名前
stgxfwcmsetmode - 情報取得モードの設定と表示
形式
/opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmsetmode -udev {on | off | disp} /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmsetmode -udev_gds {on | off | disp} /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmsetmode -virt {kvm | none | disp}
機能説明
サーバで取得する情報の取得モードを設定します。また、現在設定されている取得モードを表示します。
仮想環境で運用する場合、仮想環境サポート機能を設定します。また、現在設定されている仮想環境サポート機能の内容を表示します。
本コマンドが正常終了したときは、末尾に"(SWSTGNODE=設定値)"が表示されます。「設定値」には、以下の文字列が表示されます。
環境変数SWSTGNODEが設定されている場合: 環境変数SWSTGNODEの値
環境変数SWSTGNODEが設定されていない場合: null
オプション
通常デバイスについて、udevで生成されたデバイスを使用するかを設定します。指定できる値は以下のとおりです。
on:udevで生成されたデバイスを使用します。
off:udevで生成されたデバイスを使用しません。
disp:udevで生成されたデバイスの使用可否の設定状況を確認します。
udev:on udevで生成されたデバイスを使用します。
udev:off udevで生成されたデバイスを使用しません。
PRIMECLUSTER GDSのSDXオブジェクト(スライス単位の運用時だけ)について、udevで生成されたデバイスを使用するかを設定します。指定できる値は以下のとおりです。
on:udevで生成されたデバイスを使用します。
off:udevで生成されたデバイスを使用しません。
disp:udevで生成されたデバイスの使用可否の設定状況を確認します。
udev:on udevで生成されたデバイスを使用します。
udev:off udevで生成されたデバイスを使用しません。
仮想環境サポート機能を使用するかを設定します。指定できる値は以下のとおりです。
kvm:KVMサポート機能を使用します。
none:仮想環境サポート機能を使用しません。
disp:仮想環境サポート機能の設定状況を確認します。
virt:kvm KVMサポート機能を使用します。
virt:none 仮想環境サポート機能を使用しません。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
udevで生成されたデバイスを使用しないように設定します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmsetmode -udev off stgxfwcmsetmode completed (SWSTGNODE=nodemgr) #
udevで生成されたデバイスの使用可否の設定状況を確認します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmsetmode -udev disp udev : on (SWSTGNODE=null) #
KVMサポート機能を使用するように設定します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmsetmode -virt kvm stgxfwcmsetmode completed (SWSTGNODE=nodeagt) #
仮想環境サポート機能の設定状況を確認します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmsetmode -virt disp virt:kvm (SWSTGNODE=nodeagt) #
注意事項
管理しているデバイス情報が存在している状態で、本コマンドを使用して設定を変更した場合、そのあとのデバイス情報取得/反映時に、デバイス情報が変更されたと通知される可能性があります。そのため、設定を変更する前に、バックアップ管理やレプリケーション管理の定義情報を削除しておく必要があります。
Symfowareと連携したバックアップ運用において、Symfowareのデータベーススペースの定義時にudev名を意識して利用する場合、“udevで生成されたデバイスを使用しない”の設定はしないでください。設定に誤りがあると、Symfoware関連情報を正しく取得できなくなる可能性があります。
udevパッケージが導入されていない環境で実行した場合、本コマンドはエラーとなります。