Systemwalker Service Catalog Manager経由でのアクセス(ログインアクセス)を選択した場合は、アプリケーションのログイン・ログアウトの実装を修正し、プロビジョニングサービスAPIで定義されている適切なメソッドを実装する必要があります。
ログインおよびログアウトに必要な機能は、トークンハンドラー、カスタム・ログインモジュール、カスタム・ログアウトモジュール、ログアウトリスナに分かれています。
トークンハンドラーは、ユーザートークンからのユーザーIDの解決をSystemwalker Service Catalog Managerに要求します。そして、セッションオブジェクトを作成してユーザーIDをそのオブジェクトに保存します。さらに、解決済みユーザートークンを含んだ要求をカスタム・ログインモジュールに転送します。
カスタム・ログインモジュールは、ユーザーに追加の認証を要求せずに、アプリケーションへのログインを許可します。ユーザーは、Systemwalker Service Catalog Managerによってすでに認証されているため、追加の認証は不要です。このため、たとえばカスタム・ログインモジュールがユーザー名と省略時のパスワードをアプリケーションに渡すなどの処理をおこないます。すべてのログインを確実にSystemwalker Service Catalog Manager経由でおこなうには、アプリケーションへの直接ログインを無効にする必要があります。
カスタム・ログアウトモジュールはアプリケーション側のユーザーセッションを終了し、ユーザーをログアウトページにリダイレクトします。ログアウトページのURLはセッションサービスのdeleteServiceSessionメソッドが通知します。
ログアウトリスナは、ユーザーがログアウトしたとき、またはセッションのタイムアウトが発生したとき、その旨をSystemwalker Service Catalog Managerに通知します。
ログイン・ログアウトの実装の詳細は“アプリケーション開発ガイド 3.3 ログイン・ログアウトの実装”を参照してください。