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Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

1.5 DTKBKDL.BAT (ログ情報の退避/ログの削除)

機能説明

データベースで管理されているSystemwalker Desktop Keeperの操作ログや禁止ログなどの「ログ情報」として記述されているすべてのテーブルを、テーブルごとにCSVファイルとして退避して、退避したテーブルをデータベースから削除することができます。

退避および削除できるログ情報については、“1.13 DTKLGTB.EXE(ログ情報の退避)”を参照してください。

記述形式

DTKBKDL  <StartDate>  <EndDate>

オプション

<StartDate> :

処理するデータの開始日付を西暦(数字8桁)で入力します。値の範囲は、「20010000」~「20349999」、および「00000000」です。「20010000」~「20349999」の下4桁について、西暦にない値を入力した場合は、以下の日付を指定したことになります。

  • 下4桁に「0000」を指定した場合

    指定した年の1月1日が開始日となります。

  • 下4桁に「1232」~「9999」を指定した場合

    指定した年の翌年の1月1日が開始日となります。

  • 下2桁に「00」を指定した場合

    指定した月の1日が開始日となります。

  • 下2桁に「月末日の翌日」~「99」を指定した場合

    指定した月の翌月の1日が開始日となります。

なお、「00000000」を入力すると、データベースにデータが蓄積され始めたときからを指定したことになります。

<EndDate> :

処理するデータの終了日付を西暦(数字8桁)で入力します。値の範囲は、<StartDate>の値以上で、「20010000」~「20349999」です。「20010000」~「20349999」の下4桁について、西暦にない値を入力した場合は、以下の日付を指定したことになります。

  • 下4桁に「0000」を指定した場合

    指定した年の前年の12月31日が終了日となります。

  • 下4桁に「1232」~「9999」を指定した場合

    指定した年の12月31日が終了日となります。

  • 下2桁に「00」を指定した場合

    指定した月の前月の月末日が終了日となります。

  • 下2桁に「月末日の翌日」~「99」を指定した場合

    指定した月の月末日が終了日となります。

コマンドのオプションに、空白などの文字を含むオプションは指定できません。

復帰値

[ERRORLEVEL] 0 :

正常終了

[ERRORLEVEL] 1 :

異常終了

コマンド格納場所

<データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\BackupCommand\DTKBKDL.BAT

実行に必要な権限/実行環境

内部使用コマンド

以下のコマンドを内部で使用しています。

本コマンド使用前に、内部で使用しているコマンドの使用方法および注意事項を確認してください。オプションについては、事前の設定が必要なコマンドもあります。

注意

  • コマンドの実行結果はコマンドプロンプト上に出力されます。実行結果を残すには、コマンド実行時に、リダイレクションで実行結果を出力するファイルを指定してください。

  • 使用環境に合わせて、DTKBKDL.BATを編集する必要があります。編集方法は、“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“バックアップコマンドを利用する”の“バックアップコマンドを編集する”を参照してください。なお、データベースの名前、接続ユーザーID、パスワードについては、バックアップコマンド内でエラーチェックを行っていません。間違った値を設定した場合は、バックアップコマンドの実行時にエラーとなります。

  • 出力先のフォルダ内に同名のフォルダが存在した場合は、エラーとなります。

  • 削除にかかる時間は、削除するレコード数に応じて長くなります。1日分のデータの削除にかかる時間などを検証し、退避や削除として使用できる時間内に納まるように、退避対象日数、削除日数などの運用設計を行ってください。

  • 削除を行う場合、Symfoware ServerからのディスクI/Oが非常に高くなり、Systemwalker Desktop Keeperのサーバ側サービスの処理に影響を与える可能性があります。削除処理に時間がかかる場合には、Systemwalker Desktop Keeperのサーバ側サービスを停止し、削除処理が終了したあとにサーバ側サービスを起動するような運用を検討してください。

  • 画面キャプチャ機能によりクライアント(CT)から採取された画面ハードコピーの画像ファイルは、クライアント(CT)が接続されている統合管理サーバまたは管理サーバ上に格納されます。データベースには、画像ファイルへのインデックス情報だけが「COMMONLOG2」テーブルに格納されます。退避処理や削除処理はインデックス情報だけが対象となり、画像ファイルは処理されません。

使用例/実行結果/出力形式

【保持しているすべてのログを退避する場合の使用例】
	C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\DB\BackupCommand>DTKBKDL 20010000 20349999
2009/06/08 16:08:24  ログ情報をバックアップ・開始
2009/06/08 16:08:24  
2009/06/08 16:08:24  データベース        :  DTKDB
2009/06/08 16:08:24  処理開始日          :  20010000
2009/06/08 16:08:24  処理終了日          :  20349999
2009/06/08 16:08:24  ディレクトリ        :  c:\DTKBKUP\BK20349999
2009/06/08 16:08:24  抽出キー            :  
2009/06/08 16:08:24  
2009/06/08 16:08:24    ○  COMMONLOG1
2009/06/08 16:08:24        出力ファイル名  :  c:\DTKBKUP\BK20349999\COMMONLOG1.csv
2009/06/08 16:08:26        出力件数・・・・・・3,209件
2009/06/08 16:08:26  

      ~~(略)~~

2009/06/08 16:09:20    ○  FILEACCESSLOG
2009/06/08 16:09:21        2009/06/08を処理・・・3件削除
2009/06/08 16:09:21        2009/06/05を処理・・・1件削除
2009/06/08 16:09:21        2009/06/04を処理・・・52件削除
2009/06/08 16:09:21        2009/05/22を処理・・・6件削除
2009/06/08 16:09:22        2009/05/21を処理・・・23,259件削除
2009/06/08 16:10:26        削除件数・・・・・23,321件
2009/06/08 16:10:26  
2009/06/08 16:10:26  ログ情報を削除・終了