FUJITSU Software Linkexpress 運用ガイド |
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第1章 データ転送機能 | > 1.2 ファイル転送機能 |
ファイル転送は、起動側システムが行うファイル転送と、応答側システムが行うファイル転送の2種類に大きく分けられます。Linkexpressはそれぞれ以下の機能として提供しています。
起動側ファイル転送は以下の機能から利用してください。
応答側ファイル転送は以下の機能から利用してください。
注) 利用者が応答処理を作成しないで実行する応答側ファイル転送です。
Linkexpressサーバは、以下の転送プロトコルをサポートしています。
転送プロトコルの説明は、「解説書」の「3.1.1 機能説明」を参照してください。また、転送プロトコルは、プラットホーム、および製品によってサポート有無が異なります。詳細は「解説書」の「3.1.4 機能面の差異」を参照してください。
なお、全ての転送プロトコルは、冗送設計となっています。冗送設計とは、ファイル転送の起動側システム(ファイル転送の要求側)と応答側システムで正常/異常の判断が異なる場合、起動側システムで異常を検知します。起動側システムで異常を検知した場合、ファイル転送のリトライ処理が可能となり、応答側システムでは二重(冗送)でデータを受信することがあります。
このため、冗送が発生することを考慮して、システム運用の設計を行ってください。
ただし、FTPプロトコルを除くその他のプロトコルでは、最終応答電文の通知に失敗した場合のみ冗送が発生します。最終応答電文の通知失敗は非常に稀なタイミングです。
ファイル転送の連携システム(相手システム)は、以下の転送プロトコルをサポートしているシステムが当てはまります。
注1) Linkexpress Enterprise Edition、またはLinkexpress Advanced EditionがTCP/IP(HTTP系)をサポートしています。
注2) LinkexpressはFNA3手順の2次側として動作します。また、HP-UX版、Linux版、およびAIX版のLinkexpressではFNAは使用できません。
注3) Linkexpress Enterprise Edition、またはLinkexpress SAN optionがSANをサポートしています。
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