アプリケーションサーバ機能のセットアップの手順について説明します。
セットアップコマンドの実行
スーパーユーザーでログインします。
Systemwalker Service Catalog Managerのアプリケーションサーバ機能をセットアップするサーバに、スーパーユーザーでログインします。
以下のコマンドを使って、セットアップを実行します。
/opt/FJSVctbss/setup/swctmg_setupAP.sh <パラメーター>
<パラメーター>の詳細は“4.2.2 セットアップ【Windows】”の“表4.2 セットアップのパラメーター一覧”を参照してください。
実行の確認
セットアップ実行確認のメッセージが表示されます。
実行する場合[y]を、停止する場合[n]を入力し、エンターキーを押してください。
swctmg_setup: INFO: 118: Are you sure you want to start setup Systemwalker Service Catalog Manager AP Server? (y/n)[n]
セットアップの開始
セットアップが開始すると、以下のメッセージが表示されます。
swctmg_setup: INFO: 125: Systemwalker Service Catalog Manager AP Server setup start.
完了の確認
セットアップが完了すると、以下のメッセージが表示されます。
swctmg_setup: INFO: 127: Systemwalker Service Catalog Manager AP Server setup end.
注意
アプリケーションサーバ機能のセットアップ開始から完了までは、10~数十分程度です。セットアップ中にコマンドを終了しないでください。
また、Systemwalker Service Catalog Managerをセットアップするサーバの負荷が高い場合などに、下記エラーメッセージが表示され、セットアップに失敗することがあります。
swctmg_setup: ERROR: 254: Failed to setup Java EE execution environment.
この場合、以下の設定を行い、セットアップコマンドを再度実行してください。
以下のファイルをテキストエディタで開きます。
/opt/FJSVctbss/setup/files/glassfish.properties
項目glassfish.domain.stop.waitSecondsおよびglassfish.domain.start.maxWaitSecondsの設定値をデフォルトより大きい値に変更し、ファイルを保存します。この設定は、セットアップコマンド内の処理で、JavaEE実行環境の停止および起動の完了を待ち合わせる時間(単位:秒)を示します。
例: glassfish.domain.stop.waitSecondsを90に、glassfish.domain.start.maxWaitSecondsを900に変更する場合
【変更前】
glassfish.domain.stop.waitSeconds=60
glassfish.domain.start.maxWaitSeconds=600
【変更後】
glassfish.domain.stop.waitSeconds=90
glassfish.domain.start.maxWaitSeconds=900
セットアップコマンドを再度実行します。
参考
セットアップコマンド実行に失敗した場合、コマンドプロンプトに表示されるメッセージを参照に対処してください。また、以下のログファイルを参照してください。
/var/opt/FJSVctbss/logs/swctmg_setup.log: セットアップコマンド全般
/var/opt/FJSVctbss/logs/swctmg_initdb.log:データベースの初期化
/var/opt/FJSVctbss/logs/build-db-ant.log:データベースのセットアップ
/var/opt/FJSVctbss/logs/build-glassfish-setup-ant.log:JavaEE実行環境のセットアップ