FUJITSU Software Linkexpress 運用ガイド |
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第3章 DB連携機能 | > 3.1 データベースの格納方法のカストマイズ | > 3.1.6 利用者カストマイズ出口の作成方法 |
利用者カストマイズ出口が終了するときの復帰インタフェースについて説明します。
終了ステータスは、利用者カストマイズ出口がDB連携機能に通知できる共通の手段です。DB連携機能は終了ステータスの値で利用者カストマイズ出口の処理結果を判断します。利用者カストマイズ出口が終了ステータスを通知しない場合、DB連携機能の動作は保証されません。終了ステータスとDB連携機能の動作の関係は以下のとおりです。
利用者カストマイズ出口が正常終了したと判断し、処理を継続します。DB連携機能はメッセージを出力しません。
利用者カストマイズ出口の処理が異常終了したと判断し、その旨をメッセージ「DB18001」 (「メッセージ集」参照)で通知して異常終了します。
また、終了ステータスについて、以下の注意事項があります。
exitシステム・コールを使用して終了ステータスを指定してください。終了ステータスの設定方法については、システム関連のマニュアルを参照してください。
また、UNIXシステムでシェルスクリプトを利用者カストマイズ出口として使用する場合、シェルが提供しているexitコマンドを指定してください。
利用者が終了ステータスとして使用できる値は、サーバのシステムに応じて下表を参考にしてください。利用者は異常終了時の終了ステータスを自由に意味づけることができます。デバッグなどに使用してください。なお、DB連携機能は異常終了時の終了ステータスを区別しません。
注) 終了ステータスとして以下の値は使用しないでください。これらの値を使用した場合、DB連携機能の動作は保証されません。
DB連携機能は、利用者カストマイズ出口配下のプロセスについて関知しません。利用者カストマイズ出口で配下のプロセスの処理結果を認識してください。
標準出力(stdout)に出力したメッセージの先頭から最大80バイトの文字列をシステム間連携情報としてDBサービス管理情報に保持します。本情報はDBサービス状態通知機能で相手システムに通知できます。
DBサービス状態通知時にコード変換を行う場合、本情報もコード変換の対象となります。コード変換エラーが発生する文字を使用しないよう注意してください。
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