ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
FUJITSU Software

8.4.6 HTTP-ArtifactバインディングでSSL通信を行うための設定

  Web Browser SSOプロファイルで、SP先行型のRedirect->Artifact Bindingを使用する場合、SPは認証情報を取得するために、IdPと直接通信を行います。IdP側のアーティファクト解決サービス(ArtifactResolutionService)へのプロトコルがhttpsの場合、SP側でSSL通信できるように設定する必要があります。
  以下にSSLの設定手順を説明します。

  1. SSL定義の作成

    SP側で使用するSSL定義を作成します。SSL定義は、認証サーバを構築したマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [SSL] > [新規作成]タブで作成します。
    SSL環境定義の各項目については、以下のように設定してください。

    • 定義名

      SSL定義を識別する名前を指定してください。ここで指定した定義名をWebサービス設定ファイルに設定します。

    • サイト証明書のニックネーム

      SP側のサイト証明書を選択します。

    • プロトコルバージョン

      IdP側の設定に合わせます。

    • クライアント認証

      “しない”を選択します。

    • 暗号化方法

      IdP側の設定に合わせます。

    • 認証局証明書のニックネーム

      IdP側のサイト証明書の認証局証明書を選択します。

    各項目の詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

  2. Webサービス設定ファイルへのSSL定義の設定

    以下のWebサービス設定ファイルに、SP側で使用するSSL定義を設定します。(注)

    Webサービス設定ファイル名

      config.properties

    Webサービス設定ファイルの格納先


      C:\Interstage\F3FMsso\ssofsv\webapps\ssofsv\custom\conf

      /etc/opt/FJSVssofs/webapps/ssofsv/custom/conf


      手順1で作成したSSL定義名を“SPCLIENTSSL”とした場合の例です。

    com.fujitsu.interstage.isws.client.ssl.configname=SPCLIENTSSL

注)Webサービス設定ファイルについては、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“Webサービスの運用”-“Webサービス設定ファイル”を参照してください。