FUJITSU Software Linkexpress 運用ガイド
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第7章 Linkexpressの操作> 7.3 DB連携> 7.3.3 データ格納処理に異常が発生した時の対処方法

7.3.3.4 DBサービス管理情報の復旧方法

Linkexpressが管理しているDBサービス管理情報は、停電やシステムダウンの発生によって実際の運用状況と矛盾が発生することがあります。実際には運用中でないDBサービスが"処理中"のステータスにあると、新規の処理要求は受け付けられません。また、業務定義からDB格納処理を実施している場合、業務の強制終了を行ってもDB格納用コマンドはキャンセルされないため、DB格納処理は継続されます。この状況で、サーバ再起動が実行された場合、DBサービス管理情報に矛盾が発生します。

新規の処理要求を行うには、DBサービス管理情報の復旧を行う必要があります。

DBサービス管理情報の復旧は、lxrstsvコマンドの投入、またはDB連携ウィンドウの[定義]-[復旧]コマンドで行います。復旧処理はDBサービスグループ単位に指定してください。

lxrstsvコマンドについては「コマンドリファレンス」の「9.5 lxrstsvコマンド」を参照してください。

DBサービス管理情報の復旧を行った場合、矛盾が発生しているDBサービスのステータスは"異常終了"となります。

備考. なお、矛盾が発生していないDBサービスの状態には影響ありません。しかし、DBサービス管理情報の復旧を頻繁に行うことは性能劣化の原因となるおそれがあります。システム起動時に一度だけ実行するなどの運用をお勧めします。


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