Red Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 6の場合
バックアップ管理、レプリケーション管理では、以下のデバイスをサポートしています。
sdドライバ資源
マルチパス資源(MPLB資源と Device Mapper Multipath資源)
管理の単位は、ディスクパーティション単位またはLogical Unit(ディスク)単位です。
AdvancedCopy Managerでは、通常デバイスに対するデバイス名として以下を使用します。
Linux OSが起動時に設定するデバイス名(互換デバイス名)
例) /dev/sda1 (ディスクパーティション単位の場合)
例) /dev/sda (Logical Unit単位の場合)
Linux OSのDevice Mapper機構により生成する "/dev/mapper/" で始まる形式のマルチパスデバイス名(Device Mapper Multipathデバイス名)
例) /dev/mapper/*p1 (ディスクパーティション単位の場合)
Linux OSのudev機構により生成するデバイス名(udevデバイス名)
例) /dev/disk/by-id/xxxxxxxx-part1 (ディスクパーティション単位の場合)
例) /dev/disk/by-id/xxxxxxxx (Logical Unit単位の場合)
(xxxxxxxxは、ディスクに設定されている識別情報から生成される情報)
例) /dev/disk/by-path/yyyyyyyy-part1 (ディスクパーティション単位の場合)
例) /dev/disk/by-path/yyyyyyyy (Logical Unit単位の場合)
(yyyyyyyyは、ディスクの位置情報から生成される情報)
udevデバイス名が存在する環境では、udevデバイス名を優先して使用します。udevデバイス名はby-id名とby-path名を使用できますが、by-id名とby-path名の両方が存在する環境の場合、by-id名を優先して使用します。
なお、udevデバイス名が存在する環境でも、互換デバイス名を使用して運用する場合は、デバイス情報取得/反映処理の前に、udevデバイス名を使用しないように、情報取得モードを変更しておく必要があります。詳細は、「10.3.16 stgxfwcmsetmode(情報取得モード設定コマンド)」を参照してください。
注意
Logical Unit(ディスク)単位で運用する場合は、「Logical Unit(ディスク)単位コピーを実施する場合の注意事項」を参照してください。
情報取得モードは、管理対象サーバ(Storageサーバ)ごとに設定できます。また、情報取得モードは、1つの管理対象サーバ内でudevデバイス名と互換デバイス名を混在して設定することはできません。
Device Mapper Multipath が導入されている環境で Device Mapper Multipath デバイスを使用する場合には、Device Mapper Multipath のデバイス名を使用してください(マルチパスの各パスを表す、互換デバイス名やudevデバイス名は使用しないでください)。
Logical Unit(ディスク)単位の運用を行う場合は、Device Mapper Multipathデバイスを設定することはできません。
EC(Equivalent Copy)機能を用いたバックアップ機能を使用する場合は、Device Mapper Multipathデバイスを、業務ボリュームおよびバックアップボリュームに設定することはできません。
EC(Equivalent Copy)またはREC(Remote Equivalent Copy)機能を使用する場合は、Device Mapper Multipathデバイスを、複写元ボリュームおよび複写先ボリュームに設定することはできません。
ETERNUSマルチパスドライバが導入されている環境でudevデバイス名を使用する場合は、by-id名を使用してください。by-id名が生成されていない場合は、by-id名が生成されるように設定を変更してください。
ETERNUSマルチパスドライバが導入されていない環境でudevデバイス名を使用する場合は、以下に注意してください。
by-id使用時のディスク交換、by-path使用時の接続構成変更の場合、udevデバイス名が変更になる可能性があります。udevデバイス名が変更になった場合、「9.5.5 デバイス構成の変更」の手順による対応が必要です。
udevデバイスをRAWデバイスにマッピングされている運用もサポートしています。
Red Hat Enterprise Linux AS v.4、Red Hat Enterprise Linux ES v.4の場合
バックアップ管理、レプリケーション管理では、以下のデバイスをサポートしています。
sdドライバ資源
マルチパス資源(MPLB資源)
管理の単位は、ディスクパーティション単位またはLogical Unit(ディスク)単位です。
AdvancedCopy Managerでは、通常デバイスに対するデバイス名として以下を使用します。
Linux OSが起動時に設定するデバイス名(互換デバイス名)
例) /dev/sda1 (ディスクパーティション単位の場合)
例) /dev/sda (Logical Unit単位の場合)
Linux OSのudev機構により生成するデバイス名(udevデバイス名)
例) /dev/disk/by-id/xxxxxxxx-part1 (ディスクパーティション単位の場合)
例) /dev/disk/by-id/xxxxxxxx (Logical Unit単位の場合)
(xxxxxxxxは、ディスクに設定されている識別情報から生成される情報)
例) /dev/disk/by-path/yyyyyyyy-part1 (ディスクパーティション単位の場合)
例) /dev/disk/by-path/yyyyyyyy (Logical Unit単位の場合)
(yyyyyyyyは、ディスクの位置情報から生成される情報)
udevデバイス名が存在する環境では、udevデバイス名を優先して使用します。udevデバイス名はby-id名とby-path名を使用できますが、by-id名とby-path名の両方が存在する環境の場合、by-id名を優先して使用します。
なお、udevデバイス名が存在する環境でも、互換デバイス名を使用して運用する場合は、デバイス情報取得/反映処理の前に、udevデバイス名を使用しないように、情報取得モードを変更しておく必要があります。詳細は、「10.3.16 stgxfwcmsetmode(情報取得モード設定コマンド)」を参照してください。
注意
Logical Unit(ディスク)単位で運用する場合は、「Logical Unit(ディスク)単位コピーを実施する場合の注意事項」を参照してください。
情報取得モードは、管理対象サーバごとに設定できます。また、情報取得モードは、1つの管理対象サーバ内でudevデバイス名と互換デバイス名を混在して設定することはできません。
ETERNUSマルチパスドライバが導入されている環境でudevデバイス名を使用する場合は、by-id名を使用してください。by-id名が生成されていない場合は、by-id名が生成されるように設定を変更してください。
ETERNUSマルチパスドライバが導入されていない環境でudevデバイス名を使用する場合は、以下に注意してください。
by-id使用時のディスク交換、by-path使用時の接続構成変更の場合、udevデバイス名が変更になる可能性があります。udevデバイス名が変更になった場合、「9.5.5 デバイス構成の変更」の手順による対応が必要です。