FUJITSU Software Linkexpress 導入ガイド
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第9章 セキュリティの設定(Linkexpressサーバ)> 9.2 システムのセキュリティ情報の設定

9.2.3 利用者資源に対するアクセス権の設定

業務定義やDBサービス定義で指定した利用者資源(作業用ディレクトリ、ファイルなど)については、Linkexpressが使用する前に作成しておいてください。また、Linkexpressの各種コマンドがアクセスできるよう、アクセスを設定しておく必要があります。

入力用ファイル : 読込
出力先ファイル : 書込
ディレクトリ : 実行

また、Linkexpressが各種定義で指定された利用者資源を削除することはありません。

セキュリティチェック時の参照情報

システム間連携のセキュリティ情報の省略値

Linkexpressでは、応答側システムのネットワーク定義でlogonオペランドにyes(利用者認証あり)を指定したシステム連携の場合に利用者認証を行います。logonオペランドの省略値はyes(利用者認証あり)です。logonオペランドにno(利用者認証なし)を指定すると、起動側システムで相手側セキュリティ情報の設定を省略することができます。

なお、logonオペランドにno(利用者認証なし)を指定した場合、応答側システムが自側セキュリティ情報を設定しているかどうかにより、採用されるセキュリティ情報および実行時の権限が以下のように変化します。

注) 業務定義のセキュリティ情報の省略値を参考にしてください。

Linkexpressが設定するセキュリティ情報の省略値

業務定義、およびファイル転送コマンドでは、セキュリティ情報の指定を省略した場合にLinkexpressが省略値を設定します。採用される値は以下のとおりです。また、PCサーバとUNIXサーバを接続する場合は相互のシステムで自側および相手側の利用者名とパスワードを設定してください。

注) PCサーバでセキュリティ情報を省略して運用する際には、利用者名"guest"のパスワードを""(なし)に変更してください。
UNIXサーバでセキュリティ情報を省略して運用する際には、利用者名"lnkexp"とパスワード"lnkexp0"を事前にシステムに登録してください。


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