定義項目
項目名 | 省略値 | 範囲 | 説明 | 再起動要否 (※) |
---|---|---|---|---|
接続プール名 |
|
| JDBC接続プールの名前です。 | |
データソースクラス名 |
| 文字列 | データソースの実装クラスです。 | ○ |
リソースタイプ |
|
| データソースのインタフェース名です。リソースタイプを指定しなかった場合や、使用するデータソースクラスがリソースタイプに指定したインタフェースを実装していない場合には、javax.sql.DataSourceが指定された場合と同様の動作をします。 | ○ |
説明 |
| 文字列 | JDBC接続プールの説明文です。 | ○ |
追加プロパティ |
| ■プロパティ名:
■プロパティ値:
| プロパティの値の型がjava.util.Propertiesの場合、プロパティに「{[name=value[,name=value]...]}」という形式で値を指定します。nameとvalueには特殊文字の‘,’、‘=’を使用できません。 | ○ |
プール内の接続数 | ||||
初期および最小プールサイズ | 8 | 0~2147483647(個) | プール内の接続の最小数を指定します。この値は、プールを最初に作成する時のプールに含まれる接続数としても使用されます。 | × |
最大プールサイズ | 32 | 1~2147483647(個) | プールに含まれる接続の最大数を指定します。プール数が最大プールサイズに達し、すべての接続が使用中の場合、接続要求はキューに格納されます。使用中の接続が解放されると、キューにたまった要求が取り出されて処理が実行されます。 | × |
プールサイズ変更量 | 2 | 1~2147483647(個) | プールのサイズを最大プールサイズおよび最小プールサイズに対して拡大および縮小すると、一括処理でプールサイズが変更されます。 | × |
アイドルタイムアウト | 300 | 0~2147483647(秒) | プールで接続がアイドル状態のままでいられる最長時間(秒)を指定します。この時間を過ぎると、接続はプールから削除されます。0が指定された場合、接続はアイドルタイムアウトによって、プールから削除されることはありません。 | ○ |
最大待ち時間 | 60000 | 0~2147483647(ミリ秒) | プールに含まれる接続数が最大プールサイズに達し、すべての接続が使用中の場合、接続を要求するアプリケーションが接続タイムアウトになるまでに待つ時間(ミリ秒)を指定します。0が指定された場合、接続タイムアウトは発生しません。 | × |
接続検証 | ||||
接続検証 | true |
| 接続検証を有効にします。 注意 連携するデータベースがSymfoware ServerのNativeインタフェースの場合、Connection Managerの利用を推奨します。Connection Managerを使用する場合、接続検証を無効にしてください。Connection ManagerについてはSymfoware Serverのマニュアルを参照してください。 | × |
検証方法 | rollback |
| 接続を検証する方法を指定します。
注意 検証される接続がコンテナーのトランザクション中となる場合、 その接続を検証しません。 | × |
テーブル名 | 文字列 | 「検証方法」でtableを選択した場合は、ここでテーブル名を指定します。指定したテーブルに以下のようなSQL文を実行し、接続を検証します。
| × | |
すべての障害で | false |
| この設定を有効にした場合、1つの接続障害を検出すると、アプリケーションサーバはプールに含まれるすべての接続を閉じ、初期および最小プールサイズで指定した数だけ接続を再確立します。この際、クローズされた接続は接続検証に失敗した接続としてみなされます。 | × |
トランザクション管理 | ||||
非トランザクション接続 | false |
| トランザクション管理されていない接続を返します。 | × |
トランザクション開始後の接続のみ参加 | false |
| 本機能が有効なJDBCリソースの場合、JTAトランザクション開始後にオープンした接続だけトランザクションに参加します。 | × |
トランザクション遮断 | JDBCドライバによって設定されるデフォルトの遮断レベル |
| プール内で生成された接続が、指定されたトランザクション遮断レベルに設定されます。 | × |
遮断レベル | true |
| アプリケーションに返却される接続が、常にトランザクション遮断で指定した遮断レベルに設定されることを保証します。 | × |
詳細属性 | ||||
文のタイムアウト | -1 | -1~2147483647 | 異常に長い時間実行されているクエリーを終了させるまでの時間(秒)を指定します。
setQueryTimeout()メソッドの詳細は、java.sql.StatementインタフェースのJavaDOCやJDBCドライバのマニュアルを参照してください。 | × |
プーリング(注3) | true |
| Interstage側のプーリング機能を有効にします。JDBCドライバ側のプーリング機能を使用する場合は、この設定を無効に設定し、Interstage側のプーリング機能を無効にしてください。 | ○ |
リークタイムアウト | 0 | 0~2147483647 | 正常な接続に使われる最大時間(秒)を指定します。接続の使用時間がこの値を超えた場合、その接続にリークが発生したと見なします。 | × |
リーク再要求 | false |
| この設定を有効にした場合、リークが発生した接続は自動的にその物理接続を破棄します。 | × |
作成再試行回数 | 0 | 0~2147483647 | 新しい接続の作成に失敗した場合、再試行する回数を指定します。 | × |
再試行間隔 | 10 | 1~2147483647 | 接続の作成を再試行する間隔(秒)を指定します。この値は、再試行回数が 0 よりも大きい場合、有効となります。 | × |
監査証跡 | ||||
監査ログへのアクセス情報出力 | false |
| この設定を有効にした場合、Symfowareの監査ログにアクセス情報を出力します | ○ |
※:IJServerクラスタの再起動が必要かどうかを示しています。
○:再起動必要、×:再起動不要
アプリケーションからの初回アクセス時の設定値が有効になります。
監査ログへのアクセス情報出力機能を有効から無効に変更しても、CLIENT_INFとMODULE_INFに古い情報が出力する可能性があります。この場合プロセスを再起動してください。監査ログへのアクセス情報出力機能を無効から有効に変更しても、CLIENT_INFとMODULE_INFに情報が出力しない可能性があります。この場合プロセスを再起動してください。
JDBCドライバ側で提供されているプーリング機能を有効にすると、Interstage側のプーリング機能と冗長に動作する可能性があります。JDBCドライバ側のプーリング機能を有効にする場合は、Interstage側のプーリング機能を無効にしてください。
Interstage側のプーリング機能が無効の場合、以下のJDBC接続プールの定義項目は無効となります。
初期および最小プールのサイズ
最大プールのサイズ
プールサイズの変更量
アイドルタイムアウト
最大待ち時間
すべての障害で
SymfowareのJDBCドライバ側のプーリング機能はサポートしません。Symfowareを利用する場合、本設定をtrueに設定してください。
アプリケーションクライアントコンテナおよびJava SEスタンドアロンアプリケーションでJDBC接続プールを使用する場合、クライアント実行時の接続先であるInterstage Java EE DASサービスまたはIJServerクラスタのこの定義項目の設定変更後に再起動が必要です。これは、クライアントのプロセスで作成されるJDBC接続プールがInterstage Java EE DASサービスまたはIJServerクラスタの定義項目の値を使用するためです。
運用中に定義を変更すると、プールに含まれるすべての接続が削除されます。
関連情報
詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。
内容 | 参照先 |
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機能説明 | |
チューニング方法 | 「チューニングガイド」-「データベース連携環境のチューニング」 |
コマンド | asadminコマンドの以下のサブコマンド |
asadminコマンドでの定義項目名 | resources.jdbc-connection-poolの定義項目 |