デバイス構成の変更とは、以下のことを指します。
マウント名の変更
FileSystem運用からRawDevice運用の変更
パーティションの容量変更(主にLUNの再作成)
パーティションの開始位置変更(主にLUNの再作成)
注意
バックアップ管理の場合、バックアップボリュームのサイズが業務ボリュームと同じである必要があります。詳細は、「11.1.1 全般的な注意事項」の「パーティションのサイズについて」を参照してください。
デバイス構成は、以下の手順で変更します。
本処理は、デバイス構成を変更するボリュームが格納されているディスク内の全ボリュームが対象となります。
対象のディスク内にバックアップ対象の業務ボリュームが存在するか確認します。
存在する場合は、「3.6.2.1 業務ボリュームの削除」を参照して、業務ボリュームの削除を行います。
対象のディスク内にバックアップボリュームが存在するか確認します。
存在する場合は、「3.6.2.2 バックアップボリュームの削除」を参照して、バックアップボリュームの削除を行います。
デバイス構成を変更します。
プライマリパーティションまたは拡張パーティション内の論理ドライブを削除した場合は、システムを再起動してください。
変更後のデバイス構成をAdvancedCopy Managerの管理簿に反映させるため、「3.4.4 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を参照して、AdvancedCopy Managerに対して、デバイス情報の変更処理を行います。
削除した業務ボリュームまたはバックアップボリュームを、バックアップ運用に再度組み込みます。
手順は、本マニュアルの「3.4.6 デバイスの運用種別設定」を参照してください。
ポイント
業務ボリューム/バックアップボリュームを削除する(手順1および2)前にデバイス構成を変更(手順3)した場合、履歴情報の削除やバックアップ同期処理のキャンセルができないために、業務ボリューム/バックアップボリュームの削除を行えないことがあります。この場合は、緊急操作モードを利用して、履歴情報の削除やバックアップ同期処理のキャンセルを行ってください。
緊急操作モードは、「10.2.2.7 swsthistdel(履歴情報削除コマンド)」および「10.2.2.9 swstcancelsync(バックアップ同期処理キャンセルコマンド)」を参照してください。
デバイス構成は、以下の手順で変更します。
本処理は、デバイス構成を変更するボリュームが格納されているディスク内の全ボリュームが対象となります。
対象のディスク内に複製ボリュームが存在するか確認します。
存在する場合は、「7.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照して、複製ボリュームの削除を行います。
デバイス構成を変更します。
プライマリパーティションまたは拡張パーティション内の論理ドライブを削除した場合は、システムを再起動してください。
変更後のデバイス構成をAdvancedCopy Managerの管理簿に反映させるため、「7.4.4 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を参照して、AdvancedCopy Managerに対して、デバイス情報の変更処理を行います。
削除した複製ボリュームを、レプリケーション運用に再度組み込みます。
手順は、「7.4.5 複製元ボリューム/複製先ボリュームの設定」を参照してください。
ポイント
複製ボリュームを削除する(手順1)前にデバイス構成を変更(手順2)した場合、複製解除ができないために、複製ボリュームの削除を行えないことがあります。この場合は、緊急操作モードを利用して、複製ボリュームの削除を行ってください。
緊急操作モードは、「10.4.1.3 swsrpdelvol(複製ボリューム情報削除コマンド)」を参照してください。