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Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

2.13 CT動作パラメーター情報ファイル

印刷監視方式/メール制御方式や、クライアント(CT)に一時保存するログファイルのサイズ、ログオン直後に有効になるポリシーなど、クライアント(CT)の動作環境を変更する場合に使用する、CT動作パラメーター情報ファイルについて説明します。

ファイル名

DTKCTSetting.txt

使用用途

本ファイルは、管理サーバで、クライアント(CT)の動作環境を変更する場合に使用します。
設定情報は、CTポリシーとしてクライアント(CT)に通知されます。

本ファイルが"格納場所"に存在する場合、クライアント(CT)の動作環境が変更されます。したがって、クライアント(CT)の動作環境の変更が完了した後は、本ファイルを削除するか、格納場所以外の場所へ移動してください。

本ファイルによる印刷監視方式の変更は、一時的にクライアント(CT)の設定を変更する場合に使用します。設定値変更後に、CT動作パラメーター情報ファイルを削除、または格納場所以外の場所へ移動したあとは、次回のポリシー通知によって[端末動作設定]画面での設定値で動作します。

本ファイルの使用方法は、“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編”の“クライアント(CT)の動作設定を変更する”を参照してください。

格納場所

Windows Server® 2008、Windows Server® 2012以外の場合

[OSインストールドライブ]\Documents and Settings\All Users\Application Data\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper

Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合

[OSインストールドライブ]\ProgramData\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper

管理サーバのインストール時に、上記格納場所にサンプルファイル(DTKCTSetting_sample.txt)が作成されます。

ファイル形式

入力するファイルの項目名と説明は、以下のとおりです。

使用例

管理サーバ配下のすべてのクライアント(CT)を指定してメール送信管理ポートを587に変更する場合

# 管理サーバの変更を行う「CT動作パラメーター情報ファイル」
"A","ALL","","0","0","0","0","0","0","587"

クライアント(CT)をIPアドレスの範囲で指定する場合(代替管理サーバのIPアドレス、操作ログのファイルサイズ(50MB)、および禁止ログのファイルサイズ(20MB)を変更する場合)

# 管理サーバの変更を行う「CT動作パラメーター情報ファイル」
"I","192.168.0.20-240","192.168.4.10","50","20"
"I","192.168.1.20-240","192.168.4.10","50","20"
"I","192.168.2.20-240","192.168.4.10","50","20"

実行結果

CT動作パラメーター情報ファイルに設定された情報が、CTポリシーとしてクライアント(CT)に通知されると、CT動作パラメーター情報ファイル・実行ログが、管理サーバに出力されます。

出力先

Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合

[OSインストールドライブ]\ProgramData\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper

Windows Server® 2008、Windows Server® 2012以外の場合

[OSインストールドライブ]\Documents and Settings\All Users\Application Data\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper
ファイル名

DTKCTSetting.log

出力例
"2009/06/11 13:31:44","192.168.1.34","DTKPRJ-VISTA","192.168.4.10","50","20","0","0","0","0","0","0","0","0","0","0","0","0"

出力内容の詳細は、以下のとおりです。

No.

項目名

説明

1

応答日時

クライアント(CT)が、管理サーバから情報を受信した日時です。
YYYY/MM/DD HH:MM:SSの形式です。

2

CTのIPアドレス

応答したクライアント(CT)のIPアドレスです。
(IPv4アドレスで表示されます。IPv6アドレスしかない場合は何も表示されません)

3

CTのコンピュータ名

応答したクライアント(CT)のコンピュータ名です。

4

サーバIPアドレス
(代替管理サーバ)

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルのサーバIPアドレスの設定値です。

5

操作ログファイルのサイズ

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、操作ログファイルサイズの設定値です。

6

禁止ログファイルのサイズ

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、禁止ログファイルサイズの設定値です。

7

エラーログファイルのサイズ

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、エラーログファイルサイズの設定値です。

8

エラーログの保存日数

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、エラーログ保存日数の設定値です。

9

トレースログファイルのサイズ

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、トレースログファイルサイズの設定値です。

10

印刷監視方式(注)

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、印刷監視方式の設定値です。

11

メール送信監視用ポート番号

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、メール送信監視用ポート番号の設定値です。

12

メール添付禁止の監視方式(注)

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、メール添付禁止の監視方式の設定値です。

13

メール添付禁止通信用ポート番号

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、メール添付禁止通信用ポート番号の設定値です。

14

メール添付禁止通信用ポート番号2

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、メール添付禁止通信用ポート番号2の設定値です。

15

ログオン直後動作(注)

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、ログオン直後動作の設定値です。

16

メール送信時宛先確認メッセージ

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、メール送信時宛先確認メッセージの設定値です。

17

ダイヤルアップ接続の運用

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、ダイヤルアップ接続の運用の設定値です。

18

ネットワークドライブの互換記録

クライアント(CT)に通知された情報です。CT動作パラメーター情報ファイルの、ネットワークドライブの互換記録の設定値です。

注) 印刷監視方式、メール添付禁止の監視方式、ログオン直後動作については、CT動作パラメーター情報ファイルで設定する値と保守コマンドで表示されるCTの設定情報値が異なります。
CTの設定情報値については、印刷監視方式、メール添付禁止の監視方式は、“1.30.3 設定情報表示”を参照してください。ログオン直後動作は、“1.30.6 禁止設定情報表示(動作ポリシー)”を参照してください。