ定義ファイルを作成してください。
運用時に表示されるWebブラウザのメッセージを必要に応じてカスタマイズします。
Interstage管理コンソールを使用して、認証サーバを停止します。
Interstage管理コンソールを使用して、認証サーバ間連携サービスを起動します。
Interstage管理コンソールを使用して、認証サーバを起動します。