Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0で改善された機能について説明します。
新Web GUI
旧版(Systemwalker Desktop Patrol V12.0L10まで)において、PC情報の参照やライセンスの管理運用を行っていた「Web総合メニュー」(旧称)の以下の点を改善しました。
操作権限に応じた設定/参照画面を表示させることにより、セキュリティ向上を図ります。
ログイン後、各画面からログオフできる機能を追加します。
ユーザの目的に合わせた機能単位の操作画面に改善します。
操作権限とは、「システムアカウント」、「部門管理アカウント(設定・参照)」、「ユーザアカウント」があります。
新Web GUIには、ログインが必要な「Systemwalker Desktop Patrol メインメニュー」とログインの必要のない「Systemwalker Desktop Patrol ダウンロードメニュー」があります。
さらに「Systemwalker Desktop Patrol メインメニュー」には、操作権限の違いにより以下の2つの初期メニューがあります。
「Systemwalker Desktop Patrol メインメニュー(設定および参照権)」
「Systemwalker Desktop Patrol メインメニュー(自PCの参照権のみ)」
システムアカウントのユーザIDおよび、部門管理アカウントのユーザIDでログインした場合に表示されます。
ユーザアカウントのユーザIDでログインした場合に表示される画面です。
ログインの必要のないダウンロード操作を行う画面です。
ポリシーグループ機能
ポリシーグループ機能とは、セキュリティパッチの適用スケジュールや適用動作、インベントリ収集スケジュール、またはコンテンツの配付条件といった、クライアントの動作ポリシーを、論理的なグループ毎に設定可能とする機能です。
上記の図で、記号の意味は以下のとおりです。
CS:「Systemwalker Desktop Patrol CS」
DS:「Systemwalker Desktop Patrol DS」
CT:「Systemwalker Desktop Patrol CT」
従来では動作ポリシーを変えるために、各拠点に複数の中継サーバを構築していましたが、PCを論理的なグループに所属させることにより、動作ポリシーを変えるための中継サーバは不要になります。
セキュリティ監査機能
PCのセキュリティに関する様々な脅威への対策として、以下のセキュリティ監査機能を提供します。
システムセキュリティの監査
ユーザセキュリティの監査
セキュリティ対策ソフトウェア(Systemwalker Desktopシリーズ)の監査
セキュリティ管理画面でセキュリティ監査情報を参照することで、問題のあるPCをいち早く監査することができます。
以下の情報を監査することができます。
BIOSパスワードの設定の有無
Windowsログオン状況(自動ログオン設定の有無など)
以下の情報を監査することができます。
スクリーンセーバの設定状況
Internet Explorerのセキュリティゾーンの設定状況
以下の情報を監査することができます。
Systemwalker Desktop Keeperによる各種抑止機能の設定状況
Systemwalker Desktop Encryptionによる暗号化機能の設定状況
Desktopシリーズ連携強化
Systemwalker Desktop V13シリーズ各製品との連携による総合的なセキュリティ対策機能を提供します。
「Systemwalker Desktop 統合コンソール」により、Systemwalker Desktop Patrolおよびその他のSystemwalker Desktopシリーズの管理画面を、統一したビューで表示/起動することができます。
なお、「Systemwalker Desktop 統合コンソール」を使用するには、統合コンソールがインストールされているPCのAdministratorsグループの権限が必要です。
「Systemwalker Desktop 統合コンソール」画面を以下に示します。
ランチャーから実行可能なメニューの内容は、統合コンソールをインストールする環境によって異なります。
Systemwalker Desktop Patrolで管理している構成情報(部門に基づく構成情報)をSystemwalker Desktop Patrolの機能により移出(CSV出力)し、Systemwalker Desktop keeperの管理サーバおよび論理グループに基づく構成情報に移入することができます。
また、クライアントにおけるSystemwalker Desktop Keeperのセキュリティ設定状況を監査できます。
クライアントにおけるSystemwalker Desktop Encryptionのセキュリティ設定状況を監査できます。
Systemwalker Desktop Patrolから、Systemwalker Desktop Inspectionに対してMACアドレス認証に用いる情報を移出することが出来ます。
Systemwalker Desktop Patrolのインベントリ情報の一つであるMACアドレスを移出することで、Systemwalker Desktop Inspectionの管理者の設定工数を省力化することができます。