APPソフトウェアとセットアップユーティリティを利用する前に、設定情報を変更する必要があります。これらの設定情報は、appディレクトリ配下のサブディレクトリ(setup)内のファイルに保存されています。
db.properties:データベースのセットアップとアクセスの設定に関する情報を記録するファイルです。
以下の値は、CT-MG本体のデータベースのポート番号に合わせる必要があります。
db.url=jdbc:postgresql://localhost:[データベースのポート番号]/bssapp
db.port=[データベースのポート番号]
glassfish.properties:APP用ドメインの設定情報を記録するファイルです。
以下の項目は、メールを送信するSMTPサーバの情報を指定する必要があります。
MAIL_HOST=[SMTPサーバのホスト名]
MAIL_PORT=[SMTPサーバのポート番号]
以下の値は、APP用ドメインが使用するポート番号が既に使用されている場合、変更する必要があります。APP用ドメインが使用するポート番号一覧は、”導入ガイド”の”ポート番号”を参照してください。
glassfish.app.domain.portbase=8800
APP用ドメインのベースポート番号です。
APP用ドメインが使用するポート番号は、ベースポート番号から算出します。詳細は、”導入ガイド”の”付録A サーバ機能のセットアップ”を参照してください。
glassfish.app.domain.admin.port=8848
APP用ドメインのJavaEE実行環境管理用ポート番号です。APP用ドメインのベースポート番号+48を指定してください。
以下の値は、CT-MGのインストール先フォルダに合わせる必要があります。
GLASSFISH_HOME=[Java EEのホームフォルダ]
[Java EEのホームフォルダ]
【Windows】
%SWCTMG_HOME%¥glassfish3
【Linux】
/opt/FJSVctbss/glassfish3
以下の値は、ユーザー名/パスワードのユーザーポリシーに合わせて、必要に応じて変更してください。
glassfish.app.domain.admin.user=[APP用ドメインのJava EE 実行環境管理者のユーザー名(デフォルト:Administrator)]
glassfish.app.domain.admin.pwd=[APP用ドメインのJava EE 実行環境管理者のパスワード(デフォルト:User1234)]
glassfish.app.domain.master.pwd=[APP用ドメインのJava EE 実行環境管理者のマスターパスワード(デフォルト:changeit)]
configsettings.properties:APPの設定情報を記録するファイルです。本ファイル内の項目の値を設定する必要があります。詳細は”付録A APPの構成情報の設定”を参照してください。
インストールを実行すると、これらの設定はbssappデータベースに記録されます。
設定変更の手順は以下のとおりです。
appディレクトリ配下のサブディレクトリ(setup)にファイルを保存します。今後、修正が必要になったときのため、バックアップも作成してください。
対象のファイルをテキストエディタで開きます。
設定変更が必要な項目の値を、利用する環境に合わせて変更します。
注意
設定ファイルのポート番号には推奨値が設定されています。CT-MG本体のポート番号およびデータベースのポート番号を変更した場合、各設定情報に変更後のポート番号を指定してください。
各構成情報ファイルのAPPによる名前解決が必要なURLには、ホスト名あるいはlocalhostのいずれか一方を使用します。
ホスト名とlocalhostが混在しないようにしてください。configsettings.propertiesファイルのBSS_WEBSERVICE_URLの<server>は、本体用ドメインのサーバ証明書の所有者のCNで指定されている情報と同じである必要があります。
configsettings.propertiesファイルのAPP_BASE_URLは、以下の形式で設定してください。
APP_BASE_URL=http://<host>:<port>/fujitsu-bss-app
<host>はクライアントが名前解決に使用します。<host>には、クライアントからアクセスできるIPアドレスまたは名前解決できるホスト名を使用してください。<port>にはAPP用ドメインのHTTPリスナーのポート番号(デフォルト:8880)を指定してください。
glassfish.propertiesファイルのglassfish.app.domain.portbaseの設定値を変更した場合、<port>もデフォルト値から変更する必要があります。