本節では、通常業務ボリューム、およびSymfowareのデータベースが配置された業務ボリュームのLogical Unit(ディスク)単位バックアップ運用について説明します。
Logical Unit単位バックアップは、ETERNUS VX700 seriesのスナップショット機能を使用して、ボリュームのバックアップ/リストアを行います。
注意
AdvancedCopy Managerでバックアップ運用できるSymfowareのデータベーススペースは、rawデバイス上に配置されたものだけです。
概要
Logical Unit単位のバックアップ/リストアでは、Logical Unit(ディスク)を業務ボリュームとして管理し、バックアップ/リストアできます。Symfowareのデータベーススペースが配置されたバーティションを含む業務ボリュームの場合、Symfowareのデータベースの格納構造を意識せずに、データベーススペースという物理的に配置された構造で、バックアップ/リカバリーできます。
Symfowareは、管理対象サーバ内に配置されたデータベーススペースやロググループを、いろいろな業務の用途に合わせて、複数の動作環境を作成できます。この動作環境を、RDBシステム名という名前で区別します。AdvancedCopy Managerは、このRDBシステム名を元に、動作環境内のデータベースの表間のリレーションの整合性を破壊することなく、バックアップ/リカバリーします。Symfowareの概要全般は、『Symfoware Server RDB運用ガイド』を参照してください。