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Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

1.6 DTKCVDL.BAT(ログ情報の退避/参照ログの一括出力/ログの削除)

機能説明

データベースで管理されているSystemwalker Desktop Keeperの操作ログや禁止ログなどの「ログ情報」として記述されているすべてのテーブルを、テーブルごとにCSVファイルとして退避、およびデータベースに蓄積されているログの情報を一括してCSVファイルに出力します。さらに退避したテーブルをデータベースから削除します。
退避および削除するログ情報については、“1.13 DTKLGTB.EXE(ログ情報の退避)”を参照してください。また、データベースに蓄積されているログの情報については、“1.11 DTKLG1T.EXE(参照ログの個別出力)”を参照してください。

記述形式

DTKCVDL

オプション

なし

復帰値

[ERRORLEVEL] 0 :

正常終了

[ERRORLEVEL] 1 :

異常終了

コマンド格納場所

<データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\BackupCommand\DTKCVDL.BAT

実行に必要な権限/実行環境

内部使用コマンド

以下のコマンドを内部で使用しています。

本コマンド使用前に、内部で使用しているコマンドの使用方法および注意事項を確認してください。オプションについては、事前の設定が必要なコマンドもあります。

注意

  • コマンドの実行結果はコマンドプロンプト上に出力されます。実行結果を残すには、コマンド実行時に、リダイレクションで実行結果を出力するファイルを指定してください。

  • 使用環境に合わせて、編集する必要があります。編集方法は、“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“バックアップコマンドを利用する”の“バックアップコマンドを編集する”を参照してください。なお、データベースの名前、接続ユーザーID、パスワードについては、バックアップコマンド内でエラーチェックを行っていません。間違った値を設定した場合は、バックアップコマンドの実行時にエラーとなります。

  • 出力先のフォルダ内に同名のフォルダが存在した場合は、エラーとなります。

  • 削除にかかる時間は、削除するレコード数に応じて長くなります。1日分のデータの削除にかかる時間などを検証し、退避や削除として使用できる時間内に納まるように、退避対象日数、削除日数などの運用設計を行ってください。

  • 削除を行う場合Symfoware ServerからのディスクI/Oが非常に高くなり、Systemwalker Desktop Keeperのサーバ側サービスの処理に影響を与える可能性があります。削除処理に時間がかかる場合には、Systemwalker Desktop Keeperのサーバ側サービスを停止し、削除処理が終了したあとにサーバ側サービスを起動するような運用を検討してください。

  • 画面キャプチャ機能によりクライアント(CT)から採取された画面ハードコピーの画像ファイルは、クライアント(CT)が接続されている統合管理サーバまたは管理サーバ上に格納されます。データベースには、画像ファイルへのインデックス情報だけが「COMMONLOG2」テーブルに格納されます。退避処理や削除処理はインデックス情報だけが対象となり、画像ファイルは処理されません。

使用例/実行結果/出力形式

【保持しているすべてのログを退避する場合の使用例】
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\DB\BackupCommand>DTKCVDL
今日は2009/06/08です。
今日より30日前の、20090509以前のデータについて処理します。
2009/06/08 16:25:01  ログ情報をバックアップ・開始
2009/06/08 16:25:01
2009/06/08 16:25:01  データベース        :  DTKDB
2009/06/08 16:25:01  処理開始日          :  00000000
2009/06/08 16:25:01  処理終了日          :  20090509
2009/06/08 16:25:01  ディレクトリ        :  c:\DTKBKUP\BK20090509
2009/06/08 16:25:01  抽出キー            :  
2009/06/08 16:25:01
2009/06/08 16:25:02    ○  COMMONLOG1
2009/06/08 16:25:02        出力ファイル名  :  c:\DTKBKUP\BK20090509\COMMONLOG1.csv
2009/06/08 16:25:02        出力件数・・・・・・2件

      ~~(略)~~

2009/06/08 16:25:02  ログ情報をバックアップ・終了
2009/06/08 16:25:02
2009/06/08 16:25:02  ログビューア形式のログ情報をバックアップ・開始
2009/06/08 16:25:02
2009/06/08 16:25:02  データベース        :  DTKDB
2009/06/08 16:25:02  処理開始日          :  00000000
2009/06/08 16:25:02  処理終了日          :  20090509
2009/06/08 16:25:02  ログ種別            :  3
2009/06/08 16:25:02  出力ファイル        :  c:\DTKBKUP\LV20090509\アプリケーション起動禁止ログ.csv
2009/06/08 16:25:02  抽出キー            :  
2009/06/08 16:25:02
2009/06/08 16:25:02    ○  アプリケーション起動禁止ログ
2009/06/08 16:25:02        出力ファイル名  :  c:\DTKBKUP\LV20090509\アプリケーション起動禁止ログ.csv
2009/06/08 16:25:02        出力件数・・・・・・0件
2009/06/08 16:25:02
2009/06/08 16:25:02  ログビューア形式のログ情報をバックアップ・終了

      ~~(略)~~

2009/06/08 16:25:07  ログ情報を削除・開始
2009/06/08 16:25:07
2009/06/08 16:25:07  データベース        :  DTKDB
2009/06/08 16:25:07  処理開始日          :  00000000
2009/06/08 16:25:07  処理終了日          :  20090509
2009/06/08 16:25:07  削除指示            :  -Y
2009/06/08 16:25:07  抽出キー            :  
2009/06/08 16:25:07
2009/06/08 16:25:08    ○  COMMONLOG1
2009/06/08 16:25:08        2009/02/01を処理  ・・・  2件削除
2009/06/08 16:25:08        削除件数・・・・・2件

      ~~(略)~~

2009/06/08 16:27:19
2009/06/08 16:27:19  ログ情報を削除・終了