データベースサーバ機能のセットアップの手順について説明します。
注意
コマンドの説明で使用する環境変数“SWCTMG_HOME”は、インストーラがシステム環境変数として設定します。
コマンドはインストール完了後に起動したコマンドプロンプトで実行してください。
セットアップコマンドの実行
OS管理者としてログインします。
Systemwalker Service Catalog Managerのデータベースサーバ機能をセットアップするサーバに、OS管理者としてログインします。
以下のコマンドを使って、セットアップを実行します。
%SWCTMG_HOME%\setup\swctmg_setupDB <パラメーター>
<パラメーター>は、以下のパラメーターをNo.1から順に全て入力してください。また、各パラメーターの間に、半角空白を入力してください。Systemwalker Service Catalog Managerが使用するポート番号については、“A.1 ポート番号一覧”を参照してください。
No. | パラメーター名 | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | HOSTNAME | ○ | Systemwalker Service Catalog Managerアプリケ-ションサーバのホスト名またはIPアドレス。各ポータル画面へのアクセスURLに設定されます。“4.2 アプリケーションサーバ機能のセットアップ”を行うサーバのホスト名またはIPアドレスを指定してください。 例:10.0.0.1 |
2 | AS_BASE_PORT | ○ | Java EE実行環境(本体用ドメイン)のベースポート番号。本体用ドメインの各ポートが、本ベースポート番号に各ポート番号を加算した番号に設定されます。 例:8000 |
3 | AS_INDEXER_BASE_PORT | ○ | Java EE実行環境(インデクサ用ドメイン)のベースポート番号。インデクサ用ドメインの各ポートが、本ベースポート番号に各ポート番号を加算した番号に設定されます。 例:8400 |
4 | WEBSERVICE_LISTENER_PORT | ○ | Systemwalker Service Catalog Managerとアプリケーション間の通信に利用するポート番号 例:8082 |
5 | PGS_SERVER | ○ | localhostのみ使用可能です。 |
6 | PGS_PORT | ○ | データベースとの接続に利用するポート番号 例:5443 |
7 | SMTP_HOST | ○ | SMTPサーバのホスト名。 “2.1.1 インストール前の作業”で準備したSMTPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定してください。 例:smtp.example.com |
8 | SMTP_PORT | ○ | SMTPサーバのポート番号。 “2.1.1 インストール前の作業”で準備したSMTPサーバのポート番号を指定してください。 例:25 |
9 | AP_IP_ADDRESS | ○ | アプリケーションサーバのIPアドレス。データベースへの接続許可IPアドレスに設定されます。“4.2 アプリケーションサーバ機能のセットアップ”を行うサーバのIPアドレスを指定してください。 例:10.0.0.1 |
例:
%SWCTMG_HOME%\setup\swctmg_setupDB 10.0.0.1 8000 8400 8082 localhost 5443 smtp.example.com 25 10.0.0.1
注意
“表3.1 セットアップのパラメーター一覧”内、注意事項を参照し、各ポート番号を指定してください。
実行の確認
セットアップ実行確認のメッセージが表示されます。
実行する場合[y]を、停止する場合[n]を入力し、エンターキーを押してください。
swctmg_setup: INFO: 117: Are you sure you want to start setup Systemwalker Service Catalog Manager DB Server? (y/n)[n]
セットアップの開始
セットアップが開始すると、以下のメッセージが表示されます。
swctmg_setup: INFO: 124: Systemwalker Service Catalog Manager DB Server setup start.
完了の確認
セットアップが完了すると、以下のメッセージが表示されます。
swctmg_setup: INFO: 126: Systemwalker Service Catalog Manager DB Server setup end.
注意
データベースサーバ機能のセットアップ開始から完了までは、数分程度です。セットアップ中にコマンドを終了しないでください。
参考
セットアップコマンド実行に失敗した場合、コマンドプロンプトに表示されるメッセージを参照に対処してください。また、以下のログファイルを参照してください。
%SWCTMG_HOME%\logs\swctmg_setup.log: セットアップコマンド全般
%SWCTMG_HOME%\logs\swctmg_initdb.log:データベースの初期化
%SWCTMG_HOME%\logs\build-db-ant.log:データベースのセットアップ