FUJITSU Software Linkexpress 運用ガイド |
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第1章 データ転送機能 |
Linkexpressのデータ転送機能では、ファイル転送、ジョブ連携、およびメッセージ転送の機能を提供しています。これらの機能は業務定義、利用者プログラム、およびファイル転送コマンドなどから利用することができます。(注)
データ転送機能が提供するこれらの機能について説明します。
注) 業務定義はメッセージ転送をサポートしていません。
ファイルを送受信する機能です。
起動側システムのファイル転送として起動側ファイル送信と起動側ファイル受信があります。(注)
応答側システムのファイル転送として応答側ファイル送信と応答側ファイル受信があります。(注)
注) "起動側"、または"応答側"という表現をせず、ファイル送信、ファイル受信と表現することがあります。
自システム、または相手システムのプログラムやバッチファイルを起動する機能です。自システムのジョブを自側ジョブ、相手システムのジョブを相手側ジョブと言います。
相手側ジョブ起動で発生するシステム間連携では、応答側システムの処理を相手システムのLinkexpressが行います。利用者が応答側システムの処理を意識、作成する必要はありません。ただし、ジョブは利用者が作成・準備する必要があります。
相手システム上の利用者プログラムやコンソールにメッセージを送る機能です。
メッセージ転送では、メッセージを送信するシステムが起動側システム、メッセージを受信するシステムが応答側システムに固定されています。
ファイル転送やメッセージ転送などのシステム連携では、能動的に処理を行うシステムを起動側システム、受動的に処理を行うシステムを応答側システムと呼びます。通信を行う場合、必ず片方のシステムが起動側システム、もう片方が応答側システムとなります。
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